目次
転職や就職を考えてはいるんですが、仕事で何がしたいか分からないです。
自分に合った仕事の探し方ってありますか?
こんな疑問にお答えします。
この記事を読めば、
- 何がしたいか分からない原因
- 適職を探す方法
- 適職を探すときの考え方のポイント
がわかり、転職のモヤモヤが解消できるようになります。
- 転職3回(元職人・元ゼネコン所長)
- 建設・不動産業界でキャリア14年目
- 一級建築士・一級建築施工管理・宅建士ほか
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転職を考え始めている人の中にも、「何がしたいのかわからない」「やりたい仕事がない」といった不安を抱えている人は多くいます。
それは、将来に目を向けすぎていたり、仕事の条件ばかりを気にしているなど、主に4つの原因があるからです。
しかし、実は将来のビジョンや目標が明確でなくても、適職を見つける方法はあります。
そこでこの記事では、やりたい仕事の見つけ方について、筆者の3回の転職経験も踏まえて解説します。
特に、何がしたいのか分からないという20代、30代には有益な内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
こんな方におすすめ
- 転職を考えている
- 自分に合った仕事を見つけたい
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「何がしたいか分からない」「やりたい仕事がない」はよくある
はじめて転職をする人も、複数回転職を経験している人も、「自分は何がしたいのか」で悩むことはよくあります。
目標や将来のビジョンが明確にあって、仕事を選んでいる人は実は少ないです。
「何がしたいかわからない」からと焦らずに、ひとつひとつ、ひも解いて行けば大丈夫です。
「やりたいこと」にこだわり過ぎない
また、仕事を探す際には「やりたいこと」にこだわり過ぎないことも大切になります。
その理由は、「やりたいこと」と「できること・得意なこと」は別だからです。
やりたいことだと思って始めてみても、上手く成果が出せなければ、継続していくことは難しいでしょう。
そのため、「できること・得意なこと」から探していくことが、「やりたいこと」を探すヒントになります。
「何をしたいか」ではなく「何を大切したいか」
現状に不満や疑問を感じて、転職を考え始めたなら、まずは過去の経験などから自己分析を進めていきましょう。
「何をしたいか」ではなく、「何を大切にしたいか」を自己分析で明確にして仕事探しをするのがおすすめです。
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「仕事で何がしたいか」が分からない人によくある5つの原因
仕事で何がしたいかわからない場合はいくつかの原因があります。
以下で紹介する項目に思い当たるかどうか確認してみましょう。
原因①"キャリアビジョン"を考えすぎている
"キャリアビジョン"を考えすぎていると、「仕事で何がしたいか」が分からなくなることがあります。
なぜなら、"キャリアビジョン"と"現実の自分と仕事"は別物だからです。
「5年後にはこんな自分になっていたい」というビジョンがあっても、「今の自分や今できる仕事」はビジョンと違うものです。
そのため、"キャリアビジョン"と"現実の自分と仕事"のギャップを感じて「やりたい仕事がない」「結局自分は何がしたいのか」と迷ってしまうことがあります。
キャリアを考える際には5~10年の長期スパンで考えることがセオリーとされますが、実際5年や10年先の自分や仕事をイメージすることは非常に難しいです。
キャリアビジョンを考えすぎている場合は、一度"今"の自分にできること、今ある仕事に目を向けてみると「やりたい仕事」が見えてくるかもしれません。
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原因②自己分析が足りない
自己分析が足りないと、仕事で何がしたいかは分からないものです。
なぜなら、何がしたいか?の答えは、自分にとって何をするのが合っているか?と言い換えられるからです。
何をするのが合っているか?は、自分にとって大切にしたいこと、好きなことや得意なこと、できること、得たいことなどから、どれを軸にするかを選ぶことです。
選択肢となる自分の軸を見つけるためには、掘り下げた自己分析が必要になります。
大切にしたいこと、本当に好きなことなどを明確に説明できないなどの心当たりがある場合は、友人やキャリアアドバイザーに相談したり、自己分析ツールを用いることで、自己分析が進むので参考にしてみてください。おすすめの自己分析ツール >は記事内で紹介してます。
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原因③職種や業種を知らない
「何をしたいかわからない」「やりたい仕事がない」のは、単に職種や業種を知らないだけという場合もあります。
それは、就職・転職を考えて職種や業種を探すときは、どうしても知名度があったり、分かりやすいものから探してしまうことが多いからです。
視野を広げて、多方面から情報を収集することで「こんな仕事もあったのか」と知らない職種・業種見つけられることもあります。
自分の知識の中だけでなく、転職経験者やキャリアアドバイザーに話を聞いたり、サイト検索などで広く情報を集めると良いです。
また、実は中途採用はされやすい時期とそうでない時期もあり、知らないことは損なので情報収集は積極的に行いましょう。
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原因④給与や休みなど、表面的な条件を気にしすぎている
労働条件を重要視しすぎると、やりたい仕事が見つからないということもあります。
なぜなら、希望条件がすべて叶う仕事はほとんどないからです。
"年収"、"年間休日"、"残業時間"、"勤務地”などの条件は、就職時には重要ですが、自分にあった仕事(適職)を探す際には、労働条件はキャリアの可能性の幅を狭めてしまいます。
「長く働ける会社でないと…」と考えて慎重になりすぎてしまう人は、一度検索条件を外して、仕事内容のみのフラットな目で仕事を見てみると、自分では気づかなかった興味を持てる仕事が見つかることもあります。
適職を探すコツは、本当に自分が得たいものは何か?を考えることですので、表面的な条件は一度条件から外して、見つけた仕事の中から条件で絞るといいでしょう。
原因⑤自分にできるか分からない不安がある
「応募要件の資格がない」「自分にできるかわからない」と不安を抱えているときは、適職を見つけるのが難しい場合があります。
なぜなら、仕事を探す際に、選択肢の幅を狭めてしまっているからです。
自信がないことから、興味を持った仕事を諦めてしまっている人もいると思います。
しかし、誰でも最初からできる仕事はありません。
応募要件に記載の資格も、実は書類選考の足切りだけで、実際に企業で働いている人は要件の資格を持っていないこともあります。
不安はあると思いますが、選択肢から外さずに、チャレンジする意識で仕事を探してみることをおすすめします。
何がしたいか分からないときでも、やりたい仕事を探す10の方法
何がしたいか分からないままでも、やりたい仕事を見つける方法を紹介します。
それぞれ自分に合った方法を選んでみてください。
やりたい仕事の探し方①転職したい理由を深堀りする
転職したいと考えている理由を深堀りしていくと、実は自分に合った仕事を見つけられることがあります。
なぜなら、今の"不満"が"自分が本当に求めているもの"の裏返しである場合があるからです。
例えば、「今の仕事がつらいから」であれば、「なぜつらいのか?」を考えていきます。
その答えが「休日も仕事をしているから」であれば、仕事とプライベート切り分けられることを基準に探していくことで、適職に出会える可能性も高まります。
「何をしたいのかわからない」という場合は、まずは今の不満から「なぜ?」を繰り返して、深堀りしてみてください。
やりたい仕事の探し方②自分の経験から考えてみる
過去の楽しかった経験や嬉しかった経験から、仕事を探してみると自分に合った仕事が見つかることもあります。
これは、過去の成功体験から、"自分の大切にしているもの"を明確にできることがあるからです。
この方法のコツは、自分が誰かに貢献をした経験から考えることです。
仕事は誰かに貢献をすることなので、貢献をしたことで"自分の心が動いた"ことが、自分の適職になる可能性があります。
もし、自分で思いつかない場合は、友人に聞いてみたり、同僚などに自分の良い所・得意なところを聞いてみると、意外な適正に気づけるかもしれません。
やりたい仕事の探し方③絶対に嫌なことを書き出す
自分の中で、「これだけは絶対に嫌」ということを書き出していくと、何をしたいかが見えてきます。
それは、絶対に嫌なことを避けていくと、探す仕事の範囲がしぼられていくからです。
極端な例では、「通勤などで時間や場所にしばられるのは絶対に嫌」ということであれば、リモートワーク可能な仕事やフリーランスという選択肢にしぼられてきます。
まずは、嫌だと思うことを30個ほど書き出し、その優先順位をつけて、「絶対に嫌なこと」を言語化してみましょう。
やりたい仕事の探し方④獲得したいスキルで探す
獲得したいスキルが身に付く仕事を選ぶことも、「やりたい仕事がない」を解決するひとつの方法になります。
なぜなら、スキルを軸に考えれば、”スキル獲得のために仕事を利用する”という目的論で仕事を選べるからです。
近年は、「ポータブルスキル(どこでも通用するスキル)」と「アンポータブルスキル(一部にしか通用しないが専門性の高いスキル)」の”組み合わせ”がキャリア形成において重要視されています。
このキャリア論に従って、スキル獲得をゴールとしていれば、スキルのために仕事をする。という理由ができて、「やりたい仕事がない」から「やるべき仕事がある」に変わっていくはずです。
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やりたい仕事の探し方⑤ 「やりたい仕事」ではなく「得たい結果」で仕事を探す
"得たい結果"で仕事を選ぶことも「やりたい仕事がない」を解決する有効な方法です。
なぜなら、仕事で得られた結果(給与、評価、やりがいなど)を軸に考えることで、仕事は結果を得るための手段と捉えられるようになるからです。
例えば、「高い給与」という結果が欲しい場合は、販売/サービス系(平均年収324万円)より技術系:電気/電子/機械(平均年収444万円)を選んだ方が、適職でしょう。※【165の職種別】平均年収ランキング 最新版 |転職ならdoda(デューダ)より
何でも構いません。お金でも、家族との時間でも、趣味でも。
欲しいものを得られる仕事なら、モチベーションも高まり、次第にやっている仕事がやりたい仕事に変わっていくはずです。
「何がしたいかわからない」「やりたい仕事がない」という考えは、"やりたいこと(仕事)をする"こと自体が目的となってしまっているので、仕事は単なる手段だと考えるのがおすすめです。
やりたい仕事の探し方⑥叶えたい将来の理想から逆算して考える
叶えたい将来の理想から逆算して考えると、やりたい仕事が見つかる場合があります。
この方法も、仕事を目的とせず、仕事を手段として捉える考え方です。
将来に叶えていたい理想の生活をイメージし、その実現のために必要な年収やスキルを書き出しましょう。
書き出した必要な条件をクリアするために、今どんな仕事をしているべきかを考えると、自然とやるべき仕事が見えてきます。
公式LINEであなただけのキャリアプランを作成するツールも配布しています。
ぜひ活用してみてください。
やりたい仕事の探し方⑦自己分析ツールを活用する
上記の様々な方法を実施しても、やりたい仕事が見つからない場合は、自己分析ツールを活用するのも手です。
ミイダスのコンピテンシー診断は、無料で本格的な自己分析の結果を提示してくれます。
具体的には、企業で実施している有料のストレングスファインダーと同等以上で、適性の高い職種、適性の低い職種も診断してくれます。
登録は必要ですが、無料でオンラインで完結するので自分がどんなタイプなのか知りたい方にはおすすめです。
参考【評判と仕組み】ミイダスのおすすめの使い方!公式よりわかる利用者の口コミと注意点
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やりたい仕事の探し方⑧性格診断ツールを活用する
自己分析ツールよりお手軽なのは、性格診断ツールです。
リクナビNEXTのグッドポイント診断は仕事選びの価値感と自分の性格から、あなたの強みを提示してくれます。
18種類の中から特に強い5つを診断してくれるので、適職選びにも活用可能です。
やりたい仕事の探し方⑨キャリアコーチングの無料相談を活用
どうしても「何がしたいのか分からない…」という場合は、キャリアコーチングサービスの初回無料相談がおすすめです。
キャリアコーチングサービスは有料のサービスですが、初回は無料のキャリアコーチングを受けることができます。
転職を前提とせず、"利害関係"なしにあなたのキャリアをプロ(キャリアコンサルタント)が客観的に判断してくれるので参考になります。
有料のコースは本格的でまとまった金額になるので、有料サービスに申し込むかどうかは、必ず無料で試してみてから判断しましょう。
やりたい仕事の探し方⑩転職のプロに相談
色々やってみたけど、結局何がしたいか分からない。という場合は、転職エージェントを活用してみると良いです。
なぜなら、転職エージェントの持っている求人に気になる仕事があるかもしれないからです。
転職エージェントは自力では見つけられない"非公開求人"を持っていますから、今まで仕事を探してもピンと来なかった人でも、紹介された求人が魅力的で興味を持つことは良くあることです。
毛嫌いせずに、上手く利用すれば、良い転職に成功する可能性も高まります。
あなたにおすすめの転職サービスを診断できます。
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20代/30代でやりたい仕事をみつけるための3つのポイント
やりたい仕事を見つけるためには、考え方に3つのポイントがあります。
ポイントがずれていると考えていても「何がしたいか分からない」ままになってしまいますので、注意していきましょう。
やりたい仕事を見つけるポイント①ストレスに感じなかったことを思い出す
仕事や自分の経験の中で、ストレスに感じなかったことを思い出してみることがポイントです。
その理由は、興味のあることや本質的に楽しいと感じていることには、ストレスを感じないからです。
具体的には、「社内での資料作成は苦だったけれど、その資料の説明や指示出しについてはあまり緊張しなかった」などの経験がそれにあたります。
この場合、オフィスでの仕事よりも、人前で話したり活動的に動く仕事の方が、転職後もストレスなく働ける可能性は高いです。
まずは、ストレスに感じなかったとこを思い出してみましょう。
やりたい仕事を見つけるポイント②「求められていること」を見つける
やりたい仕事が見つからない場合は、まずは会社や他人から求められていることを探してみましょう。
なぜなら、他人から求められていることが、あなたが価値提供できるポイントだからです。
価値提供の実感があることで、自己肯定感も高まるため、求められていることに応えていくことは、実はやりたい仕事につながっています。
一度、自分は何を求められて何を提供してきたのか?考えてみてください。
やりたい仕事を見つけるポイント③冷静に考えられる時間をつくる
冷静に自分を客観視できるだけの時間をがんばって作ると良いです。
なぜなら、「仕事で何がしたいかわからない」という人は、現状の忙しさに流されて、じっくり自分を振り返る余裕がないことが多いからです。
忙しすぎて休めない。という場合でも、人生に関わることです。腹をくくって最低でも3日は仕事から離れ、冷静に自己分析をしてみましょう。
落ち着いて考えることで、自分が本当に大切にしていたことがわかるようになります。
\ 誰かに聞いてほしい悩みはありませんか/
仕事で何がしたいかわからない|まとめ
「何がしたいかわからない」は意外と多くの人が感じる悩みです。
焦らずひとつひとつ順番に考えていけば、やりたい仕事を見つけることは出来ます。
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