施工管理の転職ノウハウ

大手ゼネコン20社を徹底比較!特徴や年収を把握して自分に合った企業を見つけよう

どのような企業が大手ゼネコンにあたるの?
大手ゼネコンの売上や年収はいくらぐらい?
大手ゼネコンに転職するには何をすればいい?

こんな疑問にお答えします。 この記事で分かる事

この記事でわかること

  1. 大手ゼネコンの定義と業務内容

  2. 大手ゼネコン20社の特徴や売上

  3. 大手ゼネコンに転職する際に必要な経験や資格

  4. 大手ゼネコンで働く収入以外のメリット

  5. 転職エージェントを利用するメリット

今回は大手ゼネコン20社を徹底比較。この記事を読むことで大手ゼネコンの魅力と実態が分かり、自分に合った会社を見つける手助けとなるでしょう。ぜひ最後までお読みください。

ゼネコンとは?

ゼネコンとは、英語のGeneral Constructorの略。
マンションやビル、テーマパークやスタジアムなどの大型建築物を建設する会社の総称です。

ゼネコンは、建物を建てるために必要な「設計」「施工」「調査」の3つの機能を自社で行います。
ここがゼネコンと工務店の違いです。

工務店や建設会社は主に住宅建築に特化しており、「設計と施工」の2つの機能しか持っていません。

ゼネコンの主な仕事は、発注者から土木・建築工事を受注し、専門工事業者を管理することです。
ゼネコンは、自社の設計部門で建築家と相談しながら、建物のデザインや安全性、設備などを決定。
その後、自社で建物を建設するのではなく、下請けの専門工事業者に発注します。


下請け業者には、足場や鉄筋、コンクリートなどの工事を行う鳶職や、電気、空調などの工事を行う設備工事業者などがあります。
ただし、下請け業者の仕事の進み具合や品質、コスト、安全などを監督するのもゼネコンの仕事です。

ゼネコンには研究部門もあり、耐震技術や美しく強いコンクリートの開発などを行っています。
また、現場やビルオーナーからの要望や問題点を受け、改善案を提案することもあります。
ゼネコンが研究開発に力を入れることで、技術は日々進歩しています。

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大手ゼネコンの3つのグループ「スーパー」「準大手」「中堅」の違い

ゼネコンは売上高によって「スーパー」「準大手」「中堅」の3つのグループに分けられます。

それぞれの特徴や違いを簡単にまとめてみましょう。

スーパーゼネコン

スーパーゼネコンは、単体の売上高が1兆円を超えるゼネコンです。

現在、日本には「清水建設」「大林組」「大成建設」「鹿島建設」「竹中工務店」の5つのスーパーゼネコンがあります。

スーパーゼネコンは、マンション・ビル・テーマパーク・スタジアムなど、大規模な建築物を建設することができます。

また、平均年収は900万円以上と高額です。

準大手ゼネコン

準大手ゼネコンとは、単体の売上高が3,000億円以上1兆円未満のゼネコンです。

海岸工事やトンネル工事などの専門分野で高い技術力を持つ企業もあります。

準大手ゼネコンも大規模な建物を建設することができますが、スーパーゼネコンほどの規模ではありません。

平均年収は600万円前後と言われています。

中堅ゼネコン

中堅ゼネコンとは、単体の売上高が1,500億円以上3,000億円未満のゼネコンです。

河川工事や鉄道工事などの専門分野で高い技術力を持つ建設会社もあります。

中堅ゼネコンは、中小規模の建築物の建設は可能ですが、大規模な建設プロジェクトに参入することはあまりありません。

また、平均年収は500万円前後と言われています。

スーパーゼネコン5社

スーパーゼネコンに該当するのは、以下の5社です。

  • 鹿島建設
  • 大林組
  • 大成建設
  • 清水建設
  • 竹中工務店

それぞれの企業の特徴を見ていきましょう。

鹿島建設

会社名

年収

売上高

鹿島建設株式会社

1,164万円

2兆3,916億円(※2023年度)

参考:第126期 有価証券報告書

鹿島建設は全国に拠点を持ち、国内外のプロジェクトに参画するスーパーゼネコンのひとつです。
これまで、商船三井ビルディングのリニューアルやホテルグランバッハ東京銀座など、さまざまなプロジェクトを成功させてきました。

本社は東京都港区元赤坂にあります。
代表的な実績は、フジテレビ本社ビル、霞が関ビル、青函トンネルなどです。

鹿島建設はスーパーゼネコンの中で売上高1位、実績2兆円超、平均年収は業界トップを誇ります。

鹿島の強みは土木事業で、青函トンネルや本四連絡橋など前例のないプロジェクトを数多く手がけています。
建築分野では、霞が関ビルを代表とする超高層ビルを得意としています。

鹿島建設の強みは総合力の高さにあり、海外を含めた多くのグループ会社が連携しています。
そのため、多種多様なプロジェクトに柔軟かつ高品質に対応することが可能です。

大林組

会社名

年収

売上高

株式会社大林組

1,032万円

1兆9839億円(※2023年度)

参考:第119期 有価証券報告書

大林組は東京都港区に本社を置く、創業130年のスーパーゼネコンです。
代表的な実績は東京スカイツリー、梅田スカイビルなどがあります。

2023年には平均年収1,032万円、売上高1兆9,839億円を記録しています。

大林組は再生可能エネルギー事業にも力を入れており、水素、地熱、太陽光を利用した発電事業や農業にも参入。
宇宙エレベーター構想も推進中です。

売上高・平均年収・従業員数ともにスーパーゼネコン中2位で、国内外のPFI事業にも積極的に取り組んでいます。

大成建設

会社名

年収

売上高

大成建設株式会社

993万円

1兆6427億円(※2023年度)

参考:第163期 有価証券報告書

大成建設は、特に都市開発に強みを持ち、住宅関連事業も手がけるスーパーゼネコンです。
技術力と実績に裏打ちされた大成建設は、建設業界からも注目されている企業です。

さいたまスーパーアリーナ、横浜ベイブリッジをはじめ、国立競技場、新阿蘇大橋、JRセントラルタワーズなど数多くの実績があります。

売上高・年収ともにスーパーゼネコンで第4位、都市開発・再開発事業ではNo.1の実績を誇ります。

再開発事業は国内全体の2割を占め、住宅建設にも注力。
多様なグループ会社の総合力で、大規模開発から戸建住宅まで手掛けています。

トンネルや高層ビルの建設に強みを持ち、ボスポラス海峡横断鉄道トンネルなどの実績も豊富です。
2023年には平均年収993万円、売上高1兆6427億円を記録しています。

大成建設は同族経営ではなく、風通しの良い社風が特徴です。

清水建設

会社名

年収

売上高

清水建設株式会社

972万円

1兆9338億円(※2023年度)

参考:第121期 有価証券報告書

1804年創業の清水建設は、医療・福祉施設の著名な請負会社として知られています。
横浜銀行本店や横浜ランドマークタワー、第一東京ホテルなど、数多くの建築を手掛けています。

特に、医療・福祉施設の受注高では日本一のスーパーゼネコンであり、宮大工に端を発する伝統建築にも豊富な経験を蓄積しています。

2021年から3年連続で「DX銘柄」に選ばれた清水建設は、スーパーゼネコンの中で売上高3位、従業員数1位となっています。

2023年には平均年収972万円、売上高1兆9338億円を記録しました。

清水建設は建設業にとどまらず、1987年以来建設業界初の宇宙開発事業や風力発電船の建造など、幅広い事業を積極的に展開しています。

また、清水建設は働き方改革にも力を入れており、スーパーゼネコンの中で最も残業時間が少なく有給消化率も高いことで知られています。

竹中工務店

会社名

年収

売上高

株式会社 竹中工務店

1,013万円

1兆2511億円(※2023年度)

参考:第86期 有価証券報告書

大阪府大阪市に本社を置く竹中工務店は、1610年創業、400年以上の歴史を持つ老舗ゼネコンです。
東京ミッドタウンや東京タワーなど、数々の大型建設プロジェクトを手がけてきました。

竹中工務店の強みは、建築工事に特化していることです。
建築工事の売上高は、1兆円を超えており、業界トップクラスです。

竹中工務店は、スーパーゼネコンの中で唯一、株式市場に上場していない会社です。

20を超える国と地域で200名を超える従業員を擁し、グローバルな事業展開を積極的に進めています。
2023年度は年収1,013万円、売上高1兆2511億円を記録しました。

準大手ゼネコン7

次に、準大手ゼネコンに該当する企業を7社取り上げます。

  • 長谷工コーポレーション
  • 戸田建設
  • 五洋建設
  • 熊谷組
  • 三井住友建設
  • 安藤ハザマ
  • 西松建設
  • フジタ
  • 前田建設工業 

長谷工コーポレーション

会社名

年収

売上高

株式会社長谷工コーポレーション

942万円

1兆272億円(※2023年度)

参考:第106期 有価証券報告書

長谷工コーポレーションは、1937年に兵庫県尼崎市で株式会社長谷川工務店として創業しました。

1969年に第1号マンションを竣工したのを皮切りに、業界トップクラスの実績を誇るマンション建築に特化した準大手ゼネコンです。

以来、2022年4月現在までに68万戸以上の新築マンションを施工。
また、介護付有料老人ホームの運営や、用地取得から建設までの都市開発全般を手掛けています。

創業以来の長い歴史を持ち、地域密着型の長谷工は、2015年にはハノイにサービスアパートメント「HHCT1」を建設するなど、アジアでもプロジェクトを展開しています。

2023年度の平均年収は942万円、売上高は1兆273億円を計上しています。

戸田建設

会社名

年収

売上高

戸田建設株式会社

835万円

5472億円(※2023年度)

参考:第100期 有価証券報告書

戸田建設は、学校や医療、福祉などの民間建築に強みを持つ準大手ゼネコンです。
不動産の売買や仲介、管理も事業として行っています。

創業140周年を迎えた歴史ある企業で、鉄筋コンクリート造りや教育施設の施工に定評があります。
慶應義塾大学創立50周年記念図書館など、国の重要文化財指定建造物も手がけています。

また、エコファースト企業としての取り組みを続けています。
2019年には、企業活動に利用する電力を100%再生可能エネルギーに切り替える取り組み「RE100」に参加しました。

戸田建設の平均年収は835万円で、売上高は5472億円となっています。

五洋建設

会社名

年収

売上高

五洋建設株式会社

884万円

5022億円(※2023年度)

>>参考:アーキブックBuildAppNew

五洋建設は、海洋土木の準大手ゼネコン最大手の企業です。
海洋土木ではトップシェアを誇り、海外大型工事のパイオニアとしても知られています。

1896年創業の五洋建設は、海洋土木で培った独自の技術を活かし、土木・建築・海外事業を幅広く展開。
埋立地のインフラ整備や物流・倉庫の建設工事など多岐にわたります。

中部国際空港やシンガポールの国際プロジェクトなど、国内外の大型プロジェクトにも参画しています。

五洋建設の年収は、準大手ゼネコンの中でも高い水準にあります。
平均年収は884万円と言われています。売上高は5000億円を超え、準大手ゼネコンの中でもトップクラスです。

五洋建設は、建設業界で活躍したい人にとって魅力的な企業と言えるでしょう。

熊谷組

会社名

年収

売上高

株式会社熊谷組

845万円

4035億円(※2023年度)

>>参考:アーキブックBuildAppNew

熊谷組はトンネルや超高層ビルなどの難工事を得意とする準大手ゼネコンです。
生活に欠かせないインフラ整備を通じて、人々の暮らしを支えています。

また、再生可能エネルギーや木造建築など、環境に配慮した事業にも積極的に取り組んでいます。

熊谷組の仕事は、国内建設事業と海外建設事業、建設関連事業に分かれます。

建設事業では、大規模インフラ更新や防災・減災などの土木事業、都市再開発や中・大規模木造建築などの建築事業を手掛けています。

建設周辺事業では、再生可能エネルギー事業・不動産開発事業・インフラ運営事業・技術商品販売事業などを行っています。

主な海外市場は台湾、ベトナムなどのアジア諸国です。

熊谷組の2023年度の平均年収は845万円、売上高は4035億円でした。

三井住友建設

会社名

年収

売上高

三井住友建設株式会社

881万円

4586億円(※2023年度)

>>参考:アーキブックBuildAppNew

三井住友建設は年商881万円、売上高4586億円の大手建設会社です。

主な事業は建設事業と開発事業で、建設事業では、土木・建築・プレストレストコンクリート工事の設計・施工、関連事業の開発などを行っています。

開発事業では、これまで培ってきた技術に加えて新技術の開発に注力し、新規事業として水上太陽光発電システムを積極的に推進。

三井住友建設では、不動産の売買・賃貸・管理事業も展開しています。
海外展開では、開発途上国での橋梁建設事業を通じて貢献するほか、建設事業を通じて日本企業の海外進出を支援するなど、グローバルに幅広く活動する企業です。

安藤ハザマ

会社名

年収

売上高

株式会社 安藤・間

882万円

3721億円(※2023年度)

>>参考:アーキブックBuildAppNew

安藤ハザマは、建築・土木工事から不動産関連事業まで幅広く展開する建設会社です。

年商882万円、売上高3,721億円の経済基盤を誇ります。

主な事業は、土木・建築工事、建設資材・機械の供給、不動産取引・保有、土壌浄化工事、まちづくり・都市計画、発電・エネルギー供給事業、ビル管理・警備事業など。

特に、住宅・施設関連技術に力を入れており、高層マンションの建設・改築・大規模修繕の実績が豊富です。
関東圏を中心に超高層マンションの施工実績があり、首都圏のランドマークも手掛けています。

また、文化財の修復も行っており、古い建築技術と現代の技術を融合させ、様々なプロジェクトを成功させています。

国外では、マレーシアで88階建・高さ451.9mの超高層ビル「ペトロナスツインタワー」のタワー1を手がけました。

国内では、三井ショッピングパークららぽーと富士見や東京大学本郷キャンパス工学部3号館など多数の有名施設にも施工実績があります。

西松建設 

会社名

年収

売上高

西松建設株式会社

861万円

3398億円(※2023年度)

>>参考:アーキブックBuildAppNew

西松建設は、明治時代から続く歴史のある総合建設会社です。

国内外において土木・建築・環境事業を幅広く手がけ、独自の技術とソリューションで、より良い社会・環境づくりに積極的に取り組んでいます。

西松建設の仕事は、土木・建築・プレストレストコンクリート工事の設計・施工や不動産開発など多岐にわたります。
トンネル掘削時の地盤沈下を防ぐ「LL-Fp工法」など、独自に開発した工法の一部は商標登録済みです。

西松建設の平均年収は861万円、売上高は3398億円に上ります。

フジタ

会社名

年収

売上高

株式会社フジタ

911万円

5,808億円(※2023年度)

>>参考:アーキブックBuildAppNew

フジタは1912年創業の総合建設会社です。
海外事業や都市開発の分野で高い実績と評価を得ています。

大和ハウスグループの一員として、グループの強みを活かしながら独自の価値を提供。

顧客のニーズに合わせた建物の企画から設計、施工、管理まで一貫したサービスを提供しています。

フジタでは長い歴史の中で培った技術力と経験をもとに、最適なソリューションを提案。
建物のライフサイクルに対応できる体制を整えています。

また、ロボット、ICT、IoT技術、BIMなどの先進技術を駆使し、建設現場のDXに積極的に挑戦しています。

前田建設工業

会社名

年収

売上高

前田建設工業株式会社

932万円

3,758億円(※2023年度)

参考:第2期 有価証券報告書

前田建設工業は、ダムやトンネルなど難易度の高い土木工事を数多く手がけてきた土木のプロフェッショナル
近年は海外での活躍も目覚ましく、世界のインフラ整備に貢献しています。

そんな前田建設工業が近年力を入れているのが、常に土木事業の最先端を行くための「脱請負」。

従来の請負方式ではなく、自ら公共インフラの計画・施工・運営を行うことで、再生可能エネルギーなどの新たなビジネスモデルを展開します。

また、アニメやマンガ、ゲームなどに登場する構造物を実際に施工したらどうなるかを考える「ファンタジー営業部」を通じて、ゼネコンの面白さや魅力を広く伝えています。

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中堅ゼネコン8社

中堅ゼネコンに該当する企業のうち主な8社の概要をまとめました。

  • 東急建設
  • 奥村組
  • 東亜建設工業
  • 福田組
  • 大豊建設
  • 東洋建設
  • 淺沼組
  • 飛島建設

東急建設

会社名

年収

売上高

東急建設

763万円

2889億円(※2023年度)

>>参考:アーキブックBuildAppNew

東急グループの中堅ゼネコンです。

年商763万円、売上高2,889億円で、QFRONTや渋谷マークシティ渋谷などのランドマークを手がけています。

現在は渋谷再開発プロジェクトを推進中です。

奥村組

会社名

年収

売上高

奥村組

937万円

2494億円(※2023年度)

参考:第86期 有価証券報告書

堅実な経営と誠実な施工を行う関西の中堅ゼネコンです。

年商937万円、売上高2,494億円で、社員の働き方改革や技術教育に注力しています。

資格取得支援や社員教育制度など、安定した経営基盤があります。

東亜建設工業

会社名

年収

売上高

東亜建設工業

927万円

2136億円(※2023年度)

>>参考:アーキブックBuildAppNew

東亜建設工業は海洋土木に強みを持つ中堅ゼネコンで、年商927万円、売上高2,136億円を誇ります。

近年は物流倉庫や冷蔵倉庫にも進出しています。

福田組

会社名

年収

売上高

福田組

723万円

1544億円(※2023年度)

>>参考:アーキブックBuildAppNew

福田組は、創業120年以上の老舗中堅ゼネコンです。

建築分野では商業施設や公共施設などで豊富な実績を持ち、高い技術力が評価されています。

年商723万円、売上高1,544億円を計上しています。

大豊建設

会社名

年収

売上高

大豊建設

807万円

1561億円(※2023年度)

>>参考:アーキブックBuildAppNew

大豊建設は、年商807億円、売上高1,561億円の総合建設会社です。

土木事業・建築事業・海外事業・新規事業・PPP事業など幅広い事業領域で、社会を支えるインフラ整備や街づくりに貢献しています。

特に気象災害や大規模地震に備え、ニューマチックケーソン工法やシールド工法などの先進技術を駆使した防災・減災事業や国土強靭化事業を展開しています。

また、独創的なデザインと確かな機能性を融合させ、マンションや物流施設、工場などさまざまな建築物を手がけています。

東洋建設

会社名

年収

売上高

東洋建設

802万円

1684億円(※2023年度)

>>参考:アーキブックBuildAppNew

東洋建設は、年商802万円、売上高1,684億円を誇り、国内外に事業を展開する土木分野に強い中堅ゼネコンです。

幅広い分野で実績を持ち、その高い技術力は国内外から高く評価されています。

淺沼組

会社名

年収

売上高

淺沼組

770万円

1444億円(※2023年度)

>>参考:アーキブックBuildAppNew

淺沼組は年商770万円、売上高1,444億円を誇る大阪の中堅ゼネコンで、近年は集合住宅分野にも進出しています。

技術研究所を設立し、独自技術を生かした施工が強みです。

飛島建設

会社名

年収

売上高

飛島建設

832万円

1259億円(※2023年度)

>>参考:アーキブックBuildAppNews

飛島建設は年商832万円、売上高1,259億円の中堅ゼネコンです。

「防災の飛島」と呼ばれる土木専業の中堅ゼネコンで、後付け制震技術が強みです。

海外での自然災害の復興支援事業にも参画しています。

大手ゼネコンで働く給料以外のメリットとは?

大手ゼネコンでの仕事は、給与だけでなく他にも多くのメリットがあります。

例えば、建設業界での労働環境改善において大手ゼネコンは積極的な取り組みを展開。
残業時間の削減や週休2日制の実現図り、施工管理技士や技術者にとっては魅力的な職場環境が整っています。

大規模工事の元請けとして関わる現場が増加し、スキルアップのチャンスも豊富です。

中堅ゼネコンには「学歴に自信がない方でも入りやすい」という利点もあり、経験やスキルが重視される職種です。
そのため、施工管理技士にとって有望なキャリアパスが広がっています。

大手ゼネコンへの転職に有利な資格・必要なスキル

ここでは、ゼネコンに転職を考えている人が保持していると有利な資格や必要とされるスキルについて確認しておきましょう。

  • 3年以上の実務経験
  • 活かせる国家資格を取得
  • ゼネコン就職に有利な大学に進学

3年以上の実務経験

大手ゼネコンに転職するには、知識と経験の両方が必要です。

たとえば、スーパーゼネコンの施工管理職は、経験がないと厳しい職種です。
知識だけでなく、現場での実践力が求められます。

そのため、スーパーゼネコンに受かりやすいのは、同業種出身者と言えるでしょう。

最低でも3年は同じ業界で働き、スキルを磨くことが大切です。

活かせる国家資格を取得

施工管理技士、建築士などの国家資格を持つことが面接で有利とされます。特に最低でも2級以上の取得が推奨されています。

上記以外にも、ゼネコンで役立つ資格には以下のようなものがあります。

  • 1級建築士
  • コンクリート主任技士
  • 建築設備士
  • 1級電気工事施工管理技士
  • 1級土木施工管理技士
  • 監理技術者
  • 免震部建築施工管理技術者
  • CFT造施工管理技術者

目標とする職種やキャリアプランに合わせた資格取得を目指しましょう。

ゼネコン就職に有利な大学に進学

スーパーゼネコンへの就職を考えるなら、有名大学や就職率の高い大学の出身が有利とされます。

また、理系出身者の方が就職率が高い傾向があります。

具体的には、日本大・早稲田大・東京理科大・芝浦工業大・明治大等がゼネコンに就職しやすい大学です。

これらの大学は、参考資料の総合ランキングやゼネコン別ランキングでも上位にランクインしています。

転職エージェントを利用するメリット【3選】

ゼネコンへの転職をお考えなら、転職エージェントを活用することをお勧めします。

転職エージェントとは建設業界に精通したプロのコンサルタントのことで、転職活動をサポートしてくれます。

転職エージェントを利用するメリットは3つあります。

  • 効率的な転職活動ができる
  • 書類選考の通過率が上がる
  • 企業との年収交渉も代行してもらえる

効率的な転職活動ができる

​​転職エージェントは、これまでの転職・就職支援で培ったノウハウを持ち、建設業界に特化したサポートが可能です。

自分に合った求人を紹介してもらえるので、多くの情報を取捨選択して企業を探す手間が省け、効率的な転職活動ができます。

非公開求人の紹介も可能なため、通常の求人では得られない地元の有力ゼネコンとのコネクションを作ることができます。

書類選考の通過率が上がる

転職エージェントは建設業界を熟知したコンサルタントです。
そのため、履歴書や職務履歴書の書き方についてもアドバイスを受けることができます。

面接では、自己PRの効果的な伝え方や、過不足なく情報を整理するコツなどの指導を受けることで、書類選考通過率の向上が期待できます。

特に、自己PRの書き方に不安がある方や、過去に落ちた経験がある方は、転職エージェントのアドバイスを活用することで、安心して応募することができます。

企業との年収交渉も代行してもらえる

建設業界に特化した転職エージェントは、給与や年収に関するノウハウを持っています。

スキルや経験、前職の年収などから、適切な年収を代わりに転職先に交渉してくれます。

希望の年収がある場合は、早めに転職エージェントに連絡し、交渉をスムーズに進めることが大切です。

大手ゼネコン20社を徹底比較!│まとめ

この記事では、大手ゼネコンへの転職を検討している読者のために、大手ゼネコン20社を徹底比較しました。

大手ゼネコンは売上高によって「スーパー」「準大手」「中堅」3つのグループに分けられ、それぞれのグループには特徴や強みがあります。

大手ゼネコンに転職する際には、経験や資格、出身大学なども重要な要素です。

転職エージェントを利用することで、転職活動の効率化、書類選考通過率の向上、年収交渉の代行などのメリットもあります。

自分に合った大手ゼネコンを見つけ、充実した建設業界でのキャリアを歩まれることを願っています。

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