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第三種電気主任技術者とは?仕事の魅力や試験対策、取得のメリットを紹介

第三種電気主任技術者って何?
第三種電気主任技術者を持っていればどんな仕事ができる?
第三種電気主任技術者に興味があるけど試験内容は難しい?

こんな疑問にお答えします。

この記事でわかること

  1. 第三種電気主任技術者の業務内容

  2. 第三種電気主任技術者の試験概要や科目

  3. 第三種電気主任技術者資格取得のフロー

  4. 第三種電気主任技術者の難易度

  5. 第三種電気主任技術者に合格するコツ

この記事では、第三種電気主任技術者の資格について、その役割や仕事内容、取得方法やメリットなどをわかりやすく解説します。

電気業界に就職・転職したい方は必見です。

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第三種電気主任技術者とは?

電気主任技術者とは、発電所や変電所、工場やビルなどの電気設備の保守や監督を担う国家資格です。

電気設備の保安監督は、電気主任技術者のみが行える「独占業務」です。

電気設備を適切に運用しないと、自分の施設が周辺に停電を引き起こす恐れがあります。

そのため、電気のプロである電気主任技術者になるには、国家試験に合格する必要があります。

電気主任技術者試験(電験)は、第一種から第三種までの3種類があり、電験三種はその中でも最も入門的な資格です。

電験三種は電気のスペシャリストとして高い需要があり、就職や転職にも有利になります。

正式名称を「第三種電気主任技術者」といい、電気設備の保守や監督を行える資格です。

 電気設備の保安監督業務は、有資格者しかできない「独占業務」です。

第三種電気主任技術者の業務内容

第三種電気主任技術者の免許を有すると、電気設備の保安監督業務を行うことができます。

この業務には、電気設備の点検や、必要に応じて修繕工事の指揮監督が含まれます。

電気設備の点検とは、電圧や電流の測定・記録、絶縁抵抗の測定、配線のチェック、非常用発電機の点検などです。

電気主任技術者の仕事で最も重要なのは事故防止であり、小さな不具合も見逃さず、安全運転を確保する役割を担っています。

法律上、年1回と月1回の点検が義務付けられており、電気主任技術者がこれらの業務に携わる必要があるのです。

また、電気設備のある施設では、電気主任技術者の選任が法律で義務付けられています。

点検時の清掃も電気主任技術者の重要な仕事です。

ホコリや汚れがあると電気配線がショートしてしまう可能性があります。

そのため、細部にまで細心の注意を払わなければなりません。

電気主任技術者は経験を積むことで独立し、長く働き続けることができます。

電気設備のある建物を所有する会社や、設備の保守点検を請け負う会社など、有資格者の活躍の場は多岐にわたります。

第三種電気主任技術者の試験概要

ここでは、受験資格やその他受験概要を解説します。

CBT方式について

第三種電気主任技術者試験は、2023年度からCBT(Computer-Based Testing)方式も導入。

これにより、受験者は平日を含む都合の良い日時で試験を受けることが可能となりました。

また、従来のマークシート方式も残っており、受験者は好みや都合に応じて方式を選択できます。

受験資格

第三種電気主任技術者の試験は、性別・年齢・職業・国籍に関係なく、どなたでも受験が可能です。

学歴にも特別な要件はなく、工業高校や工業大学などで学ぶ学生から、30代~50代の社会人まで幅広い層が受験しています。

試験日程

2024年度上期試験の詳細は以下の通りです。

受験案内配布: 5月上旬~中旬

受験申込受付期間: 2024年5月20日~6月6日

試験日 (CBT方式): 2024年7月4日~7月28日

試験日 (筆記方式): 2024年8月18日

合格発表 (Web公表): 例年9月上旬

結果通知書の発送: 例年10月上旬

受験料金

受験料は郵便を利用する場合が8,100円、インターネットを利用する場合が7,700円で、非課税となっています。

第三種電気主任技術者の試験科目

試験科目は理論、電力、機械、法規の4つで構成されています。

それぞれの科目で60点以上の合格が求められ、科目合格制度が採用されています。

そのため、一部の科目にのみ合格した場合、次回の試験ではその科目の受験が免除される仕組みとなっています。

理論

理論科目は電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測に焦点を当てています。

直流回路や交流回路に関する知識が広く問われ、高校や大学で学んだ電気に関する基本的な理論から、計算問題までバラエティ豊かな出題があります。

電卓が使用可能なため、解き方を理解していれば計算ミスを軽減できるでしょう。

初学者は電気数学の習得が推奨され、問題の幅広さに注意が必要です。

電力

電力科目は発電所や変電所の設計・運転、送電線路・配電線路の設計・運用、電気材料に焦点があります。

知識問題と計算問題が組み合わさり、バランスの取れた勉強が求められます。

理論科目の基本的な知識が役立ち、計算問題にも注意が必要です。

広範な分野を網羅しているため、幅広い知識の獲得が重要となります。

機械

機械科目は、電気機器や電力システムを構成する機器やシステムに関する知識に加え、それらを制御するための理論や技術に関する知識も問われます。

近年、電力システムの情報伝送・処理技術が発展しており、機械科目で問われる知識範囲も広がっています。

知識問題と計算問題が4:6の割合で出題され、理論との重複も多いため、効果的な学習計画が必要です。

初学者は理論と交互に学習することが推奨されます。

法規

法規科目は電気法規(保安に関するものに限る)及び電気施設管理に焦点を当てています。

電気に関する法律に関する問題が主であり、計算問題も出題されます。

電気の技術が乏しい人にもとっつきやすい科目ですが、定期的な法令の改訂に注意が必要です。

最新の事例にも対応するため、過去問と合わせて最新の法令を確認するようにしましょう。

第三種電気主任技術者資格取得のフロー

電気主任技術者試験に合格して第三種電気主任技術者資格を取得するための基本的な手続きについて解説します。

資料の情報をもとに、申込みから免状交付までの流れを確認しましょう。

基本的なフローは以下の通りです。

  1. インターネットまたは書面で受験申込を行う
  2. 受験票の送付・受験
  3. 合格発表を待つ
  4. 免状交付の申請/交付

1.インターネットまたは書面で受験申込を行う

申し込みには郵便とインターネットの2つの選択肢があります。

郵便での申し込み

  • 必要なもの: 受験案内冊子内の払込取扱票
  • 受験手数料: 8,100円
  • 支払方法: ゆうちょ銀行(郵便局)で払込み(別途払込手数料が必要)
  • 締切: 最終日の消印が有効

インターネットでの申し込み

  • 必要なもの: インターネット環境
  • 受験手数料: 7,700円
  • 支払方法: 銀行振込、クレジットカード決済、コンビニ決済、Pay-easy(ペイジー)決済

インターネットを利用できる場合は、オンラインでの手続きが便利です。

締切は申込期限最終日の17時までとなっています。

申し込み期間内に受験の手続きをし、スムーズに試験に臨むようにしましょう。

筆記方式またはCBT方式で受験希望の方は、最初に筆記方式での受験申込を行います。

筆記方式では、受験者が選択できるのは試験地のみで、具体的な会場は受験票が届くまで確定しません。

また、会場は毎年変更される可能性があります。

2.受験票の送付・受験

申込期間が終了すると、受験票が送付されます。

この受験票には受験日や試験会場の情報が含まれています。

受験者はこの受験票を受け取り、指定された日時に指定された試験会場で試験に臨みます。

試験科目ごとに受験しますが、全科目合格が必要です。

3.合格発表を待つ

試験を受験した後は、合格発表を待ちます。

通常はWebでの公表が行われ、各科目ごとの合格者リストが掲示されます。

科目によっては再受験の必要があるかもしれません。

合格発表を確認し、必要ならば次の申請手続きを進めましょう。

4.免状交付の申請/交付

全科目合格者は経済産業大臣に免状交付の申請を行います。

申請書や必要書類を提出し、審査を受けましょう。

審査が通れば免状が交付され、正式に第三種電気主任技術者の資格を取得。

これで、晴れて電気設備の主任技術者としての職務が遂行できるようになります。

第三種電気主任技術者試験に必要な勉強時間の目安

第三種電気主任技術者試験においては、合格にはおおよそ1,000時間の勉強が必要と言われています。

これは、1日3時間ずつ欠かさず勉強したとして、約1年の期間が必要という計算です。

ただし、仕事や家事などで専念できない場合も多く、勉強に専念できない日や短縮された時間が出てくるかもしれません。

知識が不足している場合、つまずくことも予想され、理解に時間がかかるでしょう。

従って、1,000時間はあくまで目安であり、実際には個人差があります。

スケジュールを立てる際には注意深く検討するようにしましょう。

第三種電気主任技術者の難易度は?

ここでは、第三種電気主任技術者を取得する難易度・過去の合格率について解説します。

第三種電気主任技術者は難関資格

第三種電気主任技術者試験は、受験者の10人に1人しか合格できない難関資格として知られています。

他の国家資格に比べて難易度が高いものの、異業種からの挑戦者も多い試験です。

難易度の特徴は、過去の試験との類似性が低く、基礎知識が不十分な受験者が突破しにくいこと。

科目別合格制度も導入され、前年・前々年に合格していれば免除されるため、戦略的な学習が必要となります。

合格率は低いものの、資格取得後の転職や就職には非常に有利です。

過去の合格率

2022年度前期試験の合格率は全科目で8.3%、科目で29.4%でした。

先述のように合格率は概ね10%前後で、難易度は「やや難しい」とされています。

各科目の合格基準点は60点以上となっており、難易度は依然として高いことがわかります。

試験の難易度が高い分、しっかりとした学習計画で合格を目指すことが大切です。

第三種電気主任技術者を取得するメリット

第三種電気主任技術者の資格を取得すると、さまざまなメリットがあります。

以下では、主なメリットに焦点を当て、掘り下げていきます。

安定した収入が期待できる

第三種電気主任技術者の資格を取得することで、安定した収入が期待できます。

企業によっては、有資格者が電気主任技術者に選任されると手当が支給されることもあります。

また、ビルメンテナンス業や発電事業などでは電気主任技術者の需要が高まっており、安定した地位を維持することができます。

その結果、昇進や昇給の可能性が高くなり、年収アップにつながる可能性があります。

一生使える資格

第三種電気工事士の資格は、一度取得すれば一生使える資格です。

さまざまな設備に欠かせない電気設備は、高電圧・高性能の需要が高まっています。

今後も電気主任技術者の重要性が高まる中、持っているだけで需要のある資格です。

高度な専門性が求められるため、将来的にも安定性が期待できます。

自営業として独立できる

一定期間の実務経験を経て、電気管理技術者として独立開業することも可能です。

これは、ビルオーナー等取引相手から電気設備の管理を任され、独立開業する形態です。

体力が続く限り働き続けることができ、自分のペースで仕事ができるのが特徴です。

AI(人工知能)に代替されにくい

第三種電気主任技術者の資格を持つ電気主任技術者は、AI(人工知能)に代替されにくい職業のひとつです。

電気主任技術者の仕事内容には高度な専門知識と、社内外との折衝能力が求められます。

また、電気設備の安全維持を担い、中小規模の施設でも必要とされることから、今後も需要が続く職業と言えます。

幅広い需要があり転職に役立つ

第三種電気工事士の資格を持っている人は、発電・エネルギープラント・化学プラント・ビルメンテナンス業界・電気保安業界など、幅広い業界で需要があります。

そのため、転職や再就職の際の選択肢が広がり、さまざまな分野で活躍できる可能性が高まります。

また、経済産業省の調査報告書によると、電気主任技術者の不足が予測されており、有資格者の価値はますます高まっていくでしょう。

将来性がある

電力・照明・情報通信など、さまざまな設備の基盤として電気が使われており、電気主任技術者の活躍の場はますます広がっています。

再生可能エネルギー発電施設やデータセンターの増加など、今後が期待される分野での需要が高まっています。

労働人口の減少を考えると、今後は有資格者の待遇が手厚くなるかもしれません。

第三種電気主任技術者に合格するコツは?

第三種電気主任技術者試験合格への鍵は、効果的な学習法と戦略の確立にあります。

試験合格を目指す際に役立つコツやアプローチを以下に紹介します。

過去問題を多く解いて出題パターンを把握する

合格への第一歩は、過去問題を積極的にこなしていくことです。

出題パターンや傾向をつかみ、重要なポイントを洗練させましょう。

そうすることで、本番の試験に臨む際には余裕を持って対処できるようになります。

科目ごとに優先順位をつける

科目ごとに学習の優先順位をつけることで無駄な時間を避け、重要な領域にフォーカスできます。

理論、電力または機械、法規の順に取り組むことで、スムーズに知識の結びつきが生まれ、効果的な学習が可能です。

動画教材などのサポートを活用する

通信講座や動画教材は、独学が難しい方にとって有益なサポートツールです。

電験三種試験の難解なトピックや計算問題をわかりやすく解説してくれる教材を活用することで、理解度を深めることができます。

知識を定着させるために入力と出力をバランスよく行う

知識を身につけるには、情報のインプットだけでなく、アウトプットも欠かせません。

覚えた内容を実際の問題に適用することで、知識の定着が促進されます。

バランスの取れた学習法を心掛けましょう。

勉強のリズムを作ってやる気を保つ

長期にわたる勉強計画では、モチベーションの維持が鍵です。

リズムを作り、適度な休息を取りながら着実に進めることで、疲れずにやる気を保ちやすくなります。

効果的な学習スケジュールの確立が合格への道を開くことでしょう。

高得点より合格点を目指す

電験三種試験では、科目ごとに60%以上の正答率が必要です。

高得点を追求するよりも、全体的なバランスを重視し、各科目で合格ラインをクリアすることが合格につながります。

焦らず、確実な成績を目指しましょう。

試験当日の注意点

試験当日の準備ですが、まずは必要な持ち物をしっかりと確認してください。

受験票やIDカード、電卓など、受験に必要なものは忘れずに持参しましょう。

また、試験の内容・時間・解答数などを正確に把握すること、試験開始前に試験会場の基準や環境などを確認して計画的な受験をすることが大切です。

苦手な公式や条文はノートに整理し、冷静な集中力を保ちましょう。

試験中は、指示に従って正確に解答し、時間配分に注意しながら焦らず落ち着いて問題に取り組むことが大切です。

腕時計やスマートウォッチの使用は禁止されていますので、十分注意してください。

第三種電気主任技術者とは?仕事の魅力や試験対策、取得のメリットを紹介│まとめ

この記事では、第三種電気主任技術者の資格について、その役割や仕事内容、取得方法やメリットなどを解説しました。

第三種電気主任技術者は、電気設備の保安監督に必要な国家資格であり、電気のスペシャリストとして高い需要があります。

試験は難関ですが、過去問題の解答や科目ごとの優先順位付けなど、効果的な学習法と戦略を確立すれば合格は十分可能です。

資格を取得すれば、安定した収入や一生使える資格、自営業としての独立、AIに代替されにくい職業、幅広い需要や将来性など、さまざまなメリットがあります。

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