施工管理の転職ノウハウ

施工管理から他職種へキャリアチェンジした方法【20~30代向け】

施工管理からのキャリアチェンジの5つの手順

この記事の監修者

坂田 隼/エグゼクティブコンサルタント☆☆☆

新卒で大手自動車メーカーに入社。 10年以上の営業経験を経て「介在価値を上げたい」という想いで2018年3月に株式会社ゼネラルリンクへ中途入社。 2021年には新規全社プロジェクトの初代「next」に選出され、全社に対しても介在価値を発揮している。

働き方改革がなかなか進まない建築施工管理。

これから結婚や子育てを迎える方にはなかなか思うように時間が取れない労働環境ですよね。

この先は家庭の時間も大切にしたい。

転職は考えているけど、同職種じゃ就業時間は変わらないんじゃないか?

とはいえ、今さら異業種にキャリアチェンジ出来るのか?

そんな悩みに応えます。

実は私も同様の不安を持っていました。

よこてん
この記事をかいている私は、新卒で建設作業員になり、施工管理になり、現在はディベロッパー技術職で働いています。

今回は

「施工管理経験が活かせて、家庭の時間も取れる。そんなキャリアチェンジが出来ないものか」

私が経験した内容を含めて、その方法をご紹介します。

施工管理からキャリアチェンジは出来る

施工管理からキャリアチェンジ

施工管理から経験を活かした職種にキャリアチェンジすることは十分できます。

私自身もこれまでにキャリアチェンジを2回しています。

  1. 職人→マンション施工管理へ
  2. 施工管理→ディベロッパー技術部へ

私自身も施工管理からの転職の際、長時間の重労働が体に染み込んでいて、建設業界全体に対して疑心暗鬼になっていました。

求人情報を見て

よこてん
完全週休2日?残業時間30h以下?どうせウソでしょ。

しかし、キャリアチェンジしたらこの求人情報はウソではなかったと分かりました。

私も今では残業15h/月、ほぼ毎日家族と夕飯を食べ、子供をお風呂へ入れて、子供を寝かしつける。そんな生活が送れています。

いつの時代のサラリーマンだよ。と思うかもしれませんが、本当に生活が変わりました。

働く環境を変えたい方は諦めずにチャレンジするべきだと私は思います。

施工管理から就業時間を改善するキャリアチェンジは十分できます。

  • 大手求人サイトで全国トップクラスに輝いたアドバイザーが在籍
  • 年収1000万円以上になった方も
  • 年収350万円以上の大幅UP事例もあり
  • 業界特化で「分かっている」提案。企業知識が段違い
  • 休日や夜間でも専属アドバイザーが対応

ステップ1:施工管理の周辺職種を部署単位を狙う

キャリアチェンジの戦略としては、施工管理の仕事(5大管理)のうちの1つ、もしくは複数を専門とする職種「部署単位」で狙いましょう。

具体的には、

  • 工事管理部(安全・品質)
  • 品質管理部(品質)
  • 工事査定部(原価)
  • マンション管理部(顧客・原価)
  • マンション技術部(原価・品質)
  • アフターサービス部(顧客・品質・原価)
  • etc

会社の組織図を調べると色々出てきます。

このように部署単位で転職先を考えると、自分が働いているイメージがしやすいです。

そしてこういった部署は現場と違ってホワイトであることが多いです。

逆に会社単位で狙うとキャリアチェンジ出来る幅が非常に狭くなります。

  • ディベロッパー
  • 電鉄会社
  • 管理会社
  • 建設コンサルタント
  • etc

こういう見方だと仕事の内容が漠然としすぎてて、働いてるイメージが全然できないですよね。

施工管理でしか転職出来ないのでは?と思い込んでしまうのはこれが原因です。

ですから、就業環境も良くて施工管理経験が活きるキャリアチェンジを探しているなら、施工管理職の周辺職種を「部署単位」で狙っていくと良いです。

ポイント

  • 職種は「部署単位」で探す
  • 5大管理のうちの1つ若しくは複数を専門とする職種を狙う

ステップ2:転職サイトでキャリアチェンジしたい職種をリサーチ

転職サイトでリサーチ

希望職種(部署)のイメージが出来たら、実際にその求人があるかを転職サイトで探しましょう。

おそらく希望職種はすぐには見つかりません。

まずはどんな職種の求人があるのかリサーチしましょう。

この職種も良さそうだな。というものが見つかればキャリアチェンジの候補としてストックしておきましょう。

ちなみに、もし希望に合致する求人を見つけたらストックにしないでまず連絡・応募するべきです。

希望の職種はそうそうあるものではありません。

チャンスを逃さないようにまずは行動してみることは大事です。

ポイント

  • 転職サイトで希望に近い職種をストックする
  • 希望職種を見付けたらすぐ応募する

ステップ3:キャリアチェンジ候補を絞る

次は転職サイトでストックしておいた職種で候補を絞っていきましょう。

候補の絞り方はおよそ以下の手順です。

(○には希望の年数を入れてください。その数字がこれからあなたが積むキャリアの年数です。)

手順

  1. あなたの○年後の希望の生活を考える
  2. その生活で使っているであろう時間配分と年収を考える
  3. ○年後にその時間配分と年収で働ける職種は何か考える
  4. ストックした職種がそれに当てはまるか考える
  5. 当てはまれば応募する準備に入る
  6. 当てはまらない場合はその職種のキャリアパス・キャリアステップを考える
  7. そのキャリアパス・キャリアステップが4に当てはまるなら、応募2番手とする

具体的にはこんな感じです。

  1. 3年後に子育て出来る生活がしたい
  2. 20時には帰宅。年収は600万は欲しい。
  3. 3年後に年収600万で20時に帰れる職種は外周りのない職種で専門職かな。
  4. 工事査定部はきっと中の仕事だな。査定も原価の知識が必要で専門的だな。
  5. よし工事査定部は応募しよう。
  6. マンション管理部は時間ありそうだけど年収は少なめかな。ただ、今後ストック物件は増えそうだしマンション管理の経験はニーズが増えそうだな。
  7. ニーズが高まればキャリアアップ転職も出来そう。そうすれば年収も上がりそう。よし、2番手として応募しよう。

と、こんな具合です。

一回のキャリアチェンジ転職で目標が達成できるとベストです。

そうでない場合は、その後のキャリアパスやキャリアアップ転職で希望の生活が出来そうかも見据えましょう。

ポイント

  • 手順に従ってキャリアチェンジ候補を絞る
  • 次のキャリアパスやキャリアアップ転職も見据えて絞りこむ

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ステップ4:転職エージェントに相談する

転職エージェントに相談

候補が絞れてきて、キャリアパスも見えてきたらすぐに応募するのではなく、一度転職エージェントにアドバイスをもらいましょう。

理由は以下です。

  • あなたの思い描いた生活がその職種で本当に可能か確認出来る
  • キャリアパスも実現可能か確認出来る
  • より条件の良い求人を紹介してもらえる場合もある

私自身も、今の仕事は転職エージェントに紹介してもらいました。

エージェントは私達個人よりもずっと企業とのパイプが太く、求人情報の量も質も良いため、転職エージェントは上手く使った方が良いでしょう。

ポイント

転職エージェントはやはり強いので使った方が効率的

おすすめの転職エージェント、エージェントを使うべき理由はこちらで紹介していますので是非確認してください。

転職で年収4倍!一級建築士おすすめの転職エージェントまとめ|年収下げずに残業減らす

ステップ5:施工管理職で得られるスキルは得ておく

転職する前に、今の仕事で得られる知識やスキルは出来る限り身に付けておきましょう。

理由は、

  • 転職先で活きる場合がある
  • 転職すると今の仕事のノウハウや情報には触れられなくなる
  • 施工管理職の知識やスキルは他業界から見ても強い

私の場合は施工・工程・原価の知識がかなり活きました。

どの職種に行っても、実際に現場で仕事をしたことのない人が多いです。

そしてそれを経験出来るのは施工管理だけですから、キャリアチェンジのために、もう一度仕事に熱を入れて得られるものは得ておきましょう。

ポイント

  • 施工管理のノウハウは他社でも強い
  • キャリアチェンジために得られるものは得ておくと良い

施工管理から他職種へキャリアチェンジした方法|まとめ

いかがでしょう。

あなたがキャリアチェンジした生活をイメージ出来たでしょうか?

私はこれまで2回キャリアチェンジをしてきました。

それはどれも現職の周辺職種を狙っていき、今の生活になりました。

施工管理からでも就業環境を変えるキャリアチェンジは可能です。

有料職業紹介(許可番号:13-ユ-316606)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社ゼネラルリンクキャリアが運営しています。

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