施工管理の転職ノウハウ

現場監督(施工管理)の平均年収は?年代、企業規模など7つの分類で徹底調査

この記事では、現場監督の平均年収を、年代別・企業規模別・地域別・業種別など、7つの分類に分けてまとめています

実は、現場監督でもみな年収が高いわけではありません。そこで、現場監督の年収に差が出る理由から、現場監督の年収の上げ方まで解説しています。

現場監督に就職・転職しようか検討している人には、企業選びの参考になるのでぜひ読んでみてください。

この記事でわかること

こんな方におすすめ

  • 現場監督未経験の方
  • 現場監督に転職を考えている方
  • 現場監督に就職したけど転職を考えている方

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関連【完全版】未経験でも施工管理に転職できる?今からでも狙えるキャリアチェンジと条件UP

 

現場監督の平均年収

現場監督の全体の平均年収は481万円です。

全産業の平均年収は403万円と比較すると、現場監督の平均年収は高いと言えます。参考:平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】 |転職ならdoda(デューダ)

ただし、企業の規模や年齢によって大きく差があるため、平均年収はあくまでも目安にしましょう。

また、以下の分類別でも平均年収をまとめているので参考にしてください。

  • 年代別
  • 企業規模別
  • 地域別
  • 業種別
  • ゼネコン別
  • 学歴別
  • 役職別

以下で詳しく解説します。

年代別

年代別の平均年収は以下のようになっています。

年代 平均年収
20代 397万円
30代 498万円
40代 593万円
50代 679万円
60代 433万円

年齢を重ねるごとに年収も増えていきます。

これは、経験を積むことによって資格が増えたり、能力があがることで役職持ちになったり、指導する立場につくためです。

企業規模別

企業の規模によっても年収は大きく変わります。

企業規模 平均年収
大企業(従業員1000人以上) 613万円
中期業(従業員999人未満) 496万円
小企業(従業員99人未満) 433万円

大企業になるほど年収は高くなります

大企業と中小企業では、120~180万円もの差があり、大企業の現場監督に就職・転職をした方が高い年収を得られる可能性は高まります

これは、大企業ほど営業力も強く、利益を残しているためです。

地域別

地域別の平均年収は以下のようになっています。

地域 平均年収
関東 523万円
北海道・東北 436万円
東海 486万円
甲信越・北陸 455万円
関西 510万円
中国 457万円
四国 441万円
九州・沖縄 438万円

関東、関西の現場監督の平均年収は高く、500万円を超えています。

IターンやUターンで就職・転職を検討している場合は、地域別の平均年収の違いを理解しておきましょう。

業種別

業種別の平均年収は以下の通りです。

企業規模 平均年収
ゼネコン 520万円
建設会社 480万円
ハウスメーカー 460万円
工務店 450万円

建設業のなかでも、業種によって平均年収に違いがあります。

扱う工事の規模によって利益が変動するためです。

上記の業種は、工事の規模が大きくなるほど、年収も上がります。

また、工事規模の大きさに伴って、企業の規模も大きくなるため、平均年収も高くなります。

ゼネコン別

ゼネコンの企業規模別の平均年収は以下のようになっています。

企業規模 平均年収
中小ゼネコン 414万円
中堅ゼネコン 550万円
大手ゼネコン 633万円
スーパーゼネコン 925万円

ゼネコンは前述した通り、取り扱う工事の種類や規模が多いため、企業規模も大きくなります。

スーパーゼネコンは平均年収が1007万円を超える企業もあり、飛びぬけて現場監督の平均年収が高いです。

※大手ゼネコン:戸田建設、熊谷組、東急建設ほか

※スーパーゼネコン:鹿島建設、清水建設、大成建設、大林組、竹中工務店

学歴別

学歴別の平均年収は以下の通りです。

学歴 平均年収
大卒・院卒 657万円
短大・高専卒 502万円
高卒 442万円

大卒・院卒の方が平均年収が高いのは、大企業や大手のゼネコンへの入社率が高いからです。

ただし、高卒や短大卒でも転職をしていくことで、大手の企業に入社できる可能性が高まります。

役職別

役職別の平均年収は以下のようになっています。

役職 平均年収
主任クラス 463万円
係長クラス 505万円
課長クラス 620万円
部長クラス 712万円

役職が上がるにつれて仕事量や責任が大きくなり、それに伴い年収も上がっていきます。

 

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現場監督の年収に差が出る3つの要因

現場監督の年収に差が出るのは以下の3つが大きな要因です。

  1. 企業規模
  2. 地域
  3. 学歴

詳しくは以下で解説します。

①企業規模

まず一つ目に企業規模があげられます。

大企業と中小企業で120~180万円ほど差があるのは前述した通りです。

大企業と中小企業で年収に大きな差があるのは、取り扱う工事の規模や数、企業の営業力に差があるからです。

大企業では従業員数も多く、収益率の高い大規模工事を扱っている場合も多くあります。

また、大企業の場合は、残業代の全額支給や資格手当の充実、資格取得のバックアップを行っている企業もあります

対して、中小企業では大企業と比較して売上額が少なく、資格手当や支援が出来ない企業もあります

それらが企業規模で年収に差が出る原因となっています。

②地域

現場監督の年収に差が出る理由に、地域による差があります。

地域による年収の差は、地価の違いが主な要因です。

東京や大阪は地価が高いために平均年収が高くなっています

また、首都圏には大企業が集中しやすく、地方は中小企業が多いため、平均年収に差が出ています。

③学歴

最後に学歴です。

大卒の年収が高いのは、大企業の募集が大卒以上を条件にしていることが多いためです。

しかし現場監督の場合は、高卒者でも大企業に就職できるチャンスは多くあります。

なぜなら、現場監督は人手不足で、大企業の「中途採用」枠では学歴より実績を基準に採用していることも多いからです。

そのため、他の業界や職種と比較して、学歴関係なく大企業への転職がしやすい職種と言えます。

参考:Webエンジニアの平均年収

Webエンジニアの平均年収は413万円です。

また、男女別の平均年収は以下となっています。

男女 平均年収
男性 425万円
女性 381万円

 

年代別の平均年収は以下となっています。

  平均年収
年代 Webエンジニア 現場監督
20代 356万円 397万円
30代 495万円 498万円
40代 579万円 593万円
50代 589万円 679万円
60代 433万円

平均年収は産業全体の平均年収と比べたら高いですが、現場監督の平均年収よりはやや低いです。

 

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現場監督の仕事内容

現場監督の仕事は大きく5つあります。

  1. 工程管理
  2. 原価管理
  3. 品質管理
  4. 安全管理
  5. 環境管理

工程管理、原価管理は工事の段取りを行います。

図面から材料を拾い出したり、作業工程の検討、人材や材料の手配などです。

品質管理は主に図面通りに進んでいるかや、強度や機能は確保されているかなどの確認を行う業務となります。

安全管理や環境管理では、作業員や職人が作業しやすい環境を整えたり、事故が起こらないように配慮します。

また、地球や周辺住民の生活に工事の影響が出ないように配慮することも重要です。

それぞれの仕事をスムーズに進めるためには、作業員や関係業者と円滑な人間関係を築いていくことも必要となります。

現場監督に必要な能力

現場監督に必要な能力は以下の9つです。

  1. コミュニケーション能力
  2. マネジメント能力
  3. マルチタスク能力
  4. トラブル対応力
  5. 先を見通す力
  6. 段取り力
  7. 利益感覚
  8. 責任感
  9. モチベーションを保つ力

現場監督は多くの関係者に連絡や指示、確認作業を行う必要があります。

また、同時に多くの業務を進めなければならないため、コミュニケーション能力マネジメント能力、マルチタスク能力が必要とされます。

さらに、トラブルが起こった際には適切に対処できるトラブル対応力や会社の利益になるように人材や材料を確保を行う利益感覚、残業や休日出勤が多くても仕事を続けられるモチベーションを保つ力も必要です。

現場監督の年収をUPさせるには?

現場監督の年収をUPさせるには、「転職」「資格の取得」必要になります。

なぜなら、会社に留まって昇進を待つより、転職した方が年収は断然早く上がるからです

また、資格取得で年収が上がる理由は、資格を保有したあとの実務経験年数が長いほど、転職時の採用年収が上がりやすいからです。(建設業界専門転職エージェント_RSG Construction Agent_インタビューより)

現場監督の資格には、

  • 施工管理技士
  • 主任技術者
  • 監理技術者

などがあります。

主任技術者や監理技術者は2級以上の施工管理技士の資格と国の講習を受けて得られる資格です。

施工管理技士の受験資格には実務経験が必要なので、最初は現場監督に就職・転職することから始めましょう

転職については、次の「現場監督で1000万円を稼ぐには?」で解説します。

現場監督で年収1000万円を稼ぐには?

現場監督で年収1000万円を稼ぐには計画的な転職が有効です

現場監督は人手不足なため、大企業に転職できるチャンスも多くあります。

また、現場監督以外でも、経験を活かして高収入の不動産業界や不動産デベロッパーに転職することも可能です。

現場監督未経験の場合は、

  1. 未経験可の建設会社に就職
  2. 施工管理技士の資格を取得
  3. 高給の建設会社に転職

このように段階を踏んでいきましょう。

具体的には、

年収1000万円までの流れ

  • 24歳:年収300万円の現場監督に就職
  • 30歳:年収500万円
  • 35歳:現場所長を経験し年収600万円
  • 転職:大手ゼネコンへ。年収700万円
  • 38歳:昇給して年収800万円ほどに
  • 転職:高年収のスーパーゼネコンへ
  • 40~45歳:年収1000万円超え

上記のようなステップ踏めば、現場監督で年収1000万円を稼ぐことは可能です。

まずは年収800万円まで上がる企業に転職できれば、年収1000万円は遠くありません

現場監督を経験したらホワイトで高給な転職先は多い

現場監督を経験したらホワイトで高給な転職先は多くあります。

前述した不動産業界、デベロッパー業界、建設・不動産テック業界などがあげられます。

現場監督の経験を活かせる業界は建築業界だけでなく、建物や工事などと関係のある業界であれば歓迎されることが多いです。

それは、現場監督に必要とされる能力が役にたったり、建設や工事、機材などの専門知識が必要とされるからです。

また、現場監督ほど残業や休日出勤が多くなく、屋内での仕事が主な仕事も多くあり、現場監督を経験したあとはホワイトで高給な転職先が多く存在します

現場監督に関するよくある質問

現場監督を関するよくある質問について解説します。

  • 現場監督になるのに資格は必要?
  • 現場監督に向いている人は?
  • 現場監督は未経験にはきつい?
  • 現場監督が人手不足なのはなぜ?
  • 女性でも現場監督はできる?

現場監督になるのに資格は必要?

現場監督になるのに資格はいりません

受験資格に実務経験が必要なため、最初はみな無資格で現場監督を始めています。

ただし、資格を取得すると年収UPにつながったり、自分の実力を認めてもらえるようになるため、仕事に慣れてきたら資格を取得することをおすすめします。

現場監督に向いている人は?

現場監督に向いている人の特徴は、

  • コミュニケーション力のある人
  • 周囲の人達と協力できる人
  • 臨機応変に対処できる人
  • 小さな変化に気づくことができる人

上記のような人物が現場監督に向いています。

現場監督は多くの業務を同時に進行していかなければならないため、トラブルが発生した際にも冷静に臨機応変に対応しなければなりません。

また、多くの業務を抱えているため、作業員や職人さんたちに素直に頼ることも重要です。

最初はできなくても大丈夫ですが、現場監督として活躍するためにも、少しづつ身につけていきましょう。

現場監督は未経験にはきつい?

未経験からの現場監督はきついこともあります

それは、建設業界の専門知識や機材に関する知識がなく覚えることが多いためです。

ただし、現場監督を始めるときは誰しも未経験からスタートしていますので過度に不安になる必要はありません。

また、未経験でも一定レベルの知識を身に着けてから現場にでることは可能です。

未経験就職の場合、一般的に社内の研修を経て、現場配属になることが多くあります。

この研修の際に一定レベルの業界知識や必要な能力を身に着けることができます。

現場監督が人手不足なのはなぜ?

業界の構造上、人手を多くできないからです

建設業は経営状況が景気に大きく左右される業界です。

固定費のかかる社員を多く雇ってしまうと、不景気で売上が上がらないときは社員給料である固定費が利益を圧迫してしまうため、経営リスクが高まります。

そのため、建設会社はできる限り人手を増やさず経営する必要があるため、現場監督は人手不足になります。

女性でも現場監督はできる?

女性でも現場監督はできます

大手の企業では、業務の効率化を進め、女性が働きやすい環境が整っている企業もあり、女性が現場監督として活躍しています。

また、女性の応募を歓迎する現場監督の求人もあります。

しかし、工事現場での作業やプライベート優先にできないなど、現場監督の忙しい点などは変わらないため、注意が必要です。

現場監督の年収|まとめ

現場監督の年収は全産業の平均年収よりは高いです。

ただし、入る企業によっても大きく差があるため、できるだけ条件の良い企業への就職・転職を狙うほうが良いでしょう。

条件良く現場監督に就職・転職するには、建設業専門の転職エージェントを利用することをおすすめします

よこてん
僕は専門以外の転職エージェントを利用して、失敗してしまったので、建設業専門の転職エージェントを強くおすすめします。

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この記事のライター

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よこ

ビルキャリ編集長

  • 転職3回(元職人・元ゼネコン所長)
  • 建設・不動産業界でキャリア13年目
  • 不動産ディベロッパー建築部門主任
  • 一級建築士・一級建築施工管理・宅建士ほか

詳しいプロフィールはこちら>>

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