施工管理の転職ノウハウ

施工管理の仕事はおかしい?言われる5つの理由と4つの対処法

施工管理って仕事量などおかしいのでしょうか?

一般的にどうなのか知りたいです

そんな悩みに応えます。

この記事でわかること

  1. 施工管理はおかしい?言われる理由
  2. 施工管理がおかしいと思ったときの対処法
  3. 辛い場合は転職も視野に入れて良い

施工管理は、精神的にも肉体的にもハードな仕事です。

辞めるとまでは行かなくても、「なんでこんな仕事しているんだ」と悩む施工管理は多いです。

しかし、仕事への疑問や悩みを持ちながら毎日を過ごすことは、精神衛生上よくありません。

この記事では、悩んでしまう理由から対処法までを紹介します。

こんな方におすすめ

  • 施工管理の大変さに躓いている人
  • 施工管理に転職を検討している人
  • ワークライフバランスを整えたい人

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施工管理の仕事はおかしい?言われる理由5つ

施工管理の仕事をしていると「これっておかしい?」と思うようなことは実際にあります

仕事量や、働く環境、人間関係など悩む要素が多いのが施工管理です。

ここでは、施工管理でおかしいと言われてしまう要因を紹介します。

①価値観のアップデートが遅くなりやすい

施工管理の仕事は業界や企業の価値観のアップデートが遅くなりやすい環境になっています

なぜなら、建設業は「辛い」というイメージがあり、若者が入らない課題があります。

必然的に、新しい考えや価値感などが入りにくく、昔ながらのやり方が残りやすい環境になっています。

②長時間労働

施工管理は長時間労働になりやすいと言われています

なぜなら、多岐に渡るタスクと作業の進行が天候に左右されやすいからというのがあります。

具体的な施工管理の大まかな一日の流れは以下になります。

  • 朝:職人さんが来る前に段取り
  • 日中:現場に出突っ張り
  • 夕方:現場の”仕舞い”(清掃・整理整頓)の確認
  • 夜:測量計算、材料発注、作業計画、図面作成など

会社によっては朝は定時前に準備し、夜は定時後に事務仕事をしなければならないところも。

ただ、近年の「働き方改革」により、残業時間の抑制を迫られており、改善傾向にあります。

それによって、事務作業の外注化やITツールの導入などで少しでも施工管理の仕事の負担を減らそうと努力している企業が増えてきています。

参考:厚生労働省「建設業 時間外労働の上限規制わかりやすい解説」

③仕事量が多い

施工管理は仕事量が多くなりやすい職種です

その原因は、慢性的な人手不足によります。

よこてん
当然、定時の就業時間内では終わらない事もしばしば。

④プライベートな時間を確保しにくい

施工管理にはプライベートの時間を確保しにくいです。

なぜなら施工管理は施工管理者が休みの日でも現場が動いている事も多くあり、連絡が来る事も多いからです。

また、天候に左右されやすいことから、現場の点検が必要になる事もあります。

急に出勤になる可能性のあることは以下。

  • 豪雨
  • 地震
  • 強風など

台風待機で休みが出勤になることもあります。

よこてん
筆者は休暇の旅行中に遠方から現場に向かわされたこともありました。

⑤労働時間に見合う給料ではない

施工管理の給料は仕事量に見合わないと言う人もいます。

なぜなら、以下の要素があるからです。

  • 休日が少なめ
  • 責任が重大
  • 残業が多い
  • 業務量が多い
  • 危険と隣り合わせ
  • など

具体的には、年収が800万円でも、休日が週1日、残業も月150時間超えで時給換算600円の仕事より、年収が600万円で完全週休2日、残業20時間、時給換算1500円の仕事を魅力的と思う人が多いでしょう。

そのため、現役の施工管理にアンケートを取っても、「給料が見合っていない」と回答する人も多いです。

施工管理をおかしいと思う人もいる

施工管理をしていて「おかしい」と思う人もいます

もし、「自分の考えが甘いの?」「不満に思うのは忍耐力が無いから?」と悩んでいるなら、そんなに自分を追い込むことはないです。

よこてん
辛いと感じていたら転職も視野に入れましょう。

辛かったら転職を視野に入れても大丈夫

施工管理の経験を活かした転職もできますよ

  1. 建築・建設の仕事は施工管理だけではない
  2. 現場を少しでも経験していれば転職に強い
  3. 建設業界にも業務と給料の見合った仕事は多くある
  4. 施工管理はいつでもやり直せる
よこてん
筆者は転職して一気にワークライフバランスが改善して、年収も大幅にアップしました。

建設業と不動産業で合計4社、13年以上のキャリアの中で学んできた情報をご紹介します。

理由①建築・建設の仕事は施工管理だけではない

建築・建設業界には、施工管理の他にも様々な業種があります

具体的には、

  • 不動産デベロッパー
  • 物流メーカー
  • ファシリティマネジメントなど

これらは建設に関わりながらもワークライフバランスが整いやすい業種でもあります。

生活を良くしつつ、現場でのやりがいやスキルアップを感じられる仕事は施工管理以外にも多くあると覚えておきましょう。

理由②現場を少しでも経験していれば、転職に強い

施工管理は転職に強いです

なぜなら、現場の経験は他の職種と比較して特殊なスキルで、転職市場からの需要が高いからです。

例えば、「検査代行業者」や「建設コンサル」などは、現場経験者が多くいます。

「不動産ディベロッパー」も現場の施工品質のチェックを行える現場経験者の需要が高いので、施工管理から転職するときは有利です。

また新しい職域の、「建設ディレクター」という職種もあります。

建設ディレクターとは、事務所や自宅などのバックオフィスから工事現場を支援する仕事です。

詳しくはコチラ

現場の仕事を「確認する」「支援する」仕事は現場の知識が必要になるので、施工管理経験者は転職に強いです。

理由③建設業界にも給料の見合った仕事は多くある

実は、建設業界にも業務と給料の見合った仕事は多くあります

施工管理でもホワイトなのはこの業種!業界13年のプロが公開でも紹介しているので、確認してみてください。

業務と見合った給料がもらえる企業を探すなら、転職エージェントを利用してみましょう

転職エージェントは企業の内情を豊富に抱えているので、あなたの希望に沿った最適な転職先を紹介してくれます。

紹介を受けるとわかりますが、業界内でも業務と給料の見合った仕事は多くあります。

理由④施工管理はいつでもやり直せる

施工管理はいつでもやり直せる仕事です

なぜなら施工管理は、いつでも人手不足だからです。

施工管理のニーズは非常に高く、転職はいつでもできます。

施工管理技士資格を持っていなくても、好条件で採用が決まる企業も多くあるので、一度求人を検索してみてもいいでしょう

よこてん
施工管理を辞めてみて、他の職種が合わなければまた施工管理に戻ることもできますよ。

施工管理でおかしいと思ったときの対処法4選

日々仕事をする中で「おかしいな」と思ったときの対処法を4つ紹介していきます。

ぜひ参考にしてください。

会社以外の人にキャリア相談をしてみる

キャリア相談を行うなら、会社以外の人にしましょう

なぜなら、以下2つの可能性が高いからです。

  • 辞めるかもしれないと思われる
  • 狭い視野のアドバイスしかもらえない

辞めるかもしれないと仮に上司などに思われた場合、面談をセットされたり、急に仕事への干渉が増えることもあります。

また、アドバイスも結局は「会社に残る」「同業他社に転職する」といった内容のことがほとんどです。

キャリア相談はあなたとは異なる環境にいる人の話を聞くことが、最も効果的です

無料のキャリア相談サービスも多くあります。ぜひ会社以外の人に相談してみましょう。

異動を申し出る

他の部署への異動で環境が改善されるなら、異動を申し出るのも良いです

会社内の異動なら、転職や退職と比べるとハードルは低いでしょう。

年収に差が出てしまう可能性もありますが、転職と比較しても易しく安全で確実な対処法と言えます。

転職を検討する

会社内で異動しても働く環境が変わらないなら転職を検討しましょう

施工管理技士はニーズが高く、転職に有利な職種です。

今の時勢では、会社で昇給を待つより、転職した方が年収はアップします

また、転職エージェントを利用すれば労働環境を改善できる転職先も紹介をしてもらえます

転職するか決まっていなくても、転職エージェントの利用は可能ですので、一度あなたに合った転職エージェントから求人紹介を受けてみてください。

よこてん
新たな生活が実はすぐ近くにあるものです。

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施工管理におすすめの転職先もある

施工管理のおすすめの転職先を4つ紹介します

  • デベロッパー
  • tech企業
  • 改修ゼネコン
  • 公務員

「20代で経験年数が浅いから転職はむずかしい」という方は、2回目の転職で目指すのもいいです。

  • 公務員→デベロッパー
  • 改修ゼネコン→デベロッパー

などの手順を踏むと、経験が活きてキャリアアップにも繋がります。

転職のコツは大切にしたいことを明確にする

施工管理からの転職を検討する場合、あなたにとって大切なことを明確にしておきましょう

  • 年収
  • キャリアアップ
  • ワークライフバランスなど

なぜなら、転職活動中に多くの求人を見ていると、本来の目的からずれた視点で求人を選んでしまうことが多いからです。

「ワークライフバランスを重視していたのに、年収の高さに惹かれてしまう」

「"課長代理"などの役職に惹かれてしまう」などは転職活動では良くある感情です。

転職する本来の目的を見失わないためにも、あなたの大切にしたいことは明確にしておきましょう

まとめ|おかしいと思ったら転職を考えてもいい

この記事の内容を要約します。

この記事の要約

  • おかしいと感じる環境で働いている人もいる
  • 施工管理職を活かした転職を考えても大丈夫
  • 対処方法を実行してみると生活は変わる

紹介した対処方法を実行してみると生活は変わりますので、ぜひ試してみてください

よこてん
もしエージェント選びに迷うならこちらも参考にしてみてください。

この記事のライター

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よこてん

この記事のライター

  • 転職3回(元職人・元ゼネコン所長)
  • 建設・不動産業界でキャリア14年目
  • 不動産ディベロッパー建築部門主任
  • 一級建築士・一級建築施工管理・宅建士ほか

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