
こんな疑問を解決します。
この記事の内容
- ミイダスとはどんな仕組みの転職サービスか
- ミイダスの特徴は?
- ミイダスを利用するメリットとデメリット
- ミイダスの悪い評判とその真相
- ミイダス利用の注意点
ミイダスはパーソルキャリア(doda)が運営するダイレクトリクルーティングの転職サービスです。
ダイレクトリクルーティング:企業が転職者をスカウトする採用方法のこと。(ビズリーチと同じ)
ミイダスの特徴は、あなたの経験やスキルを入力することで「年収○○万円」と市場価値を診断できることですが、ネットの評判でもミイダスは「私の年収高すぎて草」「ミイダス当てにならない」と、悪い口コミが目立ちます。
この記事では、「悪い口コミの真相」や、「ミイダスの仕組み・特徴」「市場価値診断の基準」をミイダス社員に直接聞いたのでご紹介します。

こんな方におすすめ
- ミイダスの仕組みを知りたい
- ミイダスの特徴を知りたい
- ミイダスを使うかどうか判断したい
この記事のポイント
- ミイダスはダイレクトリクルーティングのサービス
- ミイダスはミスマッチをなくすことに注力したサービス
- 市場価値診断は確かにいまいちだった
- コンピテンシー診断は本気で使える
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目次
ミイダスの転職サービスの仕組み
ミイダスは「ダイレクトリクルーティングの転職支援サービスです」
ダイレクトリクルーティングとは、企業から転職者にアプローチして採用する方法です。(スカウトのこと)
ミイダスは「市場価値が計れる」というコンテンツを強調していますが、サービスの本質は『スカウトオファー』を転職者に提供することです。
ダイレクトリクルーティングとは?
ダイレクトリクルーティングを図解
- 転職希望者はデータベース(ミイダス)に経歴などを登録
- 企業がデータベース(ミイダス)を検索
- 人事が直に転職希望者にオファーを送る(スカウトオファー)
ダイレクトリクルーティングのメリットとデメリットは以下になります。
メリット | デメリット | |
ダイレクト リクルーティング |
自分で企業を探す手間がかからない |
自分から好きな求人に応募できるわけではない |
競合としては、
- IT領域:Green
- 若手:キャリトレ
- 高年収:ビズリーチ
- ベンチャー:Wantedly
- 総合型:DODA Recruiters
などで、実はビズリーチと同類の転職サービスです。

ミイダスの転職業界内の立ち位置
ダイレクトリクルーティング以外にも転職支援サービスには多くの種類があります。

まず、企業が人を採用する時は2つの方法があります。
企業の人材採用の方法
- 直接の採用
- 人材紹介会社を通して採用
このうち、①直接の採用の場合は、以下のような方法で採用を行います。
直接採用の方法
- 転職サイト(リクナビNEXTなど)
- 転職イベント(転職フェアなど)
- 自社HP
- スカウトサイト(ミイダスなど)
- リファラル採用(コネ・社員紹介)
一方で、②人材紹介会社を通す場合は以下のような方法で採用を行います。
人材紹介会社を通す方法
- 転職エージェント(有料)
- ハローワークなど(無料)
※分類するとわかりますが、『転職サイト(リクナビNEXTなど)』や『転職エージェント』と『スカウトサイト(ミイダスなど)』はまったくの別物です。
ダイレクトリクルーティングと従来採用方法の違い
今までは、転職希望者が企業に応募するのが一般的でした。
しかしダイレクトリクルーティングは逆に、企業が転職希望者にオファーを出すスタイルです。
違いを以下の表にまとめました。
転職サイト | 転職エージェント | ダイレクトリクルーティング | |
応募方法 | 応募 | 紹介 | スカウト |
転職者の姿勢 | 積極 | 積極・待ち | 待ち |
企業と転職者の優位性 | 企業優位 | 中立 | 転職者優位 |

企業としては、本当に欲しい人材にのみ求人を出せるので、非公開の求人をスカウトオファーで送る企業も多いです。
各転職サービスの特徴
ミイダスの転職業界内での立ち位置は以下のようなポジションになります。
ざっくりこんな形です。
基本的には複数のサービスを併用して、これらのメリット・デメリットを補う人が多いです。
それぞれの特徴とメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。
特徴 | |
スカウトサイト | ・企業が有料でデータベースにアクセスする ・公表したくない優良求人の募集がしやすい |
ハローワーク | ・企業が無料で求人を出せる ・特に中小企業や地方の企業が多い |
求人サイト | ・求人の掲載は有料 ・広く求人を募集したい時に企業が利用する |
転職エージェント | ・エージェントが企業から求人を預かる仕組み ・求人サイトに載せると応募が殺到するような優良求人を預ける |
転職フェア | ・大きな会場で開催する ・多くの転職希望者に企業を認知してもらう |
SNS・新聞・紙媒体他 | ・各種媒体に有料で求人を掲載する |
リファラル | ・社員紹介で採用する手法 ・懇談会やイベントを行うことも |
メリット | デメリット | |
ハローワーク | ・地方などは転職サイトより求人が多い | ・いい加減な求人もある ・大手企業などは求人を出さない |
求人サイト | ・求人数が多い ・自分のペースで転職活動できる |
・非公開の求人などには応募できない ・自分で情報を収集しないといけない |
転職エージェント | ・非公開求人へ応募が可能 ・希望条件での転職成功率が高い |
・成功はエージェントの質による |
転職フェア | ・多くの企業から直接情報収集できる ・知らない企業を見つけるチャンス |
・開催日固定のため日程調整が必要 |
リファラル | ・社風や仕事内容を肌で感じれる | ・紹介なので入社した後は辞めにくい |
ミイダスの特徴
ではダイレクトリクルーティング(総合型)にポジションを持つミイダスの特徴は何か?
ミイダス社員の方に直接お話を聞いた内容をまとめました。
ミイダスの特徴<基本方針>
ミイダスは転職希望者と企業とのミスマッチをなくすことに注力している
各転職サービスの多くは「入社」をゴールと設定しているため、「転職させる」ことに主眼を置いているケースもあります。
その場合、転職者の希望に沿ったマッチングがなされず、ミスマッチを起こすこともしばしば。
これに対し、ミイダスは転職成功を「入社後の活躍」と捉えているため、ミスマッチを防ぐためのコンテンツを用意しています。

ミイダスの特徴<コンテンツ>
ミスマッチをなくすために用意されたコンテンツがこちら
ミイダスのコンテンツ
- 市場価値診断
- ミイダスコンピテンシー診断
- ミイダスパーソナリティ診断
これらの診断のメリットは、
- 自分に合った仕事がわかる
- 企業が転職者の適正や性格を事前に知れる
- 診断を見た企業がオファーをくれる
これによって、事前にお互いを理解したうえで面接などの実際の転職活動に入れます。
つまり、「面接に行ったが、やはり違った」というミスマッチを防げます。
ではそれぞれのコンテンツの特徴をご説明します。
1:市場価値診断
分かること
市場価値(想定採用年収)を把握することができる
市場価値診断で算出される年収は、ミイダスに登録されたユーザーの転職データを元に算出されます。

口コミとしては「年収が現実より高すぎる」との評判が多いです。
そのことについてミイダス社員に聞いてみたところ、以下のような回答を頂きました。


つまり、自分が転職したときの年収のほぼ最大値がわかるということです。

年収を超えたオファーが来た場合、金額的には非常に条件がよいです。
市場価値診断はこちらから
\ 転職で最高いくらの年収になる? /
※無料で診断できます。
ミイダスコンピテンシー診断
わかること
転職者:自分のスキルやタイプがわかる
企業:未経験でも活躍できる人材か、募集ポジションに合ったタイプなのかを把握できる
質問に答えると、
- マネジメント資質
- パーソナリティの特徴
- 職務適正
- 上下関係適正
- ストレス要因
を知ることが出来ます。
転職者側では、
- 自己分析に役立つ
- どんな職場(ポジション)が向いているかわかる
など、未経験職種に転職することを不安に思う方に非常に有用です。
企業側では、
- ユーザーのタイプを事前に知れる
- 自社に合ったユーザーを見つけやすい
- マッチング精度の高いオファーを送れる
など、面接で厳しくチェックしていた部分を事前に知れるため、面接がラクになるメリットがあります。

ぜひコンピテンシー診断は一度使っておけば、その後の転職活動にも活かせるのが良いところです。
\ あなたはどんな仕事が合っている? /
※無料で診断できます。
ミイダスパーソナリティ診断
分かること
転職希望者側・ 企業側 :個性・現在のモチベーションを把握することができる。
個性を8つのタイプに分けられ、それぞれの個性について個性の活かし方などのアドバイスがもらえます。
転職者側は、自分の性格を深く分析することが出来、企業選考時の性格検査の対策にもなります。

企業側は、性格検査との整合性確認、入社後の人事管理もしやすくなるなどのメリットがあります。
ちなみに8つのタイプは以下
主導者 | 楽しいことを自由にやりたい 影響・魅了したい・未来志向 |
芸術肌 | 承認する・見捨てない ユニークな発言・感情豊か |
職人気質 | 否定する・過去のエピソード 納得感・クリティカルな視点を持つ |
理想主義 | 賞賛する・批難しない 自己防衛・高い理想 |
先駆者 | 自分でやる・一人でやる 自由にやる・アイディア |
完璧主義 | 正確さ・完璧 合理的にやる(白黒ハッキリ) |
平和主義 | 不安・心配・安心させる・合意を取る 周りの目を気にする・確認チェック |
堅実主義 |
コツコツとやる・たんたんとやる |
パーソナリティ診断は『占い感覚』で利用し始めるユーザーも多いそうです。

\ あなたの個性はどのタイプ? /
※無料で診断できます。
ミイダスの評判・口コミまとめ
ではミイダスの評判はどうなのか?本当にユーザーが満足しているのか確認してみました。
ここではミイダスの悪い口コミも含めて、実際の評判を調べた結果を紹介します。
\ タップで切り替え! /
悪い評判
市場価値診断が当てにならない
ミイダスの市場価値計算適当すぎん?
— もぐら@ (@bell00015) March 20, 2019
どうやって算出してるんや...
28歳 営業経験のみ
記載してある情報だけ鑑みると500前後が妥当だと思うのですが... pic.twitter.com/PaOYpbbcyc
ミイダスでの市場価値がいつのまにか1000万超えたけど、この半分ですら夢物語やぞ pic.twitter.com/I6gXT3gUvF
— 本屋🍆 (@jzbookp9ca) April 7, 2020
ミイダスの市場価値診断は似た経歴の人が転職した際の、年収の最高額を表示するシステム。
やはり自分の年収とかけ離れてて当てにならないという人も多いようです。
退会の引き止めが必死
ミイダス、クソみたいな求人がこれでもかという量送ってくるから退会手続きしたら引き止めに必死すぎてひいた← pic.twitter.com/WGjofJEdFg
— Rin(倫) (@rinnooshigoto) February 27, 2021
携帯キャリアやネット回線の解約みたいですね。

※良い評判は上のタブで切り替え↑↑
良い評判
コンピテンシー診断の精度が高い
【完全無料】ミイダスのコンピテンシー診断を受けてみたらバチボコ当たっていた話|かしま┃ヘルシーな働き方|note https://t.co/TMc8j5wS07
— TAO (@TAOriv) March 15, 2021
今日残業長くなったのはみんなでコンピテンシー診断の結果見てキャッキャしてる時間が長かったのもある😂😂
— ふみ | オタクプランナー😭🙏✨ (@fumi_Fe) March 8, 2021
コンピテンシー診断なかなか面白いのでおすすめです!!!(ミイダスのやつでした)
ストレングスファインダーをやってみたら影響力の資質の強みがあるらしい。人それぞれ強みが違うので自己分析がてらストレングスファインダーを使ってみるといいと思います。でもお金かけたくないという方はミイダスのコンピテンシー診断がオススメ。結構当たっていると思います。 pic.twitter.com/1gprJxktoL
— なすぼん🍷肌よわ公務員 (@nasubon3) March 7, 2021
コンピテンシー診断の評判は非常に良いですね。
多くの方が利用しているようです。
"ストレングスファインダー"という有名な有料の自己分析ツールもありますが、それに匹敵する精度。

良いオファーがちゃんと来ている
ミイダスって他のブログとか見ると結構散々言われてたりして驚きました。確かに過度に期待を煽るのは良くないとは思うけど、実際こういうオファーとか来るしね。「実際の提示金額と違った」みたいな話は、求人出してる企業側の責任が大きいかと思います。。https://t.co/3JdetPf5QJ #ミイダス pic.twitter.com/L6TNyR41ph
— たけのこのまご (@takenokonomago) March 2, 2021
「質の良いオファー」もちゃんと届きます。
※悪い評判は上のタブで切り替え↑↑
評判まとめ
評判をまとめると、
「市場価値診断は人により当てにならない...」というのが、目立った『悪い評判』
「コンピテンシー診断は精度が高いので自己分析におすすめ!」というのが、目立った『良い評判』でした。
\ あなたの知らない強みが見える /
※無料で診断できます。
ミイダスを利用するデメリット
ではネットの評判や口コミを含めて、ミイダスを利用するデメリットを紹介します。

ミイダスの3つのデメリット
- オファーの数が多い
- 質の悪いオファーも混じっている
- 人により市場価値の年収が当てにならない
ミイダスのデメリット1:オファーの数が多い
ミイダスのオファーは非常に多いです。

興味を持ったオファーのみ確認すればいいですが、自分に合ったオファーも埋もれてしまう可能性があるのは少し残念です。
ミイダスのデメリット2:質の悪いオファーも混じっている
数多く来るオファーの中には、やはり質の悪いオファーも混じっていたりします。
希望と合っていないオファーはスルーすれば問題ないのですが、続けて送られてくると少し嫌になりますね。
ミイダスのデメリット3:人により市場価値の年収が当てにならない
ミイダスの市場価値診断の年収は、『自分と似た経歴の人が転職した際の採用年収の最高額』です。
人によっては、市場価値診断の年収と現在の年収がかけ離れすぎていて、参考にならない場合もあります。
とはいえ、かけ離れた高い年収で転職している方がいるのは事実なので、自分や自分の周囲の方々がいかに安い年収で働いているかがわかります。

ミイダスを利用するメリット
ここまでを総括するとミイダスを利用するメリットは以下の5つですね。
ミイダスの5つのメリット
- おっ!と思うオファーがある
- 求人を探す時間を節約できる
- 年収が高いタイミングで転職できる
- 市場価値診断の金額を年収交渉につかえる
- コンピテンシー診断などで性格検査の対策ができる
ミイダスのメリット1:おっ!と思うオファーがある
数多く届くオファーの中には、「おっ!意外といいかも。」というオファーが入っていたりします。
市場価値診断の年収よりも高い年収のオファーの場合は、条件が良いので検討しても良いかもしれません。

ミイダスのメリット2:求人を探す時間を節約できる
ミイダスは自分で求人を探す手間や時間を節約できます。
それは、ミイダスのデータベースに経歴を登録しておけば、企業が検索してオファーを出してくれるからです。
企業側から求人をもらえるので、転職者の手間は大幅に減ります。

ミイダスのメリット3:年収が高いタイミングで転職できる
ミイダスを利用しておけば、自分の年収が高まっているタイミングで転職活動ができます。
その理由は、市場の動向で転職の採用年収は変わるからです。
例えば、「買い手市場(企業が強い市場)のときに年収500万円のオファーだったとしても、売り手市場(転職者が強い市場)に変われば年収600万のオファーが届く」なんてこともザラです。
ミイダスに登録しておけば、自分が一番高く売れるタイミングを見て、転職活動を始めることができます。
ミイダスのメリット4:市場価値診断の金額を年収交渉につかえる
市場価値診断の年収は同様のキャリアを持った人のほぼ最高額のオファー年収です。
つまり、あなたが転職した際の最大の年収額ということ。
この年収額を目標に企業との年収交渉を進める事も可能です。

ミイダスのメリット5:コンピテンシー診断などで適性試験の対策ができる
ミイダスの診断コンテンツで、採用選考で実施される適性試験の対策ができます。

通常、適性試験の結果と面接の回答にズレがあると「ウソを付いている」と判断されてしまいます。
それを防ぐために、ミイダスの診断で自分のタイプや正確を把握しておくことで、採用選考の適性試験で現れる結果を予想できます。

ミイダスユーザーの使い方
実際にミイダスのユーザーはどのような使い方をしているのかをミイダス社員さんに聞いてみました。
まとめると以下3つの使い方が多いようです。
ユーザーの3つの使い方
- 転職活動のサブツールで利用する
- 好条件のオファーが来るまで待つ
- 市場価値診断と自分の年収を比較する
ミイダス社員談
ミイダス社員
「求人サイトや転職エージェントと合わせて、ミイダスはサブとして利用している方が多いです。」
ミイダス社員
「ちなみにですが、異業種への転職希望者も多いのが特徴ですね。」
ミイダス社員
「すぐ転職するつもりでない方は、とりあえず登録して条件の良い求人が来るか見ている方も多いですね。」
「オファー年収を見て自分の年収との比較に使ってる方も多いです。」

ミイダスの仕組みと特徴まとめ
いかがでしょうか?だいたい理解できたでしょうか?
まぁ登録して損はないと思ったので私は登録しました。
登録方法は、こちらに記載しているのでご参考にしてください。
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