転職完全ガイド

転職活動の基本スケジュール|転職を成功させる2つのパターンとは?

目次

転職活動で必要なものって何がありますか?注意すべきポイントもあれば知りたいです。

こんな疑問にお答えします。

本記事の内容

  • 転職活動開始前に必要なものと確認ポイント
  • 応募に必要なものと確認ポイント
  • 面接時に必要なものと確認ポイント
  • 退職・入社時に必要なものと確認ポイント

転職活動は各ステップごとに必要なものがあります

そのほか転職活動では注意すべきポイントも数多くあります。

必要なものや注意点を把握しておくことで、転職活動の失敗を防ぐことができますので、事前に確認をしておきましょう。

この記事を最後まで読めば、転職活動で何をしないといけないのかがわかりますので、ぜひ最後までご覧ください。

こんな方におすすめ

  • 初めての転職活動
  • 転職活動の基本的な知識を情報収集中

一般的な転職活動のスケジュール

一般的に転職活動にかかる期間は3ヶ月程度と言われています

しかし、”3ヶ月”は人材業界が提唱している期間というだけで、必ずしも3ヶ月でスケジュールを組む必要はありません

それは、転職活動のペースは人によって異なるからです。

なるべく早く今の仕事を辞めたいと思っている場合は3ヶ月もかけたくないかもしれません。

一方で、仕事が忙しい方なら3ヶ月では短く感じるかもしれません。

ここでは、それぞれに合った転職のスケジュールを組むポイントを紹介していきます

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転職活動の流れ

転職活動は、以下の流れで進みます。

転職活動の流れ

  • 事前準備
  • 情報収集~応募
  • 選考~内定
  • 退社準備
  • 入社準備

 

基本的な流れを理解した上でスケジュールを組むようにしましょう

次の章から、それぞれのステップにおいて何をするべきかを説明していきます。

【ステップ1】 事前準備

転職活動では事前準備を行うことがとても大切です

事前準備をしっかり行わないまま転職活動を始めると、転職を成功させることが難しくなるためです

例えば、思うように転職活動が進められない、目的に沿った企業に転職できないなどです。

ここでは、しっかり事前準備を行うためのポイントを解説していきます。

1-1:転職の目的を決める

転職の目的は明確に決めるようにしましょう

はじめに目的を明確にしておくことで、転職活動中に安易な妥協をすることがなくなります。

転職の目的は何でも構いません。

例えば、

  • 今より年収を上げたい
  • 新しい業種に挑戦したい
  • ワークライフバランスを整えたい

といったものです。

転職の目的が定まれば、応募企業を選ぶ際にもすぐに判断ができます。

また、応募書類に記入する志望動機や面接での受け答えにおいてもスムーズに対応できるようになります

転職で希望を叶えるためにも、転職の目的は明確に設定しておきましょう。

1‐2:キャリアを棚卸しする

次にキャリアの棚卸しを行いましょう

キャリアの棚卸しとは、これまでの仕事を振り返り、自分の強みや適性を明確にすることを言います。

キャリア棚卸しの方法は様々ありますが、代表的なのは「職種や業務」「スキル」「経験」「実績」などを時系列で書き出していく方法です

経験してきた業務を具体的に洗い出し、自分のスキルや経験を整理することで、自分の強みが見えてきます。     

自分の強みが分かると、自分に合った企業が探しやすくなる・応募する際にアピールしやすくなるなど、転職で成功しやすくなります

経験してきた業務だけではなく、「どのように仕事と向き合ってきたか」という仕事への意識・姿勢も同時に振り返ると良いでしょう。

【重要ポイント!】 自分の適性年収を把握する

自分の適性年収は必ず把握するようにしましょう

年収で損をしないために非常に重要なことです。たった5分で把握できるので必ず確認しましょう

適性年収を知らずに進めると、相場より低い年収で転職してしまう可能性があります。

よこてん
筆者の最初の転職は適性年収を調べておらず、相場より安い年収で転職してしまいました。気づいたのは転職して4年後です。かなり損したと思います。

企業側はできるだけ低い年収で雇用したいと考えていますので、安く買い叩かれないようにあなたの適性年収を把握しておくことは絶対に必要です

筆者のおすすめの適性年収診断は、”ミイダス”というサービス。

自分の年齢やスキル、勤めている企業の業界などを参考に精度の高い金額を出すことができるので、参考にしてください

【ステップ2】 情報収集~応募

転職の準備が終わったら、情報収集・応募のステップです。

実は、情報収集の方法によって、転職の成否は大きく変わります

転職の目的や条件を再度意識しながら、希望に合う企業を探していくようにしましょう。

2-1:応募先を探す

まずは応募先を探します。

応募先を探す際は、転職サイトやスカウトサイト、転職エージェントを利用して求人を探すのが一般的です

各サービスの特徴は以下の通り。

  転職サイト スカウトサイト 転職エージェント
特徴 求人数多い 条件良い求人 適性高い求人
利用方法

自分で探して応募

サポート無し

スカウト待ち

サポート無し

マンツーマンサポート

サポート有り

料金 無料 無料 無料
代表例 リクナビNEXT ビズリーチ マイナビエージェント

転職サイト

転職サイトは求人掲載数が多いのが特徴です。

利用方法は、自分で求人を探します

利用料金は無料。代表的なのは、リクナビNEXTやマイナビ転職など

スカウトサイト

スカウトサイトは、登録しておくとヘッドハンターや企業から転職のオファーが届くサービスです。

特徴としては自分で求人を探す必要がなく、条件の良いオファーが届きます

利用料金は無料。代表的なのは、ビズリーチ、リクルートダイレクトスカウトなど

転職エージェント

転職エージェントは、担当のキャリアアドバイザーが付き、転職活動をマンツーマンでサポートしてくれるサービスです。

求人はキャリアアドバイザーが紹介してくれます。自分で求人を探す必要はなく、適性の高い企業へを見つけられます

利用料金は無料

代表的なのは、マイナビエージェント、リクルートエージェントなど

上記の各転職サービスを使い分けることで理想の企業を見つけやすくなります。

2-2:応募書類の作成

応募先を見つけたら応募書類の作成を行います

応募書類とは「職務経歴書」や「履歴書」のことです。

インターネットから雛形をダウンロードして作成することも出来るほか、転職エージェントに叩き(原案)の作成をお願いすることもできます

注意事項としては、応募先が複数ある場合はそれぞれの応募先に合わせた内容で作成する必要があります

特に職務経歴書は、記載してある内容について採用面接で質問されるため、合否を分ける重要な書類と言えます。

初めて作成する場合は、転職エージェントなどの転職のプロと時間をかけてしっかり作成するのがおすすめです

2-3:応募

希望に沿った企業が見つかったら応募をします

複数の企業に応募し、内定を貰うまでは継続して応募を続けることをおすすめします。

複数の企業に応募する場合、内定を貰うタイミングを合わせることがポイントです

内定のタイミングが異なると、1社1社への回答を別々に行う必要があり、比較して選択することができなくなるからです。

内定までの日程を確認した上で逆算して応募のスケジュールを組むことが必要になります

【ステップ3】 選考~内定

続いて、選考・内定のステップに進みます。

選考を突破するためには、入念な面接対策を行うことが必要になります。

また、内定後に入社条件を確認することも重要なポイントです。

後悔せずに転職活動を終えるために、それぞれのポイントをおさえていきましょう。

3-1:面接対策

面接で聞かれる内容は企業によって異なりますが、「自己紹介」「志望動機」「転職の理由」「自己PR」などが一般的です

聞かれやすい質問に対しては、事前に答え方を考えておくことをおすすめします。

また、応募書類の内容に沿って面接が進められることが多いため、何を書いたか振り返り、記載内容と矛盾がないような受け答えを意識するようにしましょう。

そのほか、最後に「質問はないか」と面接官から逆に質問されることもあるため、気になる点や確認しておきたい点があればこのタイミングで質問するのも良いでしょう。

3-2:入社条件の確認

企業から内定を受けたら、もう一度入社条件を確認しましょう

内定を受けた企業で「本当に転職の目的が達成できるのか」「希望した条件に当てはまっているか」を確認します。

具体的には、年収・職位・職務内容・労働時間・転勤の有無などです。

入社条件を確認せずに入社してしまうと、思い描いていた理想像と違うことに後悔するかもしれません。

このタイミングで最初に決めた転職の目的を振り返り、企業の入社条件を再確認することが大切です

 【ステップ4】 退社準備

転職先の内定まで決まったら、現職の退社準備を進めます。

退職するにも、業務の引き継ぎや退職届の提出など、スケジュールを逆算して組む必要があります。

退職を申し出てから入社までは一般的に2ヶ月、最低1ヶ月は確保しましょう

業務の引継ぎや引き留めなどでトラブルにならないよう退社準備を計画的に進めておく事が重要です。

4-1:退職の意思表明

退職の意思表明は、会社の就業規則に則って期限までに行うようにしましょう

法律では退職の意思表明は「退職日の2週間前まで」にすればよいとされていますが、一般的に「1ヶ月前まで」としている企業が多いです。

また、退職にあたって後任者への引き継ぎが必要になるため、引き継ぎのスケジュールを確保しなければなりません。

退職の意思表明は直属の上司にするのが一般的なルールです。直属の上司を飛ばすとトラブルの元になるので注意が必要です。

会社の就業規定や引き継ぎの状況などを考慮し、タイミングを見計らって退職の意思表明をするようにしましょう。

4-2:退職手続き

退職日が決まったら退職の手続きを行わなければなりません。

会社へ退職届を出し、健康保険証や貸与品を返却するといったことが必要になります。

また、転職先の企業から「源泉徴収票」などの資料を求められる場合があるので、その場合は在籍中の会社から受け取るようにしましょう。

【ステップ5】 入社準備

退社準備と同時に、転職先への入社準備も行います。

入社前に少しでも新しい仕事の準備を進めておけば、入社してから仕事に慣れるまでの時間を短縮できるかもしれません。

退職から入社への流れがスムーズになるように以下のポイントを見ていきます。

5-1:引き継ぎや退職の準備

引き継ぎや退職の準備は最終出社日までに終わらせるようにしましょう

引き継ぎが中途半端になってしまうと、後任者がうまく仕事を回せないといったトラブルが起きる可能性があるためです。

退社後に会社に迷惑をかけないためにも、余裕を持った引き継ぎスケジュールを組む必要があります。

また、必要に応じて退職・担当者変更のあいさつも行いましょう。

5-2:入社後必要となる知識・スキルの習得

入社後に必要となる知識・スキルの習得を目指すのも良いでしょう

一般的に中途採用は、新卒採用よりも即戦力を求められがちです。

入社前にある程度の知識やスキルが身についていれば、即戦力として重宝される人材になれるかもしれません。

また、これまでと全く違う業界に転職する場合や有休消化中などで時間に余裕がある場合も積極的に知識・スキルの習得を目指すようにしましょう。

転職活動スケジュールの長期・短期の2パターン

転職活動のスケジュールは人によって異なります。

なるべく早く転職先を決めて会社を辞めたい場合、じっくりと転職先を検討しながら進めたい場合など、それぞれの状況に応じてスケジュールを決める必要があります

ここでは、「短期戦」「長期戦」に分けて転職活動スケジュールの組み方を紹介します。

短期戦!3ヶ月以内で転職活動を進める場合

まずは3ヶ月以内で転職活動を進める場合のポイントです。

転職の目的達成を目指しながら最短ルートで転職活動を進めていくには、同時進行で行動する必要があります

次の3つのポイントをおさえて効率よく転職活動を進めるようにしましょう。

ポイント① 転職サイト・スカウトサイト・転職エージェントを必ず併用する

転職サイト・スカウトサイト・転職エージェントは併用が必須になります

利用するコンテンツが多いほど多くの情報を収集することができ、良い条件の求人を見つけやすくなるためです。

利用できるサービスは積極的に利用して、必要であれば転職エージェントの担当者などに相談すると良いでしょう。

ポイント②複数社に同時に応募する

複数社に同時に応募することが必要になります

応募後の選考には比較的長い時間を要し、自分のタイミングで進められない部分になるからです。

複数の企業での選考を同時進行で進めていくことで、「待つ」時間を減らし、内定までの道のりを短縮することができるでしょう。

ただ、複数の企業において面接の日程が被らないようにするなど、スケジュール管理はしっかり行う必要があります。

ポイント③ 引き継ぎ準備を始めておく

 在職中の場合は、転職活動と同時に引き継ぎも進めていかなければなりません

 引き継ぎをなるべく早く終わらせるためにも、日常的に引き継ぎの準備を行う必要があります。

 転職先の内定との兼ね合いで「退職する」という意思表明ができない場合は、上司などに相談して柔軟な対応をとることをおすすめします。

長期戦!6ヶ月以上かけて転職活動を進める場合

 続いて6ヶ月以上かけて転職活動を進める場合のポイントです。

 時間があるためじっくりと転職先を選べるというメリットがあります。

 しかし、ただ時間をかけるだけでは希望する企業に入社できるとはかぎりません

 メリハリがつきにくい長期戦の転職活動においては、以下の3つのポイントを意識しながら進めるようにしましょう。

ポイント① 情報収集は無料サービスを使い倒す

 情報収集では無料サービスを使い倒しましょう

 無料サービスであっても求人情報を探し続けていれば希望条件に合った企業が見つかる可能性は上がります。

 無料サービスを利用するほか、実際に企業で働いている人に会ってみるなど様々な視点から情報収集するのも良いでしょう。

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ポイント②期間を決めて始める

 長期で転職活動を行う場合も、しっかりと期間を決めてから始めることをおすすめします

 期限を決めて進めないと、情報収集だけに時間をかけてしまい中々応募できないといったことになりかねません。

 また、モチベーションの低下にもつながる可能性があります。

 そのため「いつまでに転職活動を終える」といった期間を決めて進めることが重要です。

ポイント③年収・入社日は有利な条件で交渉する

 年収・入社日は有利な条件で交渉してみましょう

 短期ではほぼ交渉することはできないので、長期の場合のメリットと言えます。

 より良い条件で転職するために、転職エージェントの担当者に相談して交渉を進めていくと良いでしょう。

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転職活動を始めるタイミングはいつがいい?

 初めて転職活動を行う人にとっては、そもそもいつ転職活動を始めれば良いか見当がつかないかもしれません。

 ここでは、おすすめの転職活動を始めるタイミングについて紹介していきます。

 在職中か、退職後か?

 転職活動を始めるタイミングは在職中をおすすめします

 退職してから転職活動を始めると、本来の転職の目的を達成できない可能性が出てきてしまうからです。

 例えば、なかなか内定が決まらない場合に既に退職してしまっていると、「給料が入ってこない」「職に就いていない」という状況に焦りを感じてしまいます。

 そのような状態で転職活動を行うと、「どこでもいいから早く内定をもらいたい」という心理から条件の悪い企業を選択してしまうリスクがあります。

 本来の目的を達成できる企業を選ぶためにも、転職活動は冷静な判断ができる在職中に始める方が良いでしょう。

 中途採用されやすい時期はある?

 中途採用は、新卒採用のように採用時期が決まってるわけではありません。

 ただし、中途採用されやすい時期はあります

 例えば、ボーナスをもらってから退職する人が多いタイミングで採用を行っていたり、退職者の出やすい時期の後に求人が増えることが傾向としてあります。

 ただし、転職活動を始めるタイミングや理由ははそれぞれ異なりますので、自分の都合の良いタイミングで始めることをおすすめします。

あなたに合った転職活動のスケジュールを診断

 ここまで転職活動のスケジュールをいくつかのケースごとに紹介してきました。

 転職活動のスケジュールやベストなタイミングは人によって異なります。

 ここでは、あなたに合った転職活動のスケジュールを診断していきます。

 下記の状況で当てはまるものにチェックをつけていきましょう。

  • 転職したい会社の業種や職種が決まっている
  • すでに今の会社を退職している
  • 半年生活できるだけの貯金を持ち合わせていない
  • 長期的な目標を達成するよりも目先の目標を一歩ずつ達成していきたい
  • 今の会社で長期の継続案件の仕事はない
  • いつまでに転職しなければいけないかが決まっている

 いくつのチェックがついたでしょうか。

 チェックの数に合わせて、おすすめの転職スケジュールを紹介します。

 ・チェックが0~1個の場合

 時間をかけてじっくりと転職先を選ぶ「長期型」をおすすめします

 焦って転職先を選ぶ必要はありません。

 まずは自分のこれまでのキャリアや目標などの自己分析を行って、「なぜ転職をしたいのか」「どのような条件で転職したいのか」といった転職の目的を再確認するのも良いでしょう。

 そこから、妥協せずに目的に合った企業を探していくことで理想の企業に出会える可能性が広がります。

 ・チェックが2~3個の場合

 一般的な転職スケジュールとなる王道の「3ヶ月~6ヶ月」をおすすめします

 転職準備はしっかり行った上で、無理のない範囲で応募や面接の予定を入れていくようにしましょう。

 また、現職における仕事の区切りや引き継ぎなどを考慮し、適切なタイミングを見て予定を組むようにしましょう。

 ・チェックが4個以上の場合

 スピード勝負の「短期型」をおすすめします

 状況的・気持ち的に、ゆっくり時間をかけて転職先を探す暇はないでしょう。

 ただ、焦りのあまり希望とは異なる企業に決めてしまわないように注意が必要です。

 目的・条件はしっかりと決めて、ひたすら同時進行で応募するといった工夫をしながら進めていくようにしましょう。

まとめ

 転職活動における基本的なスケジュールと短期・長期の場合のそれぞれのスケジュールの組み方について解説してきました。

 適切な転職活動のスケジュールはそれぞれの状況に合わせて組む必要があります

 ただし、短期・長期のどちらでスケジュールを組む場合であっても、転職の目的がしっかりと達成できるように進めることが前提です。

 自分に合った転職スケジュールを見つけ、それぞれのポイントをおさえた上でスムーズに転職活動を進めていくようにしましょう。

この記事のライター

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よこ

管理人

  • 転職3回(元職人・元ゼネコン所長)
  • 建設・不動産業界でキャリア13年目
  • 一級建築士・一級建築施工管理・宅建士ほか

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