施工管理の転職ノウハウ

転職理由を本音で伝えても3社から内定出た話|元施工管理の転職エピソード04

伝えていい転職理由の本音
よこてん
この記事では、私が面接で転職理由を本音で伝えて成功と失敗した経験をご紹介します。

 

この記事を読んだ5分後あなたは以下のことがわかるようになります。

この記事でわかること

この記事のライター

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よこ

転職時

  • 29歳
  • 2社目(社会人7年目)
  • 建築施工管理(建設業)
  • 2回目の転職活動(3社目へ

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前回の記事でも紹介しましたが、私は子育てを理由にして転職活動をしました。

 

 

面接ではガッツリ「子育てを考えると今の仕事は続けられない」「ライフワークバランスを整えたい」と本音を言いましたが、問題なく合格。

 

同じように話をしても3社から内定を頂くことができました。

 

つまり、転職の面接で、転職理由の本音を話しても合格出来ます。

 

私は転職をしたとき、

面接で転職理由を本音で伝えて大丈夫か?
マイナスの理由を伝えない方がいいと聞くけどどう伝えようか

こんな風に悩みました。

 

どうひねり出しても転職理由の本音は不満があって企業を離れるもの。

それを無理やりプラスの理由に変えるなんて、ウソを付いているようでどうなのか。

 

よこてん
全部正直に話せたらどんなにラクか。

 

しかし、この”転職理由の本音を伝えて大丈夫か?”という悩みは気にしなくてOKです。

 

普通に面接で本音を伝えても、キャリアアップ転職することは出来ました。
(最初の転職では、失敗した経験もあります。)

 

そこで今回は、私の2017-18年の転職の経験を元に、転職理由の本音を伝えていいのか、伝える際の注意点について解説していきます。

 

こんな方におすすめ

  • 転職したい
  • 現在、転職活動をしている
  • 転職理由を聞かれても、本音を言っていいのか不安

参考【転職エージェントの選び方】初心者が失敗しないための8つのポイント解説

転職エージェントの選び方-min
【9割が知らない】建築・建設系の転職エージェントの選び方|8つのポイントと業界ウラ事情

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社会人の転職理由の本音はこれ

転職理由の本音ランキング

社会人が抱えている本年の転職理由は以下がトップ。

 

本音の転職理由ランキング

  1. 1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
  2. 2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
  3. 3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
  4. 4位:給与が低かった(12%)
  5. 5位:仕事内容が面白くなかった(9%)
  6. 6位:社長がワンマンだった(7%)
  7. 7位:社風が合わなかった(6%)
  8. 7位:会社の経営方針・経営状況が変化した(6%)
  9. 7位:キャリアアップしたかった(6%)
  10. 10位:昇進・評価が不満だった(4%)

出典:リクナビNEXT

 

あなたの転職理由の本音もおそらくどれかしらに当てはまるはず。

 

よこてん
私は2位の労働時間と7位のキャリアアップでした。

 

退職理由は基本的にはネガティブなもの。

 

これは割と当たり前で、面接をする企業もそれは前提として理解しています。

 

大事なのは、「ネガティブな本音を言った方がいいのか、言わない方がいいのか」ではなく、「ネガティブな本音をどう伝えるのか」が重要です。

 

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本音の転職理由は面接で伝えてOKか

本音の転職理由は面接で伝えてOKか

基本的に本音の転職理由は面接で話してもOKです。

 

なぜなら、先ほども言ったとおり、面接官も転職理由などだいたい見当はついているからです。

 

面接官は何百という人を見てきています。

 

であれば、転職理由などだいたい上記のTOP10のどれかです。

 

それも分かった上で、面接官はあなたのパーソナリティなどを見ているので、転職理由が気に入らないから落とされるなんてことにはなりません。

 

落とされる理由は、転職理由そのものではなく、その転職理由を感じた思考経路です。

 

思考経路をたどるには、「なぜ?」を繰り返すと明確になってきます。

 

あなたの転職理由は、「なぜ?」を3回繰り返されても納得できる理由になっていますか?

 

そうなっていない場合は面接官に誤解されてしまう可能性もあるので、準備しておきましょう。

 

例えば私の場合は、

転職理由は?

「ライフワークバランスを整えたい」

 

なぜ?

子育てをしたいからです。

 

なぜ?

子育ての時間は、自分の人生の中でもキャリアと同等かそれ以上の価値があると考えているからです。

 

なぜ?

子を育てるということが、忍耐・対話・計画性・モチベーション他、人としての成長につながり、それがキャリアにおいても大きなポジティブ要素になると考えているからです。

 

だから「ライフワークバランスを整えたい」です。

 

ポジティブっぽい回答になりましたね。
よこてん
そうですよね。これが結構コツだったりします。

 

ここまで答えられれば、ライフワークバランスを整えたいのが、単に仕事を早く切り上げたいだけではないと納得してくれますね。

 

つまり、転職理由を3回深堀りした内容も合わせて説明できれば、本音の転職理由は面接で話してもOKです。

 

参考転職理由で「キャリアアップ」はNG?|問題なし。本当にそう思っているならね

 

伝えない方がいい転職理由の本音

伝えない方がいい本音

私の経験上、伝えない方がいい本音もあります。

 

それは報酬に関しての本音です。

 

よこてん
これで私はひとつの企業は失敗しました。

 

理由は2つ。

  1. 自分の市場価値が高いことを証明しなくてはいけないから
  2. 年収交渉の機会を失うから

です。

 

報酬の不満は「自分はこの報酬以上の価値がある」と言っている事と同じです。

 

なので、最終的には「自分は高い報酬を得るにふさわしい人間だ」という主張を、根拠を持って証明しなければならなくなります。

 

これを面接官に納得してもらうのは非常に難しい。

 

誰もが認めるような、相当な実績があれば話は違いますが、客観的に「私はいくらの報酬が妥当だ」という主張を納得させるのは至難のワザです。

 

納得できない主張を面接ですると、落ちます。

 

さらに、報酬の不満を言うと必ず希望報酬の額も聞かれます。

 

この額を答えてしまうと、その額が採用年収のベースとして固まってしまうので、後々の年収交渉もしづらくなります。

 

何も言わなくても先方から高い年収の提示があった場合は、さらに年収をあげられないか交渉が出来ます。

 

しかし年収額をこちらから先出ししてしまうと、それ以上高い額を企業は出してきませんし、こちらからもさらに上げる交渉は出来ません。

 

つまり、デメリットが非常に大きいのですね

 

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伝えていい転職理由の本音

伝えていい転職理由の本音

伝えていい本音は以下です。

 

  • 労働時間についての本音
  • 仕事内容についての本音

 

意外かもしれないですが、労働時間についての本音は伝えて大丈夫です。

 

むしろこれらは転職のミスマッチを防ぐ意味でも、しっかり伝えた方がいいです。

 

その理由は、労働時間についての本音を伝えて嫌な顔をする企業は、転職しても長時間労働をしなければならない企業の可能性が高いからです。

 

こちらから本音を伝えて探らなければ、企業は長時間労働の件を表には出しません。

 

入ってから、

こんなはずじゃなかった・・・

とならないためにも、面接で労働時間の本音は伝えて、転職先の状況を見極めた方がいいでしょう。

 

また、仕事内容についても、やりたくない仕事・やりたい仕事を明確に伝えておくと、企業もその仕事が出来る・出来ないを答えてくれます。

 

やりたくない仕事をやらされる。やりたい仕事ができない。

 

これもやはり転職後に、

こんなはずじゃなかった・・・

とならないためにも、面接で仕事内容の本音は伝えて、転職する職種を見極めた方がいいでしょう。

 

よこてん
私は企業が嫌がりそうな『ライフワークバランス』という単語で本音を話してました。

 

退職時の転職理由の本音の伝え方

退職時の転職理由の本音の伝え方

退職時に、勤める企業に本音を言うか言わないか。

 

これは言わなくてOKです。むしろ言わない方がベターです。

 

社会人のマナーとしても、退職のしやすさとしても、オブラートに包んだ方がラクでしょう。

 

理由は2つ。

  • 軋轢が生まれない
  • 引き止めが長引かない

 

よこてん
私はこれを一度失敗しています。

 

勤めていたゼネコンに対して、本音の退職理由を話してしまいました。

 

軋轢は生まなかったものの、長い引止めにあってしまい、大変苦労しました。

 

最終的には半ば無理やり退職したような状況となり、少し後味の悪い退職でした。

 

本音は当然ネガティブなことが多いです。

 

それを勤めている企業に直接伝えるのは、社会人のマナーとして少々考えものです。

 

また不満をぶつけて上司や会社との軋轢を生まない方が、円満に退職できます。

 

よほど理解のある企業や上司に「今後の社内改善のためにも協力して欲しい」という主旨で本音を聞かれたなら、伝えても良いですが、基本的には言わない方がいいでしょう。

 

その他に、本音を伝えてしまうと、引き止めに合う可能性もあります。

 

例えば、年収や労働時間についての本音。

 

これらは「年収を上げるから残って欲しい」や「残業の多くない部署や現場へ異動も出来る」など、嬉しくない提案が出てきてしまいます。

 

処遇などの、企業側が譲歩できるような内容を伝えてしまうのは得策ではないです。

 

これらの提案を断るのも骨が折れるので、退職時には本音は伝える必要はありません。

 

面接時の転職理由の本音の伝え方

面接時の転職理由の本音の伝え方

転職の面接では、転職理由の本音はハッキリ伝えましょう。

 

伝え方のコツは2つ。

  1. 不満を伝える場ではない
  2. 不満をどう解決しようとしたかも伝える

 

まず前提として覚えておく必要があるのは、本音を伝えてもいいが、面接は不満だけを伝える場ではない。ということ。

 

面接官はあなたの『行動』を見ています。

 

”転職”という結果がどうであれ、そこに至るまでの”経緯”の中にあるあなたの『行動』で、「うちでも同じ理由で辞めないか」を判断しています。

 

そのため、転職理由を聞かれて、「上司と合わなかった」「労働時間が長かった」「仕事が合わなかった」だけを伝えると、「で?(何か改善のために行動したの?)」となります。

 

本音は伝えていいですが、不満だけを伝えるのはNGなので、認識しておきましょう。

 

また、転職理由を話す際には、不満をどう解決しようとしたかも伝えましょう。

 

話す理屈は以下です。

  1. 不満があり、
  2. 解消のために行動したが、
  3. 良い結果が得られなかったので、
  4. 最終手段として『転職』をする!

 

このストーリーで話をすると、面接官も納得しやすいです。

 

労働時間をて例にすると以下のようなイメージです。


  • 転職理由

    労働時間が長い


  • どう解決しようとしたか

    • 人事に掛け合った
    • 社内異動も検討した

  • 結果

    • 人事では現場を変えられない
    • 労働時間が整う異動先は希望のキャリアとは違う

  • 次の選択肢

    • 希望しない部署に異動する
    • キャリアと労働時間の両立のために転職する

  • 決断

    リスクテイクではあるが、キャリアと労働時間の両立のために転職する事を選んだ!

 

こんな形です。

 

ですから、もしまだ社内で解決するための行動を起こしていない人は、何か行動をしておきましょう。

 

ウソは面接では厳禁です

 

本音の転職理由が解消される企業を見つけるには

本音の転職理由が解消される企業を見つけるには

現職の不満を解消できる転職先を見つけるには、転職先の企業内の情報は必須です。

 

転職理由のランキングでも多いのは、人間関係や労働時間、社風といった、中に入らないとわかりにくい事ばかりです。

 

「企業の掲載する求人情報から良さそうだと思ったが、実際に入ってみたら全然違った!」なんて事もありえます。

 

そうならないためにも、事前の情報収集が重要になります。

 

よこてん
ちなみに私は子育てがしたかったので、労働時間についてはくどいほど念入りに調べました。

 

私が利用したのは以下のサービスです。

  • 転職エージェント5社
  • 転職口コミサイト2社

 

労働時間は企業の内情なので、多方面から探りに探って情報を得ていきました。

 

企業の出す情報は信用してはいけません。あくまで信頼すべきは第三者の情報です。

 

そのため転職エージェントは多く登録して、担当アドバイザーに企業の実態を細かく調べてもらいました。

 

これまで使って良かったエージェントはハイクラス転職エージェントおすすめランキング|年収500万以上なら必須を参考にして下さい。

 

不満を解消出来ると思って転職したけど、思ってた求人情報と全然違った。失敗した。

 

そんな失敗が無いように、情報収集で出来る限りのことはしておいた方が良いです。

 

転職理由の本音は何も恥ずかしくない

転職理由の本音は何も恥ずかしくない

転職理由の本音をよく隠してしまう人がいますが、正直に表に出して大丈夫です。

 

表に出さない理由は「忍耐力がない」「わがままだ」「情けない」などと、周囲から思われてしまわないか心配だという人が多い。

 

しかし、もし仮に周囲がそういう評価をするのなら、それは周囲が間違っています。

 

転職理由の本音はあなたの人生観や仕事観なので、自信を持っていいのです。

 

ちなみに転職したいほどの本音を隠して働いていても、あなたの気持ちが晴れることはありません。

 

また、自分で行動せずに環境がよくなるということもありません。

 

環境は自分で変えるのが社会人の基本です。子供じゃないので。

 

私は本音で転職して正解でした。

 

今では毎日家族と朝ごはん、夕飯を食べて団らんの時間を楽しく過ごしています。

 

実際に本音で転職をして感じるのは、「好きな時間を、嫌な時間に奪われるのはもったいない」ということです。

 

私は、”自分の希望の叶った満足できる時間”を”嫌な思いを隠しながら過ごす時間”にしたくはなかったのです。

 

そのために行動に移しました。

 

そこではじめて、”面接で本音の転職理由は話した方が希望が叶う”ということに気付きました。

 

ぜひ悔いのない転職をしてもらいたいと思います。

 

 

転職を成功させるには全体感を把握しておくと全然違う

転職を成功させるには全体感を把握すると違う

転職活動を成功させるには、ある程度の知識は必要です。

 

キャリアの考え方、転職の流れ、書類の書き方、etc。

 

これらは社会人として最低限の知識ですが、意外と知らない方も多いです。

 

転職サイトにも情報は多くありますが、むしろ多すぎてどれから読んでいいかわからない。

 

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転職理由を本音で伝えていいのか|まとめ

この記事の内容を要約します。

この記事の要約

  • 転職理由の本音は伝えてOK
  • 伝えない方がいい本音は『給与面』
  • 伝えていい本音は『労働時間』
  • 退職時は本音は不要
  • 転職時は本音は伝えるべき
  • 本音の伝え方は、解決のための『行動』もセット
  • 転職先の見つけ方は情報収集が大事
  • 転職理由の本音は恥ずかしくない
  • 転職は全体感を知ってると強い

みなさんそれぞれ事情があって、カンタンに転職はできないかもしれません。

 

本音を伝えて転職できるのか不安な方もいるかもしれません。

 

しかし、あなたの転職理由は正当です。

このように私は考えています。

 

より良い選択を取れるよう応援しております。

 

前のエピソード>>子育てを理由に父親になる私は転職した|元施工管理の転職エピソード03

 

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