
こんな問題を抱える施工管理の方にお伝えします。
この記事でわかること
転職エージェントの比較表はこちらでジャンプできます。
- 元職人・元ゼネコン所長
- 建設・不動産業界で約11年の経歴
- 転職3回。デベの技術主任


施工管理の大きな問題は、転職したくても転職活動する時間がないこと!
ただ、転職活動に必要な、面倒な書類作成や日程調整、面接対策を代行してくれる人がいたらどうですか?

この記事では、私が施工管理時代に利用した転職エージェントの中から、シンプルに良かった会社を紹介します。
10分程度で効率的に転職活動を始められるようになるので、ぜひ読んでみて下さい。
こんな方におすすめ
- 忙しすぎて時間が無い
- もう施工管理に疲れた
合わせて読みたい
目次
施工管理は本当に転職エージェント使った方がいいですよ
忙しい施工管理なら転職エージェントの利用は必須です。

ちなみに、その理由は2つ。
- とにかく時間がない
- 建築・不動産はブラック企業が多い(リスク高い)
もうこの2つに尽きます。
で、これらの問題を解決してくれるのが転職エージェント。

理由①:とにかく時間がない
施工管理の方は忙しすぎて、まともな生活してませんよね。
そんな状況の中で転職活動に必要な、「自己分析」「キャリア棚卸し」「応募書類作成」「日程調整」・・・・
ムリ!!
転職サイトやブログに書かれてることやりたくても出来ないんですよね。

だから施工管理時代に転職したいと思ったときも、

と思ってましたよ。
そうなると、できるだけ自分の時間を使わずに効率的に転職活動をしないといけない。
このハードルが高いから施工管理は転職活動しないんです。
理由②:建設・不動産業界はブラック企業が多い(リスク高い)
それともうひとつ。
建設・不動産業界ってブラック企業が多い。
基本、マンパワー頼みの長時間労働の業界なので、転職したところで生活が変わらない可能性も高いです。

なんてことになったら目も当てられません。
なので、転職するときの企業選びもめちゃくちゃ重要です。
なのに、求人票の内容は全く信用出来ない!
転職サイトの情報も、怪しすぎる!

そう思っているのに、自分では正確な情報を集められない。
これは転職活動において致命的!

ちなみに私が施工管理から転職する際は、転職会議で企業の口コミを毎日見てました。
参考にはなりますが、「ピンポイントで行きたい部署の口コミがあればラッキー」と言った感じです。
こちらの記事も参考にどうぞ。
『時間節約』『リスク低減』が転職エージェントの良いところ
そんな施工管理の転職のハードルをクリアしてくれるのが、転職エージェントなんですよ。
正直転職エージェントなしでは、怖くて転職なんて出来ないです。

とりあえず、転職エージェントがやってくれたことをザッと並べます。
転職エージェントがしてくれたこと
- 自己分析
- 応募書類作成
- 企業内部の情報提供(信用度高)
- 日程調整
- 面接内容の情報提供(超有益!)
- 年収交渉
- 入社日交渉
ザックリこのくらいです。
基本的に面倒なことは全部転職エージェントにお願いして自分はほぼ手を動かしてません。

基本、転職エージェントに電話で希望を伝えるのと相談をするだけ。
面倒な「応募書類作成」「日程調整」「面接対策」・・・・
全部転職エージェントに外注。
これでかなりの時短!
あとはしつこいくらいに、転職先の「労働時間」を聞きまくりました。
転職エージェントは求職者を転職させた後に、労働時間などの企業情報のアンケートを取ります。
だから、転職エージェントの企業情報は、求人票よりずっと信用出来る。
労働時間とかがダメな企業はここで教えてくれるので、かなりのリスク低減!

ちなみにですが、私が利用しておすすめする厳選の転職エージェントは以下の2つ。
おすすめ転職エージェント
参考【完全保存版】マイナビエージェントの評判を徹底解説|2回利用している私の口コミ
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参考JACリクルートメントの評判を徹底解説|年収160万UPで転職成功した口コミ
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JACリクルートメントの評判を徹底解説|年収160万UPで転職成功した口コミ
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《施工管理の転職》転職エージェントと転職サイトの違い


違いは以下の表を見てもらえば一目瞭然!
転職サイトはただの『掲示板』なので全て自分で企業とやり取りする必要があります。
ちなみにビズリーチなどのスカウトサイトは企業向けの掲示板
転職エージェントは『支援者』なので、企業との間に入って何でもお手伝いをしてくれます。

以下の基準で使い分けると良いと思います。
利用の区別ポイント
- 転職エージェントは『転職したいとき』
- 転職サイトは『求人を見てみたいとき』
施工管理が転職エージェントを利用する際の注意点







これは転職エージェントの仕組みを知ると良く理解できます。
彼らは成功報酬型のビジネスをしています。
- 転職希望者は、無料で転職エージェントを利用できる
- 企業は、転職エージェントお墨付きの優秀な人材を獲得できる
- 転職エージェントは、紹介した人材が採用されたら、成功報酬として採用年収の30%ほどを企業から受け取る
このビジネスモデルのポイントは、
- 紹介だけでは転職エージェントは報酬がもらえない
ということ。
だから、転職エージェントは転職させるのが必須なんです。
だとすると、
- やる気のない人
- 転職に成功しなさそうな人
は優先度低いですよね。

”お金を生まない人にはそれなりの対応”ということです。
ちなみに、転職エージェントと連絡する時間がない施工管理は”やる気のない人”と判断されてしまう可能性があります。
そうなると、ダメなエージェントの場合は誰でも受かりそうなダメ求人しか出さなくなります。

やっぱり転職エージェントはクソや。嘘つきばっかりじゃん。二度と使わない
— あんこ@看護師1年目🤗💉転職失敗 (@ponkotuanko) November 17, 2020
おそまつの転職活動
・転職エージェント編わい「年収400万くらいでいいんで転職したいです。あっ、営業、接客、介護、建設、運送はダメですよできませんから」
エージェント「う〜ん、紹介できる企業ないですね」
完
制作・著作
━━━━━— 世をしのぶ (@24kocho) August 28, 2019
これを避けるには、『やる気があることを伝える』ことと、『ダメな担当者に当たったら即チェンジ!』です。


転職エージェントの会社に担当者の変更を連絡すれば普通に変えてくれます。
注意ポイント
- 転職エージェントには、転職意思があることをしっかり伝える。
- ダメなキャリアアドバイザーに当たったら即チェンジ!
参考転職エージェントの選び方|彼らはウラで何を考えているのか?失敗しない8つのポイント
-
-
転職エージェントの選び方|彼らはウラで何を考えているのか?失敗しない8つのポイント
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施工管理にとって良い転職エージェントの見分け方


良い転職エージェントの見分け方
- 長距離タイプか短距離タイプか
- 建設・不動産業界に太いパイプがあるか
- アドバイザーに業界の知識があるか
ひとつずつ説明しますね。
見分け方①:長距離タイプか短距離タイプか
長距離タイプ・短距離タイプと言うのは、転職エージェントのビジネスのスタンスの話です。
短距離タイプ
とにかく早く転職させて、短期間の回転数で儲ける
長距離タイプ
信頼を重要視して、リピーターや口コミでユーザー数を増やして儲ける。


メモ
長距離タイプの特徴は、大手に多いこと。
転職希望者を多く抱えていて焦らないので、信頼獲得を重要視しています。
大手でも例外的にリクルートエージェントは短距離型の傾向が強いです。
ちなみに、長距離タイプの代表となる転職エージェントは以下3社です。
長距離タイプの代表3社
- マイナビエージェント
(親身な対応で20代からの信頼No.1) - JACリクルートメント
(社歴45年一部上場の名門) - doda
(言わずと知れた大手)
上記3社の転職エージェントは信頼をコツコツ積み上げる方針でサポートしてくれます。
見分け方②:建設・不動産業界に太いパイプがあるか
実は転職エージェントにも得意な業界とそうでない業界があります。
当然、得意な業界の方が優良求人が転職エージェントに集まりますし、その業界への転職成功率も高まります。
転職エージェント選びで失敗してしまうのは、 『短距離タイプ×自分の希望業界に強くない』 転職エージェントに登録してしまった場合です。

例はこの辺です。
マイナビエージェントも建設・設備求人データベースも施工管理から発注者側への求人を強化しています。
見分け方③:アドバイザーに業界の知識があるか
これは、転職成功に関して非常に重要な要素になります。
理由は、アドバイザーが業界に詳しいと”希望するキャリアの実態”や”自分では気付けないキャリアの選択肢”も教えてくれるからです。
私の場合は、業界に詳しいアドバイザーを見つけたおかげで『ゆとり』ある生活を実現できていると思います。
ちなみに何も知らないアドバイザーだと本当に最悪ですよ。




一応、私が利用して詳しいキャリアアドバイザーがいた転職エージェントも置いておきます。
詳しいアドバイザーがいた転職エージェント
マイナビエージェントは20代で利用。
施工管理から発注者への転職をサポートしてもらいました。
JACリクルートメントは30代で利用。
他社や他業界とのキャリア比較をしてもらい、財閥デベからの転職を決意しました。
まとめると、施工管理とって良い転職エージェントを見分けるには、以下の3つで判断してみてください。
施工管理に良い転職エージェントの見分け方
- 長距離タイプか短距離タイプか
- 建設・不動産業界に太いパイプがあるか
- アドバイザーに建設業界の知識があるか
【施工管理向け】転職エージェントの比較表
これまでの内容をまとめておすすめの転職エージェントを比較してみます。
\ 施工管理おすすめ転職エージェント /
会社名 | タイプ | 企業パイプ | アドバイザー | 年収帯 |
マイナビエージェント |
長距離 |
◎ |
◎ |
約400~600万円 |
JACリクルートメント |
長距離 |
◎ |
◎ |
約800~1000万円 |
短距離 |
○ | ○ | 約400~600万円 | |
doda |
長距離 |
△ |
○ | 約500~700万円 |
短距離 |
○ | △ | 約400~700万円 |
転職エージェントに希望が伝わる『施工管理の転職3パターン』
施工管理が転職を成功させるためには、転職エージェントに希望通りに動いてもらわないといけません。
何しろ自分の分身として動いてもらうのですから。


転職活動でそうならないためには、転職エージェントに希望をしっかり伝えることが重要です。
そのコツは、希望の転職パターンから自分の希望を伝えること。
これにより転職エージェントは希望に沿った求人を選びやすくなりますし、サポートの方針も固まります。
つまり、希望通りに動いてもらいやすくなります。
施工管理の転職3パターンは以下です。
施工管理の転職3パターン
- 施工管理でキャリアアップ
- 施工管理経験活かしてキャリアチェンジ
- 施工管理を辞めて未経験職種へ
おそらく、①か②の施工管理経験を活かして転職をしたい方が多いかと思います。
また、③のように建設業界から抜けて、全くの未経験職種へ転職したい方もいるかもしれません。
ここがブレると転職エージェントの紹介求人もブレてしまうので、自分の希望は事前に固めておきましょう。
ちなみに、未経験で施工管理に転職したい方は以下の記事も参考にしてみてください。
パターン①:施工管理でキャリアアップ
この場合は、施工管理職でより待遇の良い企業へ転職したいパターンです。
同じ施工管理職でも企業の規模によって待遇は雲泥の差です。

そう感じている方は、「年収アップを狙いたい」ことを転職エージェントにしっかり伝えましょう。
施工管理技士の平均年収は400~600万と言われますが、正直大手ゼネコンであれば倍は行きます。

パターン②:施工管理経験を活かしてキャリアチェンジ
このパターンは、キャリアを落とさずに施工管理のワークライフバランスの悪さを改善できる転職です。
最も改善幅が大きいのは『発注者側』への転職です。

土日休みかつ祝日も休み。
発注者への転職はハードルが高いと思われがちですが、そんなことはありませんでした。
ぜひ転職エージェントに伝えてください。多くの発注者求人を提案してくれるはずです。
発注者側への転職に興味のある方は、施工管理からディベロッパーへの転職の具体的な手順|知らないと損も参考にしてみてください。
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-
施工管理からディベロッパーへの転職の具体的な手順|知らないと損
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パターン③:施工管理を辞めて未経験職種へ
建設業界に嫌気が差している方はこちらを希望していると思います。
これも転職エージェントにしっかり伝えて大丈夫です。
新しいキャリアの積み方を提案してもらいましょう。
ただ、施工管理を経験してきている以上、施工管理を活かした転職をするメリットはあります。
「施工管理はやめとけ」は信じていいのか|元所長の経験とキャリアの考え方に一度目を通しておいてもらう良いと思います。
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「施工管理はやめとけ」は信じていいのか|元所長の経験とキャリアの考え方
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施工管理の転職のコツ
施工管理の転職は他の職種と違って、結構コツがあります。
ここを押さえておかないと、転職失敗するケースもあるので、確認しておいてください。
コツ①:資格はあれば尚よしだがなくてOK
正直資格はなくてもOKです。
”あれば尚よし”程度。
20代施工管理の後輩に良く相談されるのが、


気持ちは分かりますが、施工管理技士は施工管理を続ける限りいつでも取れますし、無くても転職は全然問題ないです。(所長クラスは除く)
また、一級建築士も持ってないと発注者へ転職できないと思い込まれていますが、それも間違い。
施工管理しながらの資格取得はめちゃくちゃ効率悪いです。
企業掲載の労働条件は疑ってかかる
そもそも転職サイトの求人票は建設・不動産業においてはウソばかりです。
休日や給料、福利厚生制度など、条件の良いものが書かれていたりしますが、”制度”としてあるだけで”誰も利用できていない”『釣り表示』だったりします。
こういう企業内部の実態については必ず転職エージェントに情報提供してもらった方が安心です。
エージェントの情報も50%で信用する
転職エージェントの言うことも100%は信用しない方が良いです。


冒頭でも説明したとおり、転職エージェントはビジネスとして転職サポートをしてます。
そのため、彼らのビジネスにとってマイナスの依頼をしても、なかなか思うようには動いてくれません。
例えば私の場合、ある企業から内定が出た後に、より条件の良い企業の求人に応募したい旨を伝えました。

転職エージェントからは「応募はしたものの、書類選考落ちだった」
と連絡があったものの、本当に応募したのか確かめたくて他のエージェントで応募しました。

つまり、応募してくれてなかった。ということですね。
転職エージェントが仲間になるのはあくまで、彼らのビジネスにプラスになるところまで。
つまり、『内定を獲得するまで』です。
あくまでビジネスの関係であることを念頭に、自分で情報の判断をしていきましょう。
施工管理の転職なら知って欲しい高年収を獲得するための方法(経験談)
これは、年収が高く出る企業の内定を取って、本命の企業へその年収を提示する方法です。
これは実際に私が行ってきた年収交渉方法で、過去3回の転職で年収は4倍にまで伸びました。

「高い年収を出してくれたところに行きますよ。」という状況を作ればいいんです。
例えば、
- 本命A社:提示年収:600万円
- 競合B社:提示年収:700万円
であれば、転職エージェントに

と依頼しましょう。
これでしっかり企業と年収交渉してくれます。


転職エージェントにとって、交渉の材料は年収の差額だけで十分なんです。
なぜなら、彼らは転職させた人材の採用年収の30%程度が売上として手元に入りますから、年収アップの交渉は積極的です。
この具体的な手順は、『転職の教科書』年収100万円UPを実現する転職基本ノウハウ「全36STEP」で詳しく紹介しています。
どんなスケジュールで選考を進めていけば、内定を複数取れるのか。など詳細に記載しているので、ぜひ参考にしてください。
施工管理におすすめの転職エージェント|まとめ
この記事の内容を要約します。
この記事の要約
- 施工管理の転職に転職エージェントは必須
- 時短になる
- ブラック企業リスク低減
- 転職エージェントは仲間
- 転職サイトは掲示板(スカウトサイトも)
- 転職エージェントは転職させたい
- 良い転職エージェントは3つで見分ける
- 長距離タイプ
- 太いパイプ
- アドバイザーの業界知識
- 施工管理の転職3パターンで転職エージェントに希望を伝える
- 施工管理の転職のコツ
- 資格は無くてもOK
- 企業掲載の情報は疑う
- エージェントの情報も50%
- 年収アップ転職のコツは本命以外で高い年収の内定を取る
施工管理は他の職種とは異なる特殊な職業です。
一般的な転職ブログに書かれている内容を実践しようとしても上手く行かないでしょう。
時間の無い施工管理が転職を成功させるには、転職エージェントに自分の分身として動いてもらい、失敗リスクを極力減らす事が重要になります。

最終的に厳選のおすすめ転職エージェントは以下の2社です。
\ 施工管理おすすめ転職エージェント /
会社名 | サポートタイプ | 企業とのパイプ | アドバイザー情報力 | 年収帯 |
マイナビエージェント |
長距離 |
◎ |
◎ |
約400~600万円 |
JACリクルートメント |
長距離 |
◎ |
◎ |
約800~1000万円 |
どちらかでも十分ですが、両方に登録しておけば、優秀な分身が2人になりますから、より転職の成功確率は高まります。
ぜひ利用してみてください。

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参考JACリクルートメントの評判を徹底解説|年収160万UPで転職成功した口コミ
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ちなみに、転職の流れ自体が心配な方は、私の転職経験で実践してきた方法を詰め込んだこちらも参考にしてみてください。
有料ですが、ブログでは書けない転職で年収を上げる具体的な方法をまとめていますので、元は取れるかと。
”自分がどんなキャリアを積みたいのか分からない”という場合は、公式LINEであなただけのキャリアプランを作成するツールも配布しています。
この機会にぜひ活用してみてください。
「キャリアプラン作成ワークシート」
以上です!

この記事のライター
よこりょー