施工管理の転職

施工管理とは?仕事の実態と年収|元所長の本音

施工管理とは

施工管理ってどんな仕事?

実際のところきついの?給料は高い?休みはあるの?

そんな疑問にお答えします。

 

結論からお伝えすると施工管理は実際キツいです。

 

年収も大手は若手からでも高いのですが、中小はまずまずです。

 

そして休みはあまりないです。

 

こう伝えると施工管理をやりたい人は少ないと思いますが、施工管理は20代前半でキャリアを積み始める人には良い仕事だと思います。

 

私の実際の経験を元に記載していますので、施工管理の仕事がどんなものか知りたい方は是非参考にしてください。

 

この記事の信頼性

  • 著者:第二新卒として施工管理職に就く
  • 20代で現場所長
  • 現在財閥ディベロッパー技術部門主任

 

この記事で分かること

  • 施工管理とはどんな仕事なのか
  • 施工管理の実際の業務
  • 施工管理の実際の年収
  • 施工管理の実際のキャリア

 

こんな方におすすめ

  • 施工管理の仕事の実態を知りたい
  • 施工管理の本当の生活感を知りたい

 

参考【完全版】施工管理がブラックと言われる理由|学校では教えてくれない実態と今後

参考施工管理は本当に地獄か|思考停止が一番危険【自分の人生を考えるべき】

参考「施工管理はやめとけ」は信じていいのか|元20代所長が実態を解説

参考【施工管理向け】転職エージェント厳選5社|忙しくて転職する暇がない人へ!

施工管理とは

施工管理とは

よく4大管理と言われますが、イメージは製品を作る会社の仕事全部です。

 

モノを作るにはコストが掛かります。これを管理するのが原価管理

モノを作るには時間が掛かります。これを管理するのが工程管理

モノを売るには品質の良いものを作る必要があります。これを管理するのが品質管理

建物を作るには命の危険が伴います。これを管理するのが安全管理

さらに私の元の会社では、お客様の意向をくみ取り、建物に反映する営業的な仕事の顧客管理

 

これも含めて5大管理と定義していました。

 

通常これだけの仕事は各担当部署に振り分けられると思いますが、施工管理はこれらを全てこなせるようになる必要があります。

 

ですから、仕事は忙しく大変ですが、成長の幅は非常に広い職種です。

 

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施工管理の業務内容は?

施工管理業務内容

では実際のところどのような業務をしているのでしょうか?

 

私の仕事を例にご説明します。

原価管理

  • 利益計画書作成、管理、報告
  • 施工業者選定
  • 取極め金額ネゴ
  • 出来高管理
  • 相殺交渉
  • 出面管理
  • 請求書処理
  • etc

工程管理

  • 工程表作成
  • 歩掛管理
  • 業者乗り込み手配、段取り
  • 取合い工程調整
  • 労務調整
  • etc
  •  

品質管理

  • 設計打合せ
  • 図面変更
  • 施工計画
  • 施工図作図
  • 各種品質検査
  • 施工写真撮影、管理
  • etc

安全管理

  • 安全書類整理
  • 現場安全対策
  • 安全協議会
  • 労働基準監督署への申請
  • 警察、道路管理者との協議
  • etc

顧客管理

  • 施主定例主宰
  • 接待
  • 要望工事対応
  • 追加オプション提案
  • etc

など、業務は非常に多くマルチにこなす必要があります。

 

参考施工管理の仕事内容と実態Q&A|業界11年経験者が解説

 

施工管理の就業時間は?

施工管理就業時間

当然これだけの業務をこなすとなると、1日の就業時間はかなり長くなります。

 

おおよそ、朝の7時に業務を開始し、終業は午前2時頃。帰れるときは23時半頃でした。

 

日によっては20時頃に終えられる時もありましたが、月に2回あるかないかです。

 

スケジュールの詳細が気になる方は、こちらの記事も参考にして下さい。

 

参考施工管理は働き方改革で変わるか?【業界11年の元所長が解説】

 

ただしこれは現場によりけりなので、中には人数も工期も足りていて余裕のある現場も稀にあります。

 

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施工管理の年収

施工管理年収

施工管理の年収は正直会社によります。

 

業界各社に友人はいますが、やはり年収に差はありました。

 

私は転職前で29歳、施工管理6年目、一人現場所長で、年収590万でした。

 

残業は実際の1/3以下しかつけていません。(40hが最大値)

 

今ではもう少し年収は上がっていて、同期の施工管理は経験9年目、所長で年収720万だそうです。

 

その代わり残業は100hを越えますが満額はつけられません。

 

大手ゼネコンの女性の友人は3年目で残業も実際に30h程度で、年収700万でした。

 

男だと残業は当然多いはずなので、年収は早々に800万を越えると思います。

 

また、ハウスメーカー施工管理の友人は10年目、残業50時間程度で年収540万だそうです。

 

参考20代施工管理の年収まとめ|大手と中小でこんなに差がある

 

施工管理のキャリアパス

施工管理キャリアパス

施工管理を辞めることを前提に、キャリアの早いタイミングで施工管理を経験しておくと、後々有利になるように思います。

 

それは意外と他業界には建設の知識を持つ人材はいないからです。

 

意外と建設の知識は他業界でも需要があります。

 

では施工管理のキャリアパスはどのような例があるか私の場合をご紹介します。

 

step
1
22歳 新卒で職人になる

step
2
23歳 耐え切れず退職

step
3
24歳 ニート

step
4
24歳 第二新卒でマンション施工管理職に就く

step
5
26歳 現場主任

step
6
28歳 所長

step
7
29歳 ディベロッパーへ転職

step
8
現在 ディベ技術部門主任

step
9
今後 大手金融からヘッドハント交渉中

という状況です。

 

意外と施工管理出身でも多様なキャリアの可能性があると思います。

 

ただし、徐々に毛色の違う業界に行きつつも、ベースとしてあるスキルは施工管理で培った、

  • 建設エンジニアリング
  • マネジメント

のスキルです。

 

ですから、施工管理は早いうちにスキルを蓄えるには適した職種でもあると思います。

 

これから施工管理になるための注意点

施工管理注意点

今から施工管理を始めるなら、自分のキャリアパスを思い描いてから就職した方が良いです。

 

おすすめしたいのは建設TECHを学べる施工管理

 

理由はこれからの施工管理は、今まで通りの施工方法や管理手法を続けていてはその後のキャリアパスは見込めなくなってくるからです。

 

新しい技術のスキルは市場では高く評価されます。

 

参考に、施工管理に就職する際の注意点の記事も紹介しておきますので良かったら読んでみてください。

「施工管理はやばい」の本質を間違えるな
施工管理はやばい!の本質を知らないと間違える|建設業界は変わる?

続きを見る

 

参考【最新版】施工管理の激務は軽減されている?本当かどうかを解説

 

施工管理の求人

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現在は就職するには非常に有利な売り手市場ですから、タイミングとしては良いはずです。

 

現在はコロナウィルスの影響とオリンピック特需の終了で建設業界の転職市場も買い手市場に変わってきてます。

 

年収も高めで出してくれるかもしれません。

 

一度高い年収帯に入れれば、その後の転職でも年収はアップしやすくなります。

 

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参考【使ってわかった】ミイダスの仕組み・特徴と利用前の注意点|悪い評判は本当か?

 

施工管理とは|おわりに

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

 

施工管理の実態とキャリアパスが少し分かってきたでしょうか?

 

もしこれから施工管理を始めるなら、戦略的に始めることをおすすめします。

 

ビルキャリは皆さんの良いキャリア形成を応援します。

 

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