建設業界の基礎知識

現場仕事とは?工事で活躍する7つの職種と向いている人の特徴を紹介

現場仕事に興味があるけど、自分にできるかな
いろんな現場仕事があって、どれが自分に向いているのかわからない

と、悩んでいませんか。

現場仕事に興味があってもさまざまな職種があるため、自分にあったものを選ぶのは難しいものです。
経験がない方なら、なおさらでしょう。

本記事では現場仕事に興味がある方へ、代表的な7つの職種を紹介します。
あわせて向いている人の特長やきついところ、いいところなどを解説。
記事を参考に、あなたに合った現場仕事を見つけてください。

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現場仕事とは工事現場で作業する仕事のこと


現場仕事とは、建物の建設や解体、道路工事などのさまざまな作業を工事現場で行う仕事のことです。
体力だけでなく高度な技術や専門知識を必要とするため、特定の技能を持った職人が活躍する仕事といえるでしょう。

学歴や経験を問わない求人も多く、未経験からでも仕事を始めやすい職種です。
未経験の場合、土砂の運搬といった簡単な作業を行います。
その後、各種重機の免許や専門的な技術を習得して、重要な作業を任されるのが一般的です。

現場仕事の年収と給料


国税庁の調査によると、全産業の平均給与は461万円でした。
e-Stat 統計でみる日本「民間給与実態統計調査」では、建設業の平均給与は約474万円と報告されています。

建設業の平均給与は、全産業の中でも平均よりやや多くなっています。
しかし、年代別にみると19歳以下では約226万5千円、20代前半では約362万1千円となっており、平均を下回ります。

とはいえ、30代では約463万1千円となり、早くも全体の平均を超えてきます

しかも、現場仕事では技術や経験を積むほど、収入も上がる傾向にあります。
建設業界の現場監督や専門技術者の場合、年収は500万円を超えることも珍しくありません

また、経験年数が少なくても必要とされる技術を持っていれば、早期に高収入を得ることも可能な職種なのです。
参考:国税庁 e-Stat 統計でみる日本「民間給与実態統計調査」

現場仕事の種類


現場仕事と一言でいっても、さまざまな職種があります。
手作業が主なものから重機を取り扱うものまで多岐にわたるため、どの仕事が自分に合っているか迷うところでしょう。

ここでは、7つの職種を取り上げ、それぞれ解説します。
記事に目を通しての自分に合った仕事を見つけてください。

土木作業員

土木業は道路や宅地の整備、下水道などのインフラ関連工事を行います。
作業にはブルドーザや油圧ショベルなどの重機が用いられます。

土木作業員は、「土工」と「機械土工」に分けられ、土工は人力での建設資材搬送や掘削を、機械土工は重機操作を担うのです。

土木工事といっても現場全体ではさまざまな作業があり、夜間の作業や災害現場での作業を求められるケースもあります。

大工

大工は建物の基本構造を作る職人で、柱や梁などの骨組みから天井や壁の下地までを組み立てます。

重い材料を扱う一方で設計図に従って木材を正確に加工するため、体力と高度な技術が必要です。

また、平面の設計図から、完成した形を立体的にとらえる能力も求められます。
大工は「建て方大工」と「造作大工」に分けられ、立て方大工は建物の枠組みを、造作大工は内装を担当します。

左官

左官職人は壁や床にモルタルや漆喰などの壁材を、主にコテを使用して塗りあげる仕事です。

左官職人には下地を平らにしたり、タイル設置時のズレを防いだりする技術が求められます。

また、床を均一に塗って視覚的にも美しく仕上げる重要な役割も担っているのです。
左官の仕事はモルタルやセメントの運搬や練り作業などの重労働も伴うため、意外と体力を使います。

また、作業は気温や湿度などにも左右されるため、体力だけでなくさまざまな状況での経験が必要とされる職業です。

解体業

解体業は、住宅やアパート、倉庫などの小さな建物からマンションやビル、公共施設などの大規模な建築物の取り壊しを行う職業です。

解体業は主に油圧ショベルといった重機を使用して、解体作業を進めます。
重機の免許を持たない人は、解体時に発生するがれきや木くずを手作業で集める業務や、解体作業中に建物に水をかけてほこりの発生を抑える作業などを行います。

また、解体業においては、ほこりやチリを多量に浴びることがあるため、健康への注意が必要です。

塗装業

塗装業はペンキといった塗料で、建築物の塗装を専門に行う職種です。
塗装は建物を日光や雨、湿気から守る役割も果たすため、見た目の向上だけでなく建物を保護するためにも重要です。

塗装作業は、建物の素材に適した塗料を選び、適切な道具で仕事を進めます。そのため、幅広い知識と経験が必要です。

塗装工になるために特別な資格は必要ないため、親方の下で修業を積むか塗装関連の企業に就職するのが一般的です。

塗装業は屋内外の塗装作業を専門に行うため、体力消耗が少なく比較的安全な職業とされています。
屋内の作業であれば、直射日光を避けて働けることもメリットでしょう。

ただし、塗装業は注意が必要な化学製品を扱うため、丁寧な作業が求められます。
そのため、集中力があり、繊細な作業が得意な方に適しています。

板金業

板金業は金属板を加工する職業で、壁や屋根を構成する鉄板の加工や取り付け、修繕が主な業務です。
繊細な作業が多く、技術の習得には長い時間が必要です。

板金業の経験が浅いうちは、金属の運搬や基本的な取り付けから始めます。
そして経験を積むと、金属の切断やさらに専門的な加工作業を任されるようになります。

板金作業は力をあまり必要としない工具を使用するため、他の建設作業と比べて体力の消耗は少ないといえるでしょう。

とび職

とび職は建設現場での重要な役割を担うため、昔から「現場はとびに始まり、とびに終わる」といわれるほどです。

とび職は工事の初期段階で現場に入り、仮囲いの設置や安全な足場の組立などを行います。高所での危険な作業を最初に引き受け、ほかの作業員が安全に作業できる環境を整えるのです。

とび職によって足場や鉄骨、重機などを適切に設置することで、ほかの作業員も現場で効率よく安全に作業を進めることが可能になるのです。

現場仕事に向いている人の特長


多種多様な現場仕事がありますが、どの職種でも活躍している人には共通の特長があります。

ここでは、現場仕事に向いている人の特長を解説します。
記事を読んであなたが現場仕事に向いている特長を持っているか、確認してください。

向いている特長がない場合でも、自分の課題として前向きにとらえましょう。

体力に自信がある

現場仕事は一日中体を動かし続ける必要があるため、体力がないと仕事についていけません。

現場仕事は重機を使った作業をイメージする方も多いでしょう。
しかし、実際は手作業で行う作業も多いのです。
夏の炎天下や冬の寒さの中で、重い資材を何度も運ぶ必要があります。

場合によっては、資材運びが何日も続くケースもあるでしょう。
厳しい環境で働くため、体力に自信がある人に向いている仕事です。

コミュニケーション能力が高い

現場仕事ではスタッフ内でスムーズに情報のやり取りができる、コミュニケーション能力の高い人が適しています。

現場での仕事は、スタッフが協力して作業を進めることがほとんどです。
一人で黙々と作業するのではなく、ほかのスタッフの動きを見ながら臨機応変に動かないといけません。

そのため、作業指示を正確に理解し、同僚や上司とコミュニケーションできる力が求められるのです。

また、一つの作業現場が完了すれば、別の現場で作業します。
その際にも、すぐに打ち解けてチームワークを組めるコミュニケーション力が必要でしょう。

メンタルが強い

現場仕事で働くためには、強い精神力が必要です。
現場仕事ではちょっとしたミスが大きな事故につながるため、安全規則を徹底して遵守することが求められます。

それゆえ、厳しい指導を受ける機会もあるでしょう。

そのため「厳しい指導は自分を否定しているのではなく、自分を守るため」と考えられるメンタルの強い人が、現場仕事に向いているといえるのです。

現場仕事がきつい!思う瞬間


仕事を選ぶ際はメリットだけでなく、デメリットにも目を向けることが大切です。
本章では現場仕事を経験した方が、きついと感じたことを解説します。

解説に目を通して、現場仕事ができるかどうかの判断材料としてください。

危険を伴う作業が多い

現場仕事には多くの危険が伴い、ときには命の危険につながる事故も発生します。
当然危険な作業は、スタッフにとって大きなプレッシャーとなるでしょう。

とくに、高所作業や重機の操作などは少しの不注意が重大な事故につながる可能性があるため、常に高い集中力が求められます。

現場では安全に作業するために、さまざまな取り組みが行われています。
それでも、危険と隣りあわせの仕事にプレッシャーを感じ、きついと思うようです。

労働時間が長くなる時もある

現場仕事では、労働時間が予定より長くなることもあります。
悪天候により稼働できない日が続いた場合、作業が遅れた分普段より長く働かなければならないでしょう。

そのほかにも、出張が多い現場仕事もあり、長期間家を離れることも少なくありません。

しかし、建設業界では労働時間の適正化が進められており、実際に残業時間も減少傾向にあります。

現場仕事では人材確保のため、労働環境に前向きに取り組むところは少なくありません。
国も週二日制を押し進めているため、今後も労働環境の改善は進んでいくと期待されています。

参考:日本建設業連合会「建設業の現状」
参考:国土交通省「建設業の働き方改革の推進」

年を重ねると体力的につらい

現場仕事は体力を要するため、年齢とともに仕事が負担と感じるようになります。
とくに重い資材を持つ作業や長時間立ち続ける作業は、高齢になると難しくなるでしょう。

しかし、経験を活かした作業の工夫や体力にあわせた作業配分で、年を重ねても現場で活躍することは可能です。

とはいえ長く活躍するためには、体力を維持する努力は欠かせません。
また、効率のよい作業方法を考える必要もあるでしょう。

現場仕事のいいところ


本章では現場仕事のメリットを解説します。
大変なイメージのある現場仕事ですが、以下にあげるように多くのメリットもあります。

それぞれのメリットに目を通して、仕事選びの指針としてください。

学歴に関係なく働ける

現場仕事では年齢や学歴よりも、実力が評価される仕事です。
どれだけ成果をあげたかが評価されるため、学歴よりも体力や技術、チームワークなどを見るのです。

出世しやすい

現場仕事ではキャリアアップしやすい環境といえます。
もちろん初めは下積みからスタートし、厳しい仕事を経験するでしょう。

しかし、現場監督などの責任ある立場になれば、ほかのスタッフよりも好待遇の仕事や、よりよい環境で働ける機会にも巡り合えます。

さらに、一定の実力を付け経験を積めば、独立といった選択肢もでてくるでしょう。
独立はリスクを伴いますが、仕事の幅が広がり収入も増えるケースが多いため、将来において考えておきたい選択です。

需要が多く将来性がある

土木や建設業界は景気に影響されやすいとはいえ、需要がなくなることはありません。
たとえば公共工事の道路や橋梁、ダムなどの建設は今後も引き続き行われるでしょう。

また、建築物やインフラの定期的なメンテナンス、自然災害からの復旧作業も絶えず必要です。

以上のことから、建設業の需要は今後も持続的に行われます。
また、大阪万博やリニア新幹線の開業など、大きな工事が需要をさらに押し上げています。

そのため、現場仕事は今後も需要が多く、将来性のある仕事といえるでしょう。

あなたにあった現場仕事はきっとある

工事現場で作業する現場仕事は、体力を必要とするものが多く危険を伴う作業もあるため、楽な仕事とはいえません。

しかし、学歴にとらわれず、実力で勝負できるのは魅力的でしょう。
将来的に需要が見込まれるのも安心材料です。

とはいえ、さまざまな現場仕事の中から自分に合った職種を選ぶのは、簡単ではありません。
現場仕事の経験がない方なら、なおさらでしょう。

「工事現場の仕事をしてみたい。でも、どの仕事が自分に合っているのかわからない」と迷っている方は、転職エージェントに相談するのも一つの手です。

転職エージェントに相談すれば、あなたにピッタリの現場仕事を見つけてくれます。
あなたにあった仕事を見つけて、現場仕事で活躍しましょう。

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