施工管理の転職ノウハウ

転職は「逃げ」でしてもいいの?|元施工管理の転職エピソード05

転職は逃げでしても大丈夫なの?
よこてん
この記事では、転職で「逃げたい」という感情にどう向き合ったのかをご紹介します。

この記事を読んだ5分後あなたは以下のことがわかるようになります。

この記事でわかること

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転職時の状況

よこ

  • 29歳
  • 2社目(社会人7年目)
  • 建築施工管理(建設業)
  • 妻の2回目の転職活動

今回は妻の転職活動で得た教訓についてご紹介します。

妻は当時、相当精神的に追い込まれていました。

仕事から帰っても家で食事も家事も何も出来ず、ただソファで呆然と時間を過ごすだけ。

私が帰宅すると突然涙を流し出す。

そんな状況にありました。

その原因は「人間関係」と「企業風土」

お世辞にもいい環境とは言えない状況でした。

ここまで深刻でないにしろ、同じような思いをしている方は多いのではないでしょうか?

私も最初の転職は「今の仕事は割りに合わなすぎて続けられない」「このままここにいたらダメになる」と言う理由で、転職活動をする前に退職しています。

世間的には「逃げた」という評価になるでしょう。

では、私も妻も「逃げた」からどうなったのか。

前回と前々回の記事でも紹介しましたが、私は基本的に転職活動では本音をそのまま伝えています。

私も妻も、本音で行動していったことで生活は好転しました。

つまり、転職は「逃げ」でしても良いのです。

この記事では、「逃げ」で転職することついて。そして、私たち夫婦の「逃げ」で人生がどう変わったのか。を解説していきます。

こんな方におすすめ

  • 仕事を辞めたい
  • 今の会社に疲れている
  • 「逃げ」に負けたくないと頑張っている

転職を逃げでして何が悪い

だから私は、「逃げたい」と思ったのなら、「逃げていい」と思っています。

なぜなら、そのときはすでに「失っている」からです。

価値観は人それぞれです。

当然、逃げる事で得られたはずのものが得られなくなったり、今あるものが失ったりするかもしれません。

人から、「甘え」や「逃げ癖」などの心無い評価をされるかもしれません。

あるいは、逃げたいという感情を持つ自分に納得できないのかもしれません。

しかし、私は妻の経験から価値観が大きく変わりました。

今では「逃げ」を避ける必要はないと考えています。

私は妻と話しました。

「妻が仕事を辞めることで失うかもしれないもの」より、すでに失っている「妻の心」と「妻の時間」の方がよほど大切だと。

それまで私は、続けることは「得ること」だと思っていました。

しかしそれは勘違い。逃げたいと感じている仕事を続けることは、「失って」いました。

この状態から脱出すること。

これの何がいけないのか。

「逃げ」で転職をするのは何も悪いことではないです。

「ここいたらダメになる」という理由で転職を決めてもいい

「ここにいたらダメになる」その感覚は大事にした方がいいです

なぜなら先ほども言ったとおり、違和感を感じた時点ですでにあなたの大切なものは失っているからです。

嫌だなぁとか、つらいなぁとか、そう思う「感情」は、プライベートの充実感や楽しく過ごすに大きく影響しています。

だから感情が健康でないと、プライベートで過ごしている時間も不健康になるのです。

その例が、うちの妻でした。

仕事から解放されて自宅に帰ってきても泣いている。

平日は夜寝るまで暗い顔をして、日曜日の午後になると明日が憂鬱になり、ため息を漏らす。

そんなプライベートな時間にまで暗い影を落とすような仕事なら、すぐにでも辞めるべきだと思いました。

だから、「ここにいたらダメだ」という感覚は実はとても重要なのです。

他人になんと言われようと関係ないです。

本人がそう感じているのだから、その感情に自信を持って問題ありません。

他人にあなたの選択について言い訳する必要なんてないですから。

逃げの転職は成功しない。はホント?

「逃げの転職は成功しない。」

誰が言っているんでしょうか?

経験上ですが、全く関係ないです。

理由は2つ。

  1. 逃げた話をしても内定は取れる
  2. 転職が成功するか否かは、逃げとは別問題。

逃げた話をしても内定は取れる

志望動機、転職理由、自己PRなどで評価されれば十分に内定はもらえます。

根拠は私で、私は毎回逃げた転職の事を面接で話しています。

私の履歴書を見た面接官は必ず「新卒の会社の退職の理由と、離職期間が長い理由はなんですか?」と聞かれます。

私は「単純に挫折して逃げました。畑違いの業界を目指して転職活動をしていたために就職先が決まりませんでした。」

と答えています。それでもこれまで3回の転職活動で頂いた内定は7社もあります。

なので、逃げても内定は十分取れます。

厳しいかもしれませんが、落ちる人は「逃げ」でなく、別の部分で落とされる要素があるのです。

転職が成功するか否かは、逃げとは別問題

また、「転職の成功」とは何ですか?

今の会社から離れること。年収アップ。ライフワークバランスを整える。など

人により様々だと思います。

転職にはそれぞれ必ず目的がありますから、それが達成されれば成功と言えます。

その”目的達成”のために”逃げ”という転職理由は本当に邪魔になりますか?

私はそうは感じません。

もし、転職後のキャリアについて危惧しているのなら、転職したあとにキャリアアップすればいいのです。

逃げたいと感じている今の仕事で、キャリアアップにつながる時間をちゃんと過ごせていますか?

もしそうでない場合は逃げずに耐えていた方がキャリアと言う長い目で見ても損失は大きいです。

ですから、転職が成功するか否かと逃げは別問題に捉えましょう。

そもそも転職の「逃げ」って何?

第二新卒で転職を成功させるなら覚悟を決めよう

ここまで逃げても問題ないことをお話してきましたが、そもそも「逃げ」とは何でしょうか。

妻も含めて、多くの方の転職相談を受けて思うのですが、「逃げ」の本質は、単なる「他人からの評価」だと思っています。

「もうこんな会社嫌だ!」という転職理由に対して、他人の「それは逃げ」という評価があるかもしれない。

それが気になって、自分で「逃げ」と定義してしまっている人が本当に多いです。

面接での評価は必要かも知れませんが、他人からの評価は正直全く気にする必要はないと思います。

その評価や自分のプライドを守るためだけに、ムダな時間を過ごすくらいなら、割り切ってすぐ転職してしまった方がその後の人生は豊かです。

新卒2年目で「転職したい」は自分の考えが甘いの?|元施工管理の転職エピソードでも紹介していますが、私も会社という狭いコミュニティ内の価値観に染まってしまい、行動を起こせなくなっていました。

常に思っていますが、自分の行動は自分で決めれば良いです。

転職において意外と感情は間違ってない

退職時の転職理由の本音の伝え方

以前、こんなツイートをして何件か転職相談のDMをいただいたことがあります。

これを少し深掘りすると、

「転職したいと思いながら仕事をするのは、長い目で見てもマイナス」だということ。

キャリアもプライベートも良い結果にはなりません。

これは私と妻の経験で実証済みです。

転職し、新たな環境に身を置いた方が圧倒的に充実しています。

感情を理性で抑えるのが人間ですが、こと転職においては感情は意外と間違っていないので、安心して行動して大丈夫です。

ちなみに、私が転職時に利用してきたエージェント紹介の記事を置いておきますので、ご参考にしてください。

建築・建設におすすめの転職エージェント15選

建築・建設おすすめの転職エージェント・サイト18選|職種別ランキング

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建築・建設系!おすすめの転職エージェント・サイト15選

転職は「逃げ」でしてもいいの?|まとめ

この記事の内容を要約します。

この記事の要約

  • 転職は逃げでしていい
  • 逃げたいと感じたときはすでに失っている
  • 「ここにいたらダメ」という感覚は大事にする
  • 逃げたら転職成功しないはウソ
  • そもそも「逃げ」という評価を気にしなくていい
  • 転職したい人には、転職すべき理由がある

みなさんそれぞれ事情があって、カンタンに転職はできないかもしれません。

転職できるのか不安な方もいるかもしれません。

しかし、あなたの転職理由は正当です。

ぜひ良い選択を取れるよう応援しております。

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