施工管理の転職ノウハウ

【2023年版】デベロッパーの転職難易度は?未経験や第二新卒でもできる?デベの種類や各社の特徴も紹介

デベロッパー_転職_難易度

この記事の監修者

小寺 博之/上級執行役員

新卒で教育業界を経験後、人材業界に転身。大手転職エージェントを経て、2017年1月、株式会社ゼネラルリンクに入社し、人材紹介事業の立ち上げを行う。 人材紹介事業部の事業部長を経験した後、2021年4月に執行役員に就任。

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デベロッパーの転職求人探してるけど見つからない。

やっぱり大手デベロッパーへの転職は難易度高い?

どうしたら大手デベロッパーに転職できるか教えてください。

こんな疑問にお答えします。

この記事でわかること

  1. デベロッパーへの転職難易度
  2. 職種・業種による転職難易度の違い

デベロッパーに興味があるものの「転職できるのか分からない」と、諦めてしまう人は多いです。

しかし技術職の場合は、求人さえ見つけられればデベロッパーへ転職することも可能です

この記事を読めば、”技術職のデベロッパーへの転職難易度”がわかります。

当記事に目を通すことで、デベロッパーへの理解を深められ転職成功を近づけられますので、ぜひ最後までご覧ください。

こんな方におすすめ

  • デベロッパーへ転職したい
  • どのデベロッパーなら入れそうか知りたい

職種によるデベロッパー転職の難易度の違い

実はデベロッパーへの転職難易度は営業職と技術職で全く違います。

かんたんに言うと、営業職は難しく、技術職は営業職ほど難しくはないです。

転職サイトや求人情報メディアには「最高難度」「高学歴必須」などと書かれていますが、これは営業職の話

技術職の方は必ずしも当てはまらないと思って良いです。

よこてん
ネットの情報を見て「デベロッパーへの転職はムリか…」と諦めないでください。
  • 営業職は難しい
  • 技術職は営業ほどの難しさはない

営業職は難しい

営業職の大手デベロッパーへの転職は確かに難しいです。

大手デベロッパーの学歴フィルターは実際にあります

理由は大手デベロッパーの営業職は新卒採用の総合職をメインとしているため、経験や知識よりも学歴を重視する傾向にあるからです。

新卒採用が多い理由は以下の2つ。

  • 営業職は育成の時間・コストが比較的安い
  • 外部の人間を雇うより自社で育てた方がコスパがいい

※中途採用には採用のためのコストもかかります。

そのため、求人が極端に少なく、営業職は転職のハードルが高いです

  • 学歴フィルターはある
  • 新卒総合職をメインとしている
  • 中途よりも自社社員の方がコスパがいい

技術職は営業ほどの難しさはない

技術職のデベロッパーへの転職はチャレンジする価値があると思います。

その理由は、技術職の場合知識や経験を重視する傾向にあり学歴フィルターはほぼ関係ないからです

その為、中途入社者が多いのも特徴です

中途採用が多い理由は以下の4つ。

  • 専門企業(設計事務所・ゼネコンなど)の人材の方が専門知識やスキルが高い
  • 中途社員で技術力を固める企業が多い
  • 技術職は育成に時間・コストが掛かりすぎる
  • 外部から人材を仕入れた方がコスパがいい

そのため、求人は比較的多く、技術職は転職のハードルが低いです

  • 学歴フィルター・学閥はない
  • 設計事務所・ゼネコンの人材の方がスキルが高い
  • 中途採用の方がコスパがいい
よこてん
技術職はデベロッパーに転職するチャンスは十分にあります。
逆に未経験や経験の浅い第二新卒は難易度が高いといえます。
  • 大手求人サイトで全国トップクラスに輝いたアドバイザーが在籍
  • 年収1000万円以上になった方も
  • 年収350万円以上の大幅UP事例もあり
  • 業界特化で「分かっている」提案。企業知識が段違い
  • 休日や夜間でも専属アドバイザーが対応

デベロッパーの業種の違いによる難易度の違い

デベロッパーの転職難易度は、デベロッパーの業種でも異なります

デベロッパーの業種は、開発した土地に建てる建物で分かれています。

難易度の違いで分けると大きく以下の2つになります。

デベロッパーの業種

  • 専業デベロッパー:易
  • 総合デベロッパー:難

専業デベロッパー

専業デベロッパーとは、1つの業種に特化したデベロッパーを言います。

※1つの業種の売上比率が圧倒的に高い企業も含みます。

例えば、

  • マンション
  • 戸建て住宅
  • 物流施設
  • オフィス
  • リゾート
  • ホテル
  • など

専業デベロッパーは技術職であれば比較的転職しやすい企業で、ゼネコンや設計職からのステップアップ、未経験からの転職を希望する人には狙い目でしょう。

主に以下のような会社があります。

  • 三井不動産レジデンシャル(マンション)
  • タカラレーベン(マンション)
  • 飯田コーポレーション(戸建て)
  • 日本GLP(物流施設)
  • など

総合デベロッパー

総合デベロッパーとは、複数の業種を手掛けるデベロッパーで、再開発事業や複合施設などの大規模な開発を行うデベロッパーです。

例えば、

  • 市街地再開発
  • アウトレット
  • マンション
  • オフィス
  • ホテル
  • など

土地の開発に関わる事業はひと通りこなせる資金力と技術力を持ちます。

総合デベロッパーは企業規模も大きく、年収が高い・離職者が少ないことが多く、専業デベロッパーと比較して難易度は高いです。

主に以下のような企業があります。

  • 三井不動産
  • 三菱地所
  • 野村不動産
  • 東急不動産
  • 森ビル
  • 森トラスト
  • ほか

デベロッパー各社の転職難易度【技術職】

ではここからは、デベロッパー各社の特徴をご紹介していきます。

※元同僚・知人・仕事関係者などからの情報を元に紹介しています。リアルで有益な情報だと思うので、参考にしてください。

三井不動産

三井不動産ロゴ
難易度
平均年収 約1,269万円
業種 総合
技術力
転職求人レア度

※参考:2023年3月期有価証券報告書

三井不動産は技術職の転職先としても最も難易度の高いデベロッパーです。

日本橋に拠点を持ち、デベロッパー界隈では日本橋近辺は”三井村”と呼ばれています。(我々だけ?)

平均年収も約1,270万円と非常に高く、ブランドイメージもあることで人気が高い企業です。

  • 再開発:東京ミッドタウン
  • 商業施設:三井プレミアムアウトレット
  • 分譲マンション:パークシリーズ(子会社:三井不動産レジ)

と、どの業種でも存在感を示す最大手です。

技術面では品質管理の意識が高く、体系化された膨大な量の品質管理マニュアルが整備されています。そしてゼネコンが提出すべき書類も公共工事並みに多いです。

早慶以上の高学歴社員が多いのは事実ですが、技術職であれば学歴は不問面接で重要なのは、”何を考え、何をしたか”

グループ子会社への出向も多いですが、雇用は親会社との契約のため、待遇は本社と同じです。年収・就業環境・福利厚生含め好条件のため辞める人はほぼいません。

そのため、求人は極めてレア。出てくるのをしっかり待つ必要がある企業です。

\ 三井不動産の転職はこちら! /

三井不動産 転職

【三井不動産への転職ルート】社員口コミと企業概要|併願したい企業

続きを見る

三菱地所

三菱地所ロゴ
難易度
平均年収 約1,246万円
業種 総合
技術力
転職求人レア度

※参考:2023年3月期有価証券報告書

三菱地所は三井不動産と同じく、技術職の転職先としても最も難易度の高いデベロッパーです。

丸の内に拠点を持ち、三井の”三井村”日本橋に対し、丸の内は”三菱村”と呼ばれています。(本当に我々だけかも?)

平均年収も1,246万円超え。貴族感溢れるブランドイメージで人気がある企業です。

  • 再開発:『TOKYO TORCH』(常盤橋プロジェクト)
  • 複合施設:丸ビル・新丸ビル、池袋サンシャインシティ
  • 商業施設:御殿場プレミアムアウトレット
  • 分譲マンション:ザ・パークハウス(子会社:三菱地所レジ)

と、どの業種でも存在感を示す最大手。

技術面ではリスク管理の意識が非常に高い傾向にあります。体系化されたマニュアルもありますが、その内容は建物品質以上に施工の妥当性を証明するための書類作成が主。

学歴フィルターが未だに残る社風で、技術職であっても学歴不問ではありません

グループ子会社への出向も多いですが、ホワイト企業の代名詞とも言える就業環境で、黙ってても年収1000万は超えるので、辞める人はほぼいません。

こちらも転職求人は極めてレア。出てくるのをしっかり待つ必要がある企業です。

\ 三菱地所への転職はこちら! /

【三菱地所への転職ルート】社員口コミと企業の内部|併願できる企業

続きを見る

野村不動産

野村不動産ロゴ
難易度
平均年収 約1,034万円
業種 総合
技術力
転職求人レア度

※参考:2023年3月期有価証券報告書

三井・三菱に次いで難易度の高いデベロッパーです。

野村證券からの分離独立、天下り先としての歴史を持っているため、ヒエラルキーのはっきりした縦組織が特徴です

平均年収は1030万円超え。分譲マンション『プラウド』で高級ブランドイメージを獲得した人気企業です。

分譲マンション事業で営業収益の6割を上げており、他の競合マンション事業の一歩先を行く企業です。

技術面では分譲マンションの品質・商品性に長けており、『プラウド』ブランドを確立するだけの技術力が備わっています。

学歴フィルターは未だに顕在。技術職であっても学歴で選考に進めないことがあります。社風も体育会系ですが金融会社の硬さも持つイメージは半沢。

社風に合わない人や、住宅以外でもキャリアを積みたい人が辞める場合があり、稀に市場に転職求人が出ます

タイミングがよければ求人が出てくるため、見つけた際にはすぐに応募できる準備をしてきたい企業です。

森ビル

森ビルロゴ
難易度
平均年収 約887万円
業種 総合
技術力
転職求人レア度

※参考:2023年3月期有価証券報告書

独立系のデベロッパー最大手で高難易度のデベロッパー

親会社を持たず、1955年の”森不動産”創業以来66年の歴史を持つ伝統ある企業です。

平均年収は約887万円。『ヒルズ』ブランドで都会的なブランドイメージを獲得した大人気企業です。

六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズなどのハイブランドオフィス事業が収益の柱で、開発物件のブランディング力は財閥を超えるほどの企業です。

技術面では競合に比べ、建築計画・デザイン性に長けており、建築・電気・設備の設計部隊も持ちます

都市設計・文化・アート・タウンマンジメント・ホテル・リゾート・海外事業・内装設計・積算・監理と幅広く事業展開しており、技術職としては価値提供の場が多い企業です。

学歴は不問。社風も都会的で先鋭的なため、保守的な人よりもバイタリティと個性のある人材が転職しやすいです

求人は稀ですが、出てくる事もありますので、準備しておくべきでしょう。

東京建物

東京建物ロゴ
難易度
平均年収 約1010万円
業種 総合
技術力
転職求人レア度

※参考:2022年12月期有価証券報告書

安田財閥を創始者とする100年以上の歴史を持つ大手デベロッパー。

転職難易度は高め

平均年収も1010万円程度

オフィスビル事業と住宅事業が収益の柱で、分譲マンションの『Brillia(ブリリア)』は洗練・安心をコンセプトに女性をはじめとした多くの消費者に人気です。

社風は三井・三菱と森ビルの中間という印象。トップダウンの組織ではあるものの、現代的な柔軟な思考を持つ社員が多い。

他社のデベ社員からも人気があり、競合から転職していく人も多い

学歴は不問

グループで多角的な事業展開をしており、20~30代でもマネジメント職に就く人材がいることから、若手にも成長のフィールドがあります

環境もよく、離職者が少ないため、転職求人は稀です。

しっかり求人の出待ちをしたい企業の1つです。

東急不動産

東急不動産ロゴ
難易度
平均年収 約1030万円
業種 総合
技術力
転職求人レア度

※参考:2023年3月期有価証券報告書

鉄道系のデベロッパー最大手で高難易度のデベロッパー

東急電鉄を親会社に持ち、2023年で創業70年を迎えた歴史ある企業です。

平均年収は約1030万円。東急線沿線の渋谷・自由が丘・二子玉川・田園都市など、土地のブランドを築き上げた企業です。

など総合デベロッパーとして幅広い事業展開を行っています。

住宅事業ユニットに建物の品質管理や積算などを行う部署があり、求人も比較的出ています。契約社員からのスタートがほとんどですが、ほぼ正社員登用されるため安心して応募することができます。

東急グループとして多角的な事業展開を行っているため、出向も含めて技術職の活躍の場は多いです。

三井不動産レジデンシャル

三井不動産レジデンシャルロゴ
難易度
平均年収 約800万円(30代前半)
業種 マンション
技術力
転職求人レア度

マンション専業で中難易度のデベロッパー

三井不動産を親会社に持ち、分譲マンションデベロッパー(商品:パークシリーズ)で人気の企業です。

年収は30代前半で約800万円

組織としては一本化された技術部隊(建設統括部)があり、住宅業界内でも技術レベルが高いです。

しかし三井不動産からの出向者も多く、雇用形態の違いから年収の差に不満を持つ人もいます

住宅の技術者としては成長ステージも多くあり、若手技術者には人気の企業です

会社にプライド持つ社員も多く、離職者は少なめ。

そのため、求人はレアで出てくるのをしっかり待つ必要がある企業です。

三菱地所レジデンス

三菱地所レジデンスロゴ
難易度
平均年収 約700万円(30代前半)
業種 マンション
技術力
転職求人レア度

マンション専業で中難易度のデベロッパー

三菱地所を親会社に持ち、分譲マンションデベロッパー(商品:ザ・パークハウス)で有名な企業です。

年収は30代前半で約700万円

組織としては近年組織改変があり、技術部隊(建築マネジメント部)が商品企画から施工までを担う体制になりました。

親会社の三菱地所と同じく、非常に保守的な社風です。(過去に鹿島建設施工の物件で訴訟問題に発展した件があるため)

親会社とのヒエラルキーが明確にあり、上層部は三菱地所からの出向者がほとんどを占めています。

求人は比較的出てきやすく、財閥系子会社としては狙い目です

住友不動産

難易度
平均年収 約710万円
業種 総合
技術力
転職求人レア度

※参考:2023年3月期有価証券報告書

財閥系の中では上位2社とは性格が異なるデベロッパー。

転職難易度は財閥系の中ではかなり低いですが、離職者も多く人材の流動性が高いのが特徴です。

圧倒的な営業力で分譲マンションの年間供給戸数は6年連続で日本一を達成しています。

平均年収は約710万円

タワー型の建物が多いのが特徴で、住宅事業の『シティシリーズ』はエントランスの豪華さで高級感を演出するブランド戦略は、技術職としても学びが多いです。

社風はとにかく成果主義。営業ほどでないにしろ、技術職もガツガツした社員が多い傾向にあります。

退職金の制度はなく、退職金分の金額は月の給与に加算されて支払われます。

学歴は完全に不問。落ち着いて働きたい人にはあまり向かない企業ですが、技術職はほとんどが中途採用かつ施工管理経験者の募集が多いため、ゼネコン・サブコン出身者は転職に有利です

タカラレーベン

タカラレーベンロゴ
難易度
平均年収 約710万円
業種 マンション
技術力
転職求人レア度

※参考:2021年3月期有価証券報告書

独立系マンション特化事業で急成長を遂げているデベロッパー。

転職難易度は低めですが、成長株として今後の展開が期待されます

ここ5年で毎年70~100名ずつ従業員が増えており、求人募集も積極的に展開しています

平均年収は約710万円と独立系の中では高い水準。

募集中の技術職は、

  • マンション事業の”品質管理職”
  • マンション事業の”商品企画職”
  • 再生可能エネルギー発電所の設計・保守

など、ポジションは豊富です。

組織内に建築部・品質管理部・商品企画部が存在し、技術部門の立場も社内で確立されています。

分譲マンション事業では、企画・設計・施工・アフターまでを担当が受け持つため、土日出勤もたびたびあります

業務が忙しい場合は代休取得も難しいこともあるようです。

ただし、学歴は不問でキャリアのステップアップには非常に適したデベロッパーです

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デベロッパーに転職した場合のキャリアと将来性

デベロッパーに転職した際のキャリアと将来性は、その業種と企業に大きく左右されます。

キャリアの終着点にできる企業から、次の転職を考えなくてはいけない企業まで様々です

各業種毎に転職している知人の例を紹介しますので、ご参考にして下さい。

総合デベロッパー

総合デベロッパーに転職できた場合はハイキャリアと位置づけられます。

また、総合デベロッパーの技術力・ノウハウは他社でも通用します

将来的にもメリットが大きく、在籍する・転職するのどちらに転んでも問題ない安定性を得られます。

よこてん
在籍する場合でも雇用条件は良いですし、転職する場合でも社名は未だに有利に働きますので。

転職する場合は「社名の社会的信用力」が「個人の能力評価」に上乗せされるため、転職はしやすくなります

さらに、転職の際には現在の年収が採用年収のベースになってくるため、高年収での転職も可能です

ただし、総合デベロッパーから転職していく技術職は極めて少なくキャリアの終着点としている人が多いです。

総合デベロッパー技術職からの転職例

Y.Kさん(47)

  • 財閥系デベ(技術系課長職) ⇒ 競合総合デベ(技術系部長職)

マンションデベロッパー

マンションデベロッパーのキャリアは企業規模に関係なく、次を考えておいた方が良いです

その理由は、人口減少・高齢化により、マンション分譲事業だけでない収益の多角化が求められているからです。

※参考:住宅分譲業界の動向と今後の戦略の方向性 - 三井住友銀行

大手の企業でもマンション事業の収益が上がらなければ、事業の再編・売却・縮小も行われ、多くの場合は早期退職募集も実施されます。(つまりリストラ)

これは親会社を持つ企業では当然に行われます。

また新興デベロッパー(歴史の浅いデベロッパー)の場合は多方面への展開が上手く行かなければ、倒産のリスクもあります。

このマクロ的な動向を察知した人はマンションデベロッパーから総合デベロッパーへの転職する人が多いです

マンションデベロッパー技術職からの転職例

S.Iさん(32)

  • マンションデベ技術職 ⇒ 財閥系総合デベ技術職

H.Uさん(37)

  • マンションデベ技術職 ⇒ 金融系総合デベ技術職

戸建てデベロッパー

戸建てデベロッパーの場合は、長く勤めることを前提としない方がいいです

その理由は、今後、戸建て住宅市場そのものが縮小する方向にあるからです。

※参考:住宅分譲業界の動向と今後の戦略の方向性 - 三井住友銀行

加えて、技術力の面で考えれば、戸建てのスキルは戸建てに限られるため、他業種への展開が難しくなります

戸建てのデベロッパー出身者がステップアップでマンションデベロッパーへ転職する例も多く、転職の際は次の転職先も意識して入社することが前提となります。

戸建てデベロッパー技術職からの転職例

K.Tさん(29)

  • 戸建てデベロッパー施工管理 ⇒ 独立系マンションデベロッパー技術職

N.Hさん(28)

  • 戸建てデベロッパー技術職 ⇒ 独立系マンションデベロッパー技術職

J.Tさん(31)

  • 戸建てデベロッパー施工管理 ⇒ 金融系総合デベロッパー技術職

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デベロッパーに強い転職サービスランキング

大手エージェント

デベロッパーに転職してきた同僚が利用していた転職サービスを、ランキング化しました。

JACリクルートメント

デベロッパーへの転職に圧倒的に実績のある転職エージェントです

ただしハイクラス専門のエージェントなので、年収500万円以上でないと求人紹介してもらえない可能性が高いです。

ビズリーチ

「登録しておけば、多くの転職エージェントから連絡があるので効率が良い」と言われる有名スカウトサービスです。

『待ち』の転職活動ができるという点で、デベロッパーへの転職に向いています。

マイナビエージェント

転職者の中でもサポートに対して評価の高い転職エージェントです

20代で転職してきた、同僚2名(元設計のR.Kさん(28)・元リフォーム会社のE.Y(29)さん)が強く推していました。

はじめての転職だったり年収500万円以下の方はマイナビエージェントを利用すると良いです。

\ 詳しくはこちら! /

参考技術転職者9人に聞いた!デベロッパーに転職するには?|求人が見つからないときの対処法

1位:JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメントのポイント

  • 社歴45年の実績
  • 名門エージェント会社(業界3位)
  • 圧倒的な入社交渉力
  • 企業担当付きで情報の透明性がずば抜けて高い

Web面談も可能です。

JACリクルートメント利用者の94.5%が「知人・友人に紹介したい」と回答されるほど利用者評価の高い転職エージェントです。

とにかく、『入社交渉力』が圧倒的に強く、『企業の内情を正確に伝えてくれる』ので、建築・建設の転職にマッチした転職エージェント

また、企業の信頼も厚いので良質な求人が揃っていることも有名です。

よこてん
ちなみに私は直近の転職をJACリクルートメントでしたら160万の年収UPにつなげてくれました。

 

参考【登録前に確認】JACリクルートメントの評判と年収160万UPの口コミを徹底解説

2位:BIZREACH(ビズリーチ)

“ビズリーチ”

ビズリーチのポイント

  • ”良い求人があれば…”にマッチしたサービス
  • ヘッドハンティングで「待ち」の転職活動ができる
  • 年収500万円以上の求人がメイン
  • 独自の非公開求人でレア求人も豊富

Web面談も可能です。

ビズリーチは企業やヘッドハンターからのヘッドハンティングに特化した転職スカウトサイト

※ヘッドハンターとは、いわゆる転職エージェントです。

スカウトを待つ転職方法なので、「良い求人があったら検討したい」と言う方に特にマッチした転職サービスになっています。

また、ビズリーチには有料(プレミアム会員)プランもありますが、無料(スタンダード会員)プランで十分です

よこてん
有料プランと無料プランの違いは、「自分から応募できるか・できないか」です。
  無料プラン 有料プラン
料金 無料 2,980円/月or4,980円/月
特徴 スカウトを待つのみ こちらから応募可能

自分から応募したいなら、無料のJACリクルートメントを使えばOK。

スカウトが来るのを『待つ』サービスなので、「今すぐ転職するわけじゃない」方に特におすすめできる転職サービスです

3位:マイナビエージェント

マイナビエージェント建設不動産

マイナビエージェントのポイント

  • 建設・不動産の専門チームあり
  • 圧倒的に丁寧なサポート
  • 優良企業との太いパイプ
  • 非公開求人が8割

Web面談も可能です。

マイナビエージェントは人材業界で40年以上の歴史を持つマイナビの転職サポートサービス。

よこてん
色々なエージェントは使いましたが、大手の中で建設・不動産に強いです。

建設・不動産の業界専門チームがあり、デベロッパーへの転職実績も豊富で好条件での転職を望めます。

また他の転職エージェントに比べて、サポートはとても親切なので、20代の方やはじめての転職の方にもおすすめです。

 

よこてん
私も最初と2回目の転職でマイナビエージェントにお世話になっています。

参考【完全保存版】マイナビエージェントはどう?2回使ってわかった評判の真相|登録前に確認!

まとめ|デベロッパーへの転職はステップアップを狙うのがコツ

この記事の内容を要約します。

この記事の要約

  • 技術職の転職は難しくない
  • 専業デベロッパーは難易度が低め
  • 総合デベロッパーは難易度が高め
  • マンション・戸建てデベロッパーは次のキャリアも考える

結論として、

「大手総合デベロッパーへの転職は難しいが、経験者であれば十分転職のチャンスはある。」

「マンション・戸建てのデベロッパーの場合はキャリアのステップアップとして転職するのがおすすめ。」

大手デベロッパーの求人はレアなので、転職のチャンスは逃さないで欲しいと思います

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この記事のライター

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よこてん

ライター

  • 建設・不動産業界でキャリア14年
  • 不動産ディベロッパー建築部門主任
  • 転職3回(元職人・元ゼネコン所長)
  • 一級建築士・一級建築施工管理・宅建士ほか

詳しいプロフィールはこちら>>

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