施工管理の転職ノウハウ

サブコン大手15社の特徴を徹底比較!サブコンへの転職に必要な資格・スキルも解説

サブコンへの転職はどんなメリットがあるの?
どこが大手サブコンにあたる?
サブコンに転職するにはどんな資格やスキルが必要なの?

こんな疑問にお答えします。

この記事でわかること

  1. サブコンとゼネコンの違い

  2. 大手サブコン企業15社の概要と強み

  3. サブコンへの転職が向いている人の特徴

  4. サブコンで活躍するための資格・スキル

サブコンには、大手から中小までさまざまな規模や特色があります。
そのため、どのように転職先の企業を選べばよいのか迷っている方もおられることでしょう。

この記事では大手サブコン企業15社の概要を紹介します。
サブコンへの転職が向いている人の特徴や、役立つ資格についても解説しています。

建設業界でのキャリアアップを目指す方は、ぜひ最後までお読みください。

こんな方におすすめ

  • 建設業界で働く若手社員
  • 建設業界に就職したい人
  • 大手サブコン企業について知りたい人

サブコン企業とは?

サブコンとは、建築工事における設備関係の仕事を専門に請け負う会社のことです。
サブコンはサブ・コントラクター(Sub Contractor)の略で、ゼネコンの下請け業者を意味します。

サブコンの仕事には、主に以下の4つの分野があります。

  • 電気設備工事
  • 空調設備工事
  • 衛生設備工事
  • 消防設備工事

これらの設備工事全般を行う総合設備会社と、特定の分野に特化した設備会社の2種類に分けられます。

サブコンは工事の進行だけでなく、完成後の建物の維持管理にも関わります。
建設業はこの『重層下請構造』の上に成り立っており、サブコンはなくてはならない存在といえるでしょう。

  • 大手求人サイトで全国トップクラスに輝いたアドバイザーが在籍
  • 年収1000万円以上になった方も
  • 年収350万円以上の大幅UP事例もあり
  • 業界特化で「分かっている」提案。企業知識が段違い
  • 休日や夜間でも専属アドバイザーが対応

サブコンとゼネコンの関係性

日本の建設業界では、ゼネコンが発注者から工事全体を受注し、設備工事を下請け業者に一括発注する『一式請負』が一般的です。

ゼネコンが工事全体を管理し、サブコンがゼネコンの指示に従って設備工事を行う方式です。
そのため、サブコンとゼネコンは上下関係にあるといえます。

『一式請負』以外の形式として『別途工事』というものがあります。
これは、発注者がゼネコンとサブコンにそれぞれ直接発注する方法です。

ゼネコンとサブコンが同じ下請けの立場で、発注者と直接契約することになります。

『別途工事』のメリットは、ゼネコンのマージンがなくなるため、下請けコストが安くなることです。

この場合のゼネコンとサブコンの関係は対等ですが、ゼネコンとの関係で仕事のやり方や収入に差が出ることもあります。

サブコンへの転職を考える際には、自分のキャリアやライフスタイルに合ったサブコンを選ぶことが大切です。

電気設備系・大手サブコン企業

ここでは、電気設備系で大手と呼ばれるサブコン企業を9社紹介します。
※年収は求人ボックスを参照

電気設備系サブコン大手9社

  1. ユアテック
  2. 関電工
  3. トーエネック
  4. きんでん
  5. 中電工
  6. 九電工
  7. 住友電設
  8. 明電舎
  9. 日本電設工業

ユアテック

会社名

株式会社ユアテック

設立

1944年(昭和19年)10月

従業員数

3,750人 (2023年4月1日現在)

資本金

78億390万円

会社URL

http://www.yurtec.co.jp/

参照:ユアテック

ユアテックは、東北電力グループの総合設備エンジニアリング会社です。

電気設備工事、空調・管工事、情報通信工事、土木建築工事を手掛けています。
再生可能エネルギー関連工事や海外工事にも積極的に取り組む企業です。

安全・安心で快適な社会・ビジネス環境のため、設計・施工から維持管理・メンテナンスまでワンストップでサポートしています。

ユアテックの平均年収は約695万円です。
これは資本金10億円以上の国内企業の平均年収(約615万円)の約1.1倍になります。

社会インフラのライフラインに関わる公共性の高い事業を展開し、収益性の高い企業として、高い給与水準を維持しています。

関電工

会社名

株式会社関電工

設立

1944年(昭和19年)9月1日

従業員数

7,682名(2023年3月末現在)

資本金

102億6,400万円(2023年3月末現在)

会社URL

https://www.kandenko.co.jp/

参照:関電工

関電工は東京電力系列の総合設備会社として、電気設備工事業界をリードしてきました。
電気設備工事の分野では、屋内線・環境設備、情報通信設備、電力設備の分野で多くの特許を保有しています。

関電工の主な事業は、電気設備工事、空調・給排水設備工事、情報通信関連工事、電力設備工事、リニューアル工事、発電事業などです。

これらの事業を通じて、社会インフラの整備やエネルギーの安定供給に貢献しています。
また、南極観測隊に社員を派遣するなど、環境や科学に関する活動も行っています。

関電工の平均年収は約745万円です。
これは資本金10億円以上の日本企業の平均年収(約615万円)の約1.2倍となっています。

トーエネック

会社名

株式会社トーエネック

設立

1944年(昭和19年)10月1日

従業員数

4,808名(2023年3月31日現在)

資本金

76億8,000万円 (2023年3月31日現在)

会社URL

https://www.toenec.co.jp/

参照:トーエネック

トーエネックは中部電力グループの総合設備会社です。
中部電力管内の各県を拠点に、電力・空調・通信などの設備工事を中心とするエネルギー事業、商品販売などを展開しています。

トーエネックの強みは、異なる事業分野を組み合わせたトータルソリューションを提供できることです。
提案から施工、メンテナンスまでワンストップで行うことで、高品質で安全な施設をお客様に提供しています。

また、長期的な視点に立ち、将来のメンテナンスやリニューアルも提案しています。
教育センターで社員のスキルアップを支援するとともに、独自の技術・サービス開発にも取り組んでいます。

トーエネックの平均年収は約714万円となっています。

きんでん

会社名

株式会社きんでん

設立

1944年(昭和19年)8月

従業員数

8,328名 (2023年3月末日現在)

資本金

264億円 

会社URL

https://www.kinden.co.jp/

参照:きんでん

きんでんは、関西電力の工事部門として長い歴史を持ち、電気設備工事において高い技術力と信頼性を誇ります。

電気設備、計装設備、情報通信設備、空調衛生設備、インテリア設備、再生可能エネルギー、ESCO関連が主な事業です。

配電工事や送電線工事などの電気工事が売上の中心ですが、情報通信設備や空調設備などの環境関連工事にも事業を拡大しています。

きんでんの2022年度の平均年収は約887万円でした。
これは資本金10億円以上の日本企業の平均年収(約615万円)の約1.4倍にあたります。

きんでんは優秀な電気設備サブコン企業として高い給与水準を維持していると言えるでしょう。

中電工

会社名

株式会社 中電工

設立

1944年(昭和19年)9月29日

従業員数

3,577名(2023年4月)

資本金

34億8,190万5,850円

会社URL

https://www.chudenko.co.jp/

参照:中電工

中電工株式会社は、電気・空調・給排水などの快適設備から情報通信・環境分野までを提供する総合設備エンジニアリング会社です。

1944年に広島で設立された中電工は、中国電力から多様な案件を受注している中国地方最大級の電気工事会社になります。

無借金経営で安定した経営基盤を有し、持続可能な社会の実現に貢献しています。

屋内電気工事、空調管工事、情報通信工事、配電線工事、送変電所地中線工事などの設計・施工が事業内容です。

2022年の平均年収は約742万円で、建設業界の平均を上回っています。

九電工

会社名

株式会社九電工

設立

1944年(昭和19年)12月

従業員数

6,931名 (2023年4月1日現在)

資本金

125億6,156万円(2023年4月1日現在)

会社URL

https://www.kyudenko.co.jp/

参照:九電工

九電工は、電気設備工事や配電線工事などのインフラ事業を中心に、多彩な事業を展開する総合設備企業です。

電気設備工事における高い技術力と品質、配電線工事における豊富な経験とノウハウなど、九電工の強みは多岐にわたります。
株式会社エルゴテックを子会社化することで、総合設備業者としての競争力をさらに高めました。

ICTソリューションや再生可能エネルギー事業など、DXでチャレンジングな新規事業分野にも積極的に取り組んでいます。

九電工の2023年度の平均年収は約677万円で、福岡県内では比較的高い水準にあると言えるでしょう。

九電工では、バイタリティにあふれ、あきらめず、時代の変化に柔軟に対応できる人材を求めています。

住友電設

会社名

住友電設株式会社

設立

1950年(昭和25年)4月

従業員数

1,707名(2023年3月末)

資本金

64億4,043万円

会社URL

https://www.sem.co.jp/

参照:住友電設

住友電設は、住友電気工業株式会社の連結子会社です。
電気工事、情報通信工事、電力工事、空調工事、プラント工事など、総合設備工事を幅広く手掛けています。

同社の魅力は、多種多様な工事に柔軟に対応できる高い技術力と、安全で高品質なエンジニアリングサービスを提供する施工力です。

環境分野やIT分野でも施工実績を積み重ね、時代のニーズに応える高度な技術力で機能性と快適性を追求しています。

さらに、住友電設は海外での事業も積極的に行い、アジアを中心に8カ国で事業を展開しています。

2022年度の住友電設の平均年収は、上場企業や建設業界の平均年収を上回る約784万円でした。

明電舎

会社名

株式会社 明電舎

設立

1917年(大正6)6月1日

従業員数

4,039名(2023年3月31日現在)

資本金

170億7,000万円(2023年3月31日現在)

会社URL

https://www.meidensha.co.jp/

参照:明電舎

明電舎は1897年創業の、長い歴史のある企業です。
モータ制御技術のノウハウを活かし、産業用物流製品、電鉄用システム、プラント建設工事、発電システムなどの研究開発に取り組んできました。

日本全国に支店・営業所を置き、中国、インド、シンガポール、タイ、ドイツ、アメリカなど世界各地に拠点を持つグローバル企業として成長しています。

明電舎は、電力インフラ、水処理、鉄道、産業システムなど多様な分野で設備エンジニアリングサービスを提供し、国内外で幅広い事業を展開。
創業以来、先駆的な製品を開発し、社会の発展に貢献しています。

2022年の平均年収は約736万円と報告されています。

日本電設工業

会社名

日本電設工業株式会社

設立

1942年(昭和17年)12月15日

従業員数

2,509名(2023年3月31日現在)

資本金

84億9,429万円

会社URL

https://www.densetsuko.co.jp/

参照:日本電設工業

日本電設工業は鉄道電気設備工事に特化し、日本一の実績を誇るJR東日本のパートナー企業です。
全国の鉄道輸送近代化工事や新幹線工事を中心に、一般電気工事や情報通信工事など鉄道関連以外の事業も展開しています。

創業は1942年と古く、鉄道輸送の近代化や新幹線建設工事に貢献してきた歴史ある会社です。
鉄道電気工事分野では日本一の実績を誇り、総合電気工事、情報通信工事の3つの事業を展開し、収益の安定化を図っています。

オフィスビルや病院、ホテルなどの一般電気工事も手掛けており、電気・空調・衛生設備をトータルに提案・施工・メンテナンスできるのが強みです。

2022年度の日本電設工業の平均年収は約711万円でした。
入社後は右肩上がりで、50代をピークに緩やかに下がっていく傾向にあります。

電気通信系大手サブコン企業

ここでは、電気通信系で大手と呼ばれるサブコン企業を2社紹介します。

電気通信系サブコン大手2社

  1. コムシスホールディングス
  2. エクシオグループ

コムシスホールディングス

会社名

コムシスホールディングス株式会社

設立

2003年(平成15年)9月29日

従業員数

99名(2023年3月末現在)

資本金

100億円

会社URL

https://www.comsys-hd.co.jp/

参照:コムシスホールディングス

コムシスホールディングスは、情報通信工事事業、電気設備工事事業、情報処理関連事業等を営む子会社を統括・管理する持株会社です。

2003年に複数の通信事業者が合併して設立され、現在グループ会社は約70社に上ります。
通信キャリア事業では有線・無線ネットワークを設計。
ITソリューションサービスではクラウドやAIなど最新技術を活用したサービスを提供しています。

コムシスホールディングスの強みは、高い技術力と豊富な実績、多様な分野への柔軟な対応力、顧客ニーズに応える提案力です。

2022年の平均年収は約898万円で、建設業界の平均年収より高めの水準となっています。

エクシオグループ

会社名

エクシオグループ株式会社

設立

1954年(昭和29年)5月17日

従業員数

3,851名(2023年3月31日現在)

資本金

68億8,000万円

会社URL

https://www.exeo.co.jp/

参照:エクシオグループ

エクシオグループは、通信インフラ、都市インフラ、システムソリューションなどのエンジニアリングサービスを提供しています。

1954年に創業したエクシオグループは、約70年にわたり技術力を磨き、社会のニーズに応えてきました。

エクシオグループの強みは、多様な事業領域において、企画・設計から施工・運用・保守まで、全国で一貫したサービスを提供できることです。
また、グループ各社が連携し、最先端のICTを活用したソリューションを開発・提供しています。

エクシオグループの平均年収は約772万円となっています。
上昇志向の強いプロフェッショナルにとって魅力的な企業といえるでしょう。

\ 誰かに聞いてほしい悩みはありませんか/

無料でアドバイザーがお聞きします

空調設備系大手サブコン企業

ここでは、空調設備系で大手と呼ばれるサブコン企業を4社紹介します。

空調設備系サブコン大手4社

  1. 高砂熱学工業
  2. 株式会社大気社
  3. ダイダン株式会社
  4. 新日本空調株式会社

高砂熱学工業

会社名

高砂熱学工業株式会社

設立

1923年(大正12年)11月16日

従業員数

2,166名(2023年3月末 単体)

資本金

131億3,400万円

会社URL

https://www.tte-net.com/index.html

参照:高砂熱学工業

高砂熱学工業は1923年創業で、空調設備工事のリーディングカンパニーです。
自社開発の空調設備と特許技術で高品質なサービスを提供しています。

過去には、東京ドームや六本木ヒルズなどのランドマークの空調を手掛けてきました。
海外10カ国で事業を展開し、2021年度の売上高は3,027億円を記録しています。

2023年には創業100周年を迎える高砂熱化学工業ですが、今後さらに新規事業を拡大する予定です。

平均年収は約889万円と全国平均を大きく上回っています。

大気社

会社名

株式会社大気社

設立

1913年(大正2年)4月10日

従業員数

4,970名(2023年9月末 連結)

資本金

64億5,517万円

会社URL

https://www.taikisha.co.jp

参照:大気社

1923年創業の大気社は、ビル空調、産業空調、塗装システム、植物工場、オートメーションなど幅広い事業を展開する企業です。

環境に配慮した技術を中心に事業を展開し、国内外に拠点を構えています。
登録特許・実用新案は185件(2023年9月末現在)に上ります。

ビルや工場、大学などの施設に空調設備や塗装設備を設置する大規模工事で実績がある大気社。

平均年収は1,000万円を超える業界最高水準で、40代でも到達可能となっています。
2022年の平均年収は約1033万円で、全国平均より124.6%高い水準です。

ダイダン

会社名

ダイダン株式会社

設立

1933年(昭和8年)10月10日

従業員数

1,830名(個別:1,645名)

資本金

44億7,900万円

会社URL

https://www.daidan.co.jp

参照:ダイダン

ダイダンは1903年創業の電気・空調・衛生設備工事を得意とする東証一部上場企業です。

最高裁判所、東京国際空港旅客ターミナルビル、新国立劇場など、全国各地の大型ビルや有名施設の施工実績が多数あります。

また、独自の省エネ・蓄熱技術や、施工実績データベース『ダイダン施工基準』で業界トップを誇ります。
独自の技術をさらに高めながら、環境に配慮した設備工事や大型ビルのリニューアルに挑むのがダイダンの今後の課題です。

2022年の平均年収は約937万円で、建設業界全体でも上位にランクインしています。

新日本空調

会社名

新日本空調株式会社

設立

1969年(昭和44年)10月1日

従業員数

1,132名(個別)

資本金

51億5,860万円

会社URL

https://www.snk.co.jp

参照:新日本空調

新日本空調は1954年創業、従業員数1,665名の空調設備専門のサブコン企業です。
商業施設から原子力施設まで多彩な施工実績を持ちます。

2019年に創業50周年を迎える新日本空調は、独自のエンジニアリングシステムで環境ソリューションを提供。商業施設やオフィスビル、病院、工場などの建設に携わり、日本初の超高層ビル『霞が関ビル』の空調設備工事や原子力施設での実績も誇ります。

新築、リニューアル、原子力空調、産業空調、研究開発など幅広い事業を展開しているのが特徴です。
日本で初めて地域冷暖房システムやクリーンルーム設備を導入するなど、空調業界のリーディングカンパニーとして活躍しています。

2022年の平均年収は約908万円で、業界内での同社の地位の高さがうかがえます。

サブコンへの転職が向いている人の特徴

ここでは、サブコンへの転職に向いている人の特徴とその理由を7つ紹介します。

一つの分野に深く没頭したい人

サブコンは、プロフェッショナルとして特定の分野に深く没頭したい人に向いています。

一般的にゼネコンは建設プロジェクト全体を管理・調整するのが仕事ですが、サブコン企業の多くは、プロジェクト内の特定の分野に特化した技術を提供します。

つまり、専門の技術やノウハウを活かして現場の安全性や品質を担保し、工程を円滑に進める役割を担っています。

一つの分野に深く没頭し、プロフェッショナルを目指すなら、サブコンへの転職を考えてみましょう。

仕事を企画・実行するのが得意な人

仕事を企画・実行するのが得意な人もサブコンに向いています。

サブコンはゼネコンから工事を受注するため、工期や予算に厳しい制約がある場合が多くなります。
そのため、計画的に仕事を進める能力が求められることでしょう。

サブコンには施工管理という仕事があります。
施工管理とは、工事の計画やスケジュールを立て、現場で進捗や品質をチェックする仕事です。

計画的に仕事を進めるのが得意な人は、施工管理として成功しやすいでしょう。

早くキャリアアップしたい人

早くキャリアアップしたい人にはサブコンが向いています。

サブコンはゼネコンより会社の規模が小さいため、出世のチャンスが比較的多いといえます。

また、建設業界は実務経験や資格が重要視されるため、サブコンでスキルを磨いておくとキャリアアップにつながりやすいでしょう。

スキルがあれば、現場監督や管理職になることも可能です。

リーダーシップを発揮できる人

リーダーシップを発揮できる人もサブコン向きです。

サブコンはゼネコンが発注する工事の一部を請け負うため、その工事に対する責任を負います。
そのため、現場の作業員や下請け業者を指揮することが求められるでしょう。

特に、現場監督は、現場の安全と品質を確保するために、作業員や下請け業者に指示や助言を行います。

リーダーシップを発揮して現場をうまく統率できる人なら、現場監督として成功しやすいでしょう。

コミュニケーション能力のある人

ゼネコンや下請け業者など、多くの人と接するために必要なのがコミュニケーション能力です。

コミュニケーション能力があれば、工事内容や進捗状況を正確に伝え、問題や課題を解決できるでしょう。

管理能力のある人

建設プロジェクトを予算通り、期日通りに進めるためには、資金とスケジュールの管理能力が必要です。

建設現場では予期せぬ事態が発生することもあるでしょう。
無理難題を押し付けられるという状況もよく見られます。

そのような場面では、管理能力を発揮して資金やスケジュールを円滑に調整することが求められます。

臨機応変な対応力のある人

臨機応変な対応力とは、建設現場で起こる様々な状況に対応する能力を決めるスキルです。

建設現場では、天候や資材の不足、作業員の欠勤など、予測できないことが起こり得ます。

そのような状況に臨機応変に対応できる能力は、施工管理のプロになるために必要なスキルです。

サブコンへの転職で必要な資格

サブコンへの転職を考えている人は、自分の持っている資格を見直してみましょう。

ここでは、サブコンへの転職に必要な資格について、以下の2つの観点から紹介します。 それぞれ詳しくみていきましょう。

設備工事に必要な資格

サブコンとは、設備工事を専門とする企業のことです。
設備工事とは、電気設備、空調設備、衛生設備、消防設備などの施工を指します。

設備工事を行うには以下のような資格が必要です。

  • 電気工事士
  • 認定電気工事従事者
  • 特殊電気工事従業者
  • 配管技能士
  • 給水装置工事主任技術者
  • 冷凍機械責任者
  • 消防設備士

サブコンで働く場合、資格を持っていると有利ですが、必ず必要というわけではありません。
未経験でも就職できる会社もありますし、入社後の資格取得支援制度がある会社もあります。

ただし、大手のサブコン企業や公共事業を受注している企業に就職する場合は、実務経験や資格が必要になることが多いです。

その場合は、まず他社で経験や資格を積むことをおすすめします。

施工管理に必要な資格

施工管理は、工事の計画やスケジュール管理、現場の進捗や品質管理などを行う仕事です。

施工管理を行うには、以下のような資格が必要です。

  • 管工事施工管理技士
  • 電気工事施工管理技士
  • 電気通信工事施工管理技士

これらの資格は、施工管理の知識や技術を証明するものです。

また、主任技術者や監理技術者になりやすく、公共工事を受注しやすいというメリットもあります。

サブコン大手15社の特徴を徹底比較│まとめ

サブコンは、電気設備・電気通信・空調設備などの系列に分かれ、大手企業が名を連ねています。
会社によって、得意分野や仕事内容、年収も様々です。

一つの分野に深く没頭したい人・計画的に仕事を進めるのが得意な人・早くキャリアアップしたい人・リーダーシップを発揮したい人などがサブコンへの転職に向いています。

サブコンとして活躍するためには、設備工事や施工管理に必要な資格やスキルを身につけることも大切です。

自分がどのような専門性を追求したいのかを考えて、エントリーする会社を決めましょう。

有料職業紹介(許可番号:13-ユ-316606)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社ゼネラルリンクキャリアが運営しています。

ゼネラルリンクに相談を

-施工管理の転職ノウハウ

© 2024 施工王 Powered by AFFINGER5