転職完全ガイド

転職エージェントの流れ|エージェントで転職を成功させる5つのコツ

転職エージェントってどんな流れで転職活動が進むんですか?

こんな疑問にお答えします。

本記事の内容

転職エージェントの流れと5つの利用のコツとは?

「転職エージェントを転職活動で利用したいけど、流れがわからないから何となく使ってない」という人は多いです。

しかし、実態として転職エージェントを利用者しない転職活動は、利用者と比べて不利になるという実情があります。

転職エージェントのサービスの流れは基本的にどこも同じなので、一度理解してしまえば安心です。

そこで今回は、転職エージェントの流れから、転職エージェント利用のコツまで、筆者の経験も踏まえて解説していきます。

この記事を最後まで読めば、転職エージェントを上手く利用して、転職活動がスムーズに進められるようになるので、ぜひ最後までご覧ください

こんな方におすすめ

  • 転職を検討している
  • 転職エージェントのサービス内容を理解したい

 

 

転職エージェントとは?

転職エージェントのサービスは転職希望者と企業の間に入って、仕事のマッチングをサポートするサービスです

ここでよく理解しておいて欲しいのは、転職エージェントは転職希望者だけでなく、企業に対してもサービスを提供しているということです。

  • 転職希望者にとっては転職活動の支援
  • 企業にとっては、採用活動の支援

という位置づけになります。

転職希望者は無料で、求人の紹介から、企業との選考日程の調整、書類作成、面接対策までのフルサポートを受けることができます。

企業側は採用年収の約30%の費用で、優秀人材の紹介、応募者のふるいかけ、採用人材への連絡・調整のサポートを受けられます。

 

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転職エージェントのサービスの概要

転職エージェントの流れ

よこてん
転職エージェントに登録すると手間がかかりそう。と考えている人もいますが、転職エージェントを利用したほうが、休みも年収も希望の叶う仕事に転職できる可能性は高いです

転職エージェントのサービスは、図の上の流れで進みます。

転職活動の流れに沿って、転職エージェントは様々なサポートをしてくれます。

簡単に言うと、”転職に関わるすべてのステップ”で支援してもらえます。

サービスの概要

  1. キャリアプランの計画
  2. 非公開求人の紹介
  3. 企業の内情の調査
  4. 職務経歴書・面接対策
  5. 選考の日程調整
  6. 年収交渉・入社日交渉
  7. 入社・退職手続きのサポート

①キャリアプランの計画

「どの仕事に転職すればいいか分からない」

「どんな仕事に転職できるのか知りたい」

キャリアプランをどう立てていいかわからない

転職エージェント登録後、転職の意向などを転職エージェントに伝える面談を行います。

その際に、担当のキャリアアドバイザーと転職の軸を決めたり、将来のキャリアプランを計画していきます。

キャリアアドバイザーがあなたの「強み」「特性」を客観的に分析し、希望にマッチしたキャリアを提案してもらえます。

参考仕事で何がしたいか分からない人へ|5つの原因と適職を探す10の方法

②非公開求人の紹介

「非公開求人の紹介」は転職エージェント利用の大きなメリットです。

非公開求人の紹介

「非公開求人」とは、転職サイトや企業採用HPでは公開されない求人のこと。

転職エージェントからでないと応募できない求人もあります。

非公開求人は、転職者にとって良い条件の求人のため、希望の転職を成功させるためには見逃せません。

③企業の内情を詳しく報告

転職エージェントは企業の内情も詳しく調査をしてくれます。

自分では企業に聞きにくいことも正確に報告してくれます

企業の内情を調査

例えば、「本当に残業は少ないの?」「配属部署では本当に休みが取れている?」「転職後も年収は上がっている?など、転職時の不安をしっかり解消することができます。

④職務経歴書・面接対策

転職エージェントは職務経歴書の具体的な書き方、面接の対策についてもサポートしてくれます。

書類添削・面接対策

特に、職務経歴書は転職経験のある方でも印象の良いものを書くのは難しく、ノウハウが必須です

また面接対策でも、過去に質問された内容や、面接内で行われるテストの流れなど、事前に知っておきたいことを詳しく教えてもらえるのも、転職エージェントの大きなメリットです。

⑤選考日程の調整

働きながら転職活動をしている忙しい転職希望者に代わって、企業との日程などの調整を転職エージェントが代行してくれます。

企業との調整

転職希望者はどうしても企業側に気を使ってしまいます。転職エージェントを通すことで企業と直接調整をする必要がないので、時間的にも精神的にもラクになります。

⑥年収交渉・入社日交渉

「もう少し年収を上げたい」

「有給を消化してから入社したい」

企業との年収交渉

転職エージェントは企業側と年収交渉や入社日交渉もしてくれます

自分では企業に言いにくい交渉も転職エージェントを通すと進みやすくなります。

この転職エージェントの年収交渉を利用して、多くの人は採用年収UPを実現しています。

転職エージェントを利用して年収UP交渉ができるのも、転職エージェントの大きなメリットです。

 

ポイント

ちなみに、転職エージェントは年収交渉には非常に前向きです。

なぜなら、採用年収が高くなれば、転職エージェントの報酬も高くなるからです。

転職エージェントは共に戦うパートナーだという意識で利用すると良いでしょう。

⑦入社・退職手続きのサポート

転職経験者でも入社や退職手続きは慣れないもの。

退職前には現在の業務の引継ぎで毎日が精一杯でしょう。

入社・退職の手続きサポート

そんなときでも面倒な手続きは、転職エージェントが変わりに書類をそろえたり、手続きの流れをサポートしてくれるので、ずいぶんラクになります。

 

転職エージェントの全体の流れ

ここでは、転職エージェントに登録してから転職先に入社するまでの転職エージェントの一般的な流れを紹介します。

 

①転職エージェントに登録

まずは転職エージェントに登録をします。

登録方法は、各社のフォームから必要事項を記入して送信するのが一般的で、1分〜5分程度で完了できるものがほとんどです。

登録方法は各社の公式サイトで確認をしましょう。

①-1.登録時の入力情報

登録時に必要な情報は以下の情報が一般的です。

  • 名前
  • 住所
  • 電話番号
  • 職務経歴
  • 現在の年収
  • 希望職種
  • 希望年収
  • 希望勤務地

などがあります。

①-2.転職エージェントとの面談日の設定

転職エージェントに登録をすると、担当のキャリアアドバイザーとの面談の日程を決めるための電話やメールが届きます。

面談をして、自分の希望を担当のキャリアアドバイザーに伝えないと、転職エージェントもあなたの希望に合った求人や非公開求人を紹介できないので、必ず面談はしておきましょう。

②転職エージェントと面談

転職エージェントとの面談は、自分の転職の希望を伝える目的で行います。

「良い転職先があれば検討したいくらいなので、多くの求人紹介はいりません。」や、

「すぐにでも転職したいから、たくさん求人を紹介してほしい」など。

面談を行うことで、あなたの希望に合ったペースでサービスを提供してもらえるようになります。

面談で聞かれることは以下です。

  • 職務経歴の再確認
  • 転職の希望度
  • 転職理由
  • 希望条件
  • キャリアのイメージ
よこてん
面談に進む前に、転職に求める条件をイメージしておきましょう。

②-1.職務経歴の再確認

転職エージェントとの面談では、職務経歴についての再確認があります。

これは、希望にあった求人を紹介するためであり、あなたの強みを見つけるためでもあります。

転職エージェントは転職活動の仲間になるので、正直に伝えましょう

②-2.転職の希望度

転職の希望度も確認があります。

これも希望に沿った転職のサポートをしてもらうためなので、正直に伝えましょう

「転職はしたいけど、どのように進めていいのかわからない」など、疑問や不安も合わせて伝えると良いです。

よこてん
筆者は最初の転職のときは、転職はしたいけどすぐには転職したくない。とわがままな希望を伝えていましたが、ちゃんと対応してくれました。

②-3.転職理由

転職したい理由も聞かれます。

ここは、包み隠さず話しましょう

転職理由が現状の仕事への不満であることは転職エージェントも理解しています。

給与、労働時間、人間関係など、思っていることはすべて伝えましょう。

②-4.希望条件

希望条件については詳しく聞かれることが多いです。

職種や年収、休日日数、勤務地、在宅ワークの可否などの希望は整理しておきましょう。

よこてん
この希望条件をもとに求人を探すため、転職エージェントには遠慮せずに伝えたほうが良いですね。

②-5.キャリアのイメージ

転職後のキャリアのイメージも転職エージェントとの面談で聞かれます。

イメージがなければ"無い"でも問題ありません

しかし、将来的にどんな立場で仕事がしたいのか、どういった仕事をしたいのか、など、キャリアビジョンがある場合は明確に伝えましょう

次の転職先が、キャリアビジョンに合っているか?現状の希望とも合っているか?を考慮転職エージェントが求人を紹介してくれるようになります。

③求人の紹介

面談を終えると、転職エージェントがすぐに希望に合いそうな求人を複数探してくれます

このタイミングで、希望に合っているか、イマイチ合っていないかを転職エージェントに伝えるようにしましょう。

よこてん
紹介された求人がイマイチなのに、遠慮して伝えないと、その後も似たような求人ばかりを紹介されることになります。

紹介求人は断ってOK

「紹介された求人には応募しないといけない」と勘違いされている方がいますが、断って問題ありません。

参考転職エージェントの断り方|コピペで使えるケース別の例文9つ

③-1.非公開求人も紹介がある

転職エージェントの最大のメリットである、非公開求人の紹介もこのタイミングから出てきます。

よこてん
筆者は非公開求人を紹介してもらい、高待遇での転職に2回成功できました。

 

④職務経歴書・履歴書の添削

面談が終わると、職務経歴書や履歴書などの応募書類の添削をしてくれます。

特に職務経歴書は書類選考では重要な応募書類です

転職エージェントからのアドバイスは素直に受けてブラッシュアップしていきましょう。

参考

もし、転職エージェントを通しても書類選考が通らない場合はコチラの記事も参考にしてみてください。

参考転職エージェント経由でも書類選考が通らない9つの理由と6つの対策

 

⑤求人に応募

転職エージェントの紹介求人の中から、希望に合った求人に応募をします。

応募は転職エージェント経由となり、応募したい意思を担当のキャリアアドバイザーに伝えれば応募をしてくれます

⑤-1.書類選考

転職エージェント経由で応募する場合、応募企業での書類選考の前に、転職エージェント内での書類選考が行われる場合もあります

応募から一定期間は書類選考が行われるため、しばらくは待ちましょう。

合格の場合は転職エージェントより、合否と面接日時の調整の連絡が入ります。

参考

書類選考の期間の目安を知りたい場合はコチラの記事も参考にしてみてください。

参考転職エージェント経由の書類選考期間の目安と選考の流れ

⑤-2.面接日の設定

書類選考が通れば、次は面接日の設定になります。

企業との連絡は転職エージェントが取ってくれますので手間は掛かりません。

希望日を担当のキャリアアドバイザーへ伝えましょう。

 

⑥採用面接

いよいよ採用面接です。

職務経歴書や履歴書を再提出する場合もありますので、必要なものは事前にチェックしておきましょう

⑥-1.転職エージェントと相談

企業の面接の前には、転職エージェントと面接対策について相談をしておいた方が良いです

応募した企業の面接がどのような流れで進むのか?過去に聞かれた質問なども教えてくれます

よこてん
筆者は、転職エージェントのサポートで面接は無双してましたので、転職エージェントの面接対策はかなり有益です。

⑥-2.面接のフォローとフィードバック

面接を終えると、面接の感触を担当キャリアアドバイザーから聞かれます。

面接時に「うまく話せなかったこと」「伝えたかったけど伝えきれなかったこと」などを話すと、企業へ伝えてフォローをしてくれます

その後、企業側が持っている印象や改善点についても、フィードバックをしてくれます。

よこてん
面接では、「あぁ〜あの話、本当はこう伝えたかったのに!」「転職理由、違う感じに取られちゃったかな…」ということが多いです。面接でよくある"後悔"と"不安"をフォローしてくれるのは本当に助かります。

⑥-3.年収交渉

面接が進んでいくと、具体的な採用条件を聞かれることがあります。

「希望の年収は?」「休日出勤はできるのか?」などです。

面接の場では正直に言えない場合は、転職エージェントに年収交渉をしてもらえます

「面接では年収は現職と同等と伝えているけど、本当は50万UPしてほしい…」などです。

年収交渉は転職エージェントの大きなメリットなので、積極的に相談しましょう。

よこてん
筆者は年収交渉で、採用年収に加えて60万円の年収UPができました。どのように交渉したかは下記の記事を参考に。

参考転職の教科書(年収交渉の仕方編)

⑦内定と入社

内定の連絡は転職エージェントを通す場合と直接企業から伝えられる場合があります。

企業から内定を伝えられた場合は転職エージェントにも報告しましょう。

⑦-1.入社または辞退の意思決定

企業から内定をもらった場合、入社または辞退の意思決定はおおよそ1週間以内に返答が必要になります

転職エージェントに意思を連絡するようにしましょう。

辞退する際の、断り方は以下の記事の例文を参考にしてください。

参考転職エージェントの断り方|コピペで使えるケース別の例文9つ

⑦-2.内定後の条件面談

企業によっては内定後に希望年収や条件をすり合わせる、条件面談を実施する場合もあります

また、転職エージェントを通して、条件確認の連絡が来る場合もあります。

転職エージェントには、交渉できそうな年収相場を確認しておくと良いでしょう。

この条件面談を持って、次のステップで必要になる労働条件通知書が作成されます。

⑦-3.入社の決定

入社意思の回答を伝えたあと、内定承諾書や労働条件通知書を企業と取り交わして、入社が確定します。

この内定承諾書、労働条件通知書のやり取りのあとに辞退は基本的にできません。

 

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年収をUPさせた転職エージェント利用の5つのコツ

転職エージェントのサービスの流れで、転職活動を上手く進めるコツを解説します。

よこてん
筆者が3回の転職の中で重要だったことですので、ぜひ参考にしてください。

①面談時に準備することを確認する

転職エージェントとの面談前に、準備することは何か確認しておきましょう。

意外と転職エージェントとの面談は重要です

なぜなら、面談で担当キャリアアドバイザーに正確に希望を伝えられないと、的外れな提案をされてしまうからです

面談時には、転職エージェントとの面談で聞かれることについて整理しておきましょう。

また、職務経歴書や履歴書の必要の有無は、転職エージェントにより違います。

面談の前に、転職エージェントに職務経歴書や履歴書が必要かは確認すると良いでしょう。

②面談の方法はWebか対面か電話か

最近では、Web面談対応の転職エージェントが多いです。

電話のみで可能なエージェントもあります。

仕事が忙しく、対面が難しい場合はWebや電話での面談が可能か確認をしましょう。

よこてん
筆者は2回目の転職の際は、すべて電話とメールで完結しました。対面でなくても問題なく転職は可能です。

③書類の添削はこちらから依頼する

職務経歴書や履歴書の添削は、転職エージェント側から申し出てくれる場合もありますが、こちらからも依頼をしましょう

特に大手の転職エージェントの場合、一人のキャリアアドバイザーが複数の転職希望者を担当しており、一人ひとりに手が回らないことがあります。

良いサポートしてもらうためには、こちらから連絡して動いてもらうようにして下さい。

④面接のフォローとフィードバックは事前に依頼しておく

面接前に必ず、「フォローお願いします」と一言、担当のキャリアアドバイザーへ伝えておきましょう

なぜなら、基本的に転職エージェントは面接後のフォローとフィードバックを行ってくれますが、頼まないと実施しないキャリアアドバイザーもいるからです。

フォローとフィードバックは内定獲得に非常に重要な要素なので、漏れがないように事前にこちらから伝えましょう。

⑤年収交渉してほしいことは書類応募の時点で伝えておく

年収交渉してほしい意向は、企業に書類を応募する時点から転職エージェントに伝えておきましょう

なぜなら、転職エージェントが企業と年収交渉に入るタイミングは、求人により異なるからです。

年収交渉の依頼をしても、タイミングを逸していると交渉出来ない可能性も出てきてしまいます

年収交渉をしてほしい場合は、早いタイミングで転職エージェントに伝えましょう。

転職エージェントは併用するとメリットが大きい

転職活動は複数の転職エージェントを利用することで、より理想に近い仕事に出会う可能性が高まります

転職エージェント複数利用のメリット

よこてん
筆者は5社を併用して、一番良い条件の求人を紹介してくれたエージェントで転職しました。まずは2つの転職エージェントも試して比較してみると良いです

参考転職エージェント複数利用のメリットは?

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転職エージェントの流れ|まとめ

転職はタイミングを逃すと、希望が通らない場合があります。

転職エージェントのサービスの流れを知って、どのタイミングで何を依頼するのか?は把握して利用していきましょう。

よこてん
転職エージェントはいくつか併用すると、条件の良い仕事へかなり転職しやすくなるので、おすすめです。

この記事のライター

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よこ

管理人

  • 転職3回(元職人・元ゼネコン所長)
  • 建設・不動産業界でキャリア13年目
  • 不動産ディベロッパー建築部門主任
  • 一級建築士・一級建築施工管理・宅建士ほか

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