施工管理の転職ノウハウ

施工管理から転職したい人必見!おすすめの業種・職種15選と転職で役立つ資格を徹底解説

施工管理 おすすめ 転職先-min

この記事の監修者

小寺 博之/上級執行役員

新卒で教育業界を経験後、人材業界に転身。大手転職エージェントを経て、2017年1月、株式会社ゼネラルリンクに入社し、人材紹介事業の立ち上げを行う。 人材紹介事業部の事業部長を経験した後、2021年4月に執行役員に就任。

施工管理のスキルが活かせる業種とは?

施工管理から転職で選ぶべきではない職種はある?

施工管理から転職の際で役立つ資格は何?

施工管理からの転職で気をつけるべきポイントは?

こんな疑問にお答えします。

この記事でわかること

  1. 施工管理から転職する主な理由

  2. 施工管理からの転職におすすめの業種・職種

  3. 施工管理からの転職でおすすめしない業種・職種

  4. 施工管理から転職する際に役立つ資格

施工管理の仕事は、建築・土木の現場で工事の進捗や品質を管理する重要な役割です。

しかし、なかなか休みが取れなかったり、給与や評価に見合わない責任や負担を感じたりする人も多いのではないでしょうか。

また、仕事とプライベートの両立も難しいと感じているようです。

そこでこの記事では、施工管理から転職できるおすすめの業界・職種と、転職すべきでない業界・職種を紹介します。

施工管理から転職したい方はぜひ参考にしてください。

こんな方におすすめ

  • 施工管理の仕事に疲れている人
  • 施工管理の仕事に合わないと感じている人
  • 施工管理から違う業種への転職を考えている人

施工管理のスキルが活かせるおすすめの業種や職種【15選】

施工管理から転職する場合、施工管理スキルを活かせる業界・職種を選ぶと転職しやすくなります。

ここでは、施工管理スキルが活かせるおすすめの業種・職種を15個ご紹介します。

設計士

設計士は、建築・土木プロジェクトの設計を担当します。

施工管理の経験を活かし、現場の状況や要望に応じた設計を行えます。

設計士には特定の資格は必要とされません。

設計の仕事に関係する知識や技術があれば、設計士として働くことが可能です。

ファシリティマネージャー

ファシリティ・マネージャーは、建物や施設の運営・管理を担当します。

施工管理の経験を活かして、建物や施設の状態やメンテナンスをチェックしたり、改修や更新の計画を立てたりします。

ファシリティ・マネージャーになるには、『認定ファシリティマネージャー』の資格があれば有利です。

都市再生機構

『独立法人都市再生機構』は中都市・大都市・地方都市の開発・賃貸住宅供給を担っており、施工管理技士の転職先としては最適です。

年収はやや低めですが、勤務時間や休日、有給休暇の取りやすさは抜群です。

都市開発では民間企業とのやり取りも多いため、発注者や職人との関係構築の経験が活かせる職場です。

転勤が多いという点はありますが、経験を活かしてワークライフバランスを重視したい方に向いています。

建築関係の営業職

営業職は未経験者でも活躍しやすく資格も必要ないためチャレンジしやすい職種です。

報酬は出来高制の場合もあり、頑張り次第で収入を増やすことができますが、ノルマが厳しく課される場合もあるので注意が必要です。

営業職の求人は多いので、興味のある業種や分野に絞って探すと良いでしょう。

普通自動車免許を持っていれば、仕事の選択肢も広がります。

ビルメンテナンス

ビル管理は建物設備の点検や維持管理を行う仕事で、建築業界での施工管理経験があると重宝されます。

ビルメンテナンスの仕事に就くために必要な資格は特にありませんが、『ビル設備管理技能士』や『ビルクリーニング技能士』などの資格があると有利です。

CADオペレーター

CADオペレーターは、コンピュータを使って建築図面や土木図面、設計図を作成する仕事です。

最大のメリットは、普段から施工管理として図面に携わっているため、図面に対する抵抗感が少ないことでしょう。

複雑な線が描かれた図面を一目で理解することは素人には高度な作業であり、施工管理経験者であればそのスキルを活かしやすいと言えます。

CADオペレーターになるには、『CAD利用技術者』や『オートデスク認定ユーザー』の資格が必要です。

またこちらの記事は、CADオペレーターにおすすめの転職サイトとエージェントをご紹介されています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

改修ゼネコン

改修ゼネコンは、既存の建物や施設の改修・リフォームを担当するゼネコンです。

リノベーションやリフォームの企画・管理、顧客との打ち合わせ、見積もりなどを行います。

改修ゼネコンになるために必要な資格は特にありませんが、『一級建築士』や『一級土木施工管理技士』などの資格があると有利です。

不動産管理

ビルやマンションなどの不動産を運営・管理するのが不動産管理の仕事です。

不動産の状態やメンテナンスのチェック、リフォームや更新の計画、テナントやオーナーとの契約や対応などを行います。

不動産管理士になるために必要な資格は特にありませんが、『宅地建物取引主任者』や『ビルメンテナンス技能士』などの資格があると有利です。

建築資材メーカーの営業

建材メーカーの営業とは、建築・土木で使用する資材や製品を販売する仕事です。

施工管理の経験があれば、建築・土木に関する知識や技術をもとに、顧客のニーズに合わせた提案や交渉ができます。

建材メーカーの営業職になるには、特に資格は必要ありませんが、営業スキルやコミュニケーション能力が求められます。

土木建設コンサル

土木建設コンサルタントの仕事は、、社会インフラを企画・調査・設計という側面からプロデュースすることです。

土木建設コンサルタントは、官公庁勤務の場合では土日祝日が休みになることが多く、ワークライフバランスが取りやすい職種といえます。

地域住民の安全に関わる仕事なので、プロジェクトが完成するたびに達成感を味わうことができます。

技術系公務員

技術系公務員は、国や地方公共団体に勤務し、建設・土木の技術・管理業務を行います。

そのため、施工管理の経験は、公務員への転職に生かせる可能性があります。

地方自治体の土木・耐震・再建築関連部署では、土木・建築分野の経験者を活用するケースが多く見られます。

定期的に求人情報をチェックすることで、自分のスキルを生かした新たなキャリアに踏み出すことができるでしょう。

また、施工管理の仕事とは違う分野で安定を求め、公務員に転職するケースもあります。

この場合、公務員試験に合格する必要がありますので、適切な学習計画を立てて準備することが大切です。

テック企業

テック企業という職種は、建設業界とは畑違いのように思われがちですが、建設業界のIT化に伴って建設に精通した人材の需要が高まっています。

建設業界は民間企業だけでなく、公的機関とも結びつきが強いため、独自の動向や制度があります。

例えば、Web広告の制作には建設業界に精通したWebデザイナーが採用されることも少なくありません。

フレックスタイム制や在宅勤務を導入している企業も多く、魅力的な選択肢となっています。

不動産デベロッパー

不動産デベロッパーは、都市再開発や大規模な住宅地の造成など、不動産の開発を行う仕事です。

大手不動産デベロッパーは事業規模が大きく、それを反映して平均年収も高めです。

企業が中途採用を行うことはほとんどありません。

中途採用を希望する場合、不動産の専門知識が求められることが多く、転職は容易ではありません。

ただし、施工管理で募集していることもあるため、施工管理の経験があれば不動産デベロッパーへの転職のチャンスはあります。

製造業

製造業は、学歴や経歴に自信がない方でも比較的転職しやすい業界です。

その理由は、建設業界と同様に製造業界も人手不足が深刻で、人手が足りていない企業が多いことが挙げられます。

製造業の魅力の一つは、天候に左右されずに働けることです。

施工管理の仕事では、天候によって現場での作業が中止になることがよくありますが、製造業ではそのリスクはほとんどありません。

また、納期を守るマネジメント力や図面を読む力など、施工管理で培ったスキルは製造業でも活かされやすい特徴があります。

飲食業

飲食業界は接客と調理が主な仕事内容で、未経験者でも始めやすい業界です。

飲食業界では、施工管理技士の経験が役立つ場合があります。

施工管理は、様々な関係者とコミュニケーションを取りながら、厳しい環境で仕事をしなければならない職種です。

そのため、飲食業界での接客では、施工管理で培ったコミュニケーション能力が活かせます。

また、調理の現場では、現場で培った体力や集中力が役立つことでしょう。

またこちらの記事では、自分に合った業界の見つけ方について詳しく紹介しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

  • 大手求人サイトで全国トップクラスに輝いたアドバイザーが在籍
  • 年収1000万円以上になった方も
  • 年収350万円以上の大幅UP事例もあり
  • 業界特化で「分かっている」提案。企業知識が段違い
  • 休日や夜間でも専属アドバイザーが対応

施工管理から転職する際に役立つスキルや資格【7選】

施工管理から転職する場合、施工管理の経験だけでなく、それ以外のスキルや資格を持っていると、キャリアの選択肢が広がります。

ここでは施工管理から転職する際に役立つスキルや資格を紹介します。

二級建築士

二級建築士とは、建築基準法で定められた都道府県知事が認定する国家資格です。

この資格があれば、建築の専門家として戸建住宅などの設計や施工管理を行うことができます。

建築学科で所定の科目を履修すれば、実務経験がなくても受験できます。

建築学科以外の学生でも、短期間の実務経験で受験できる場合も。

大学や高専で土木工学を専攻している場合は1年、高卒で建築・土木を専攻している場合は3年の実務経験があれば二級建築士の受験が可能です。

建築や土木の学歴がなくても、設計事務所で設計や施工管理・施行管理に携わった経験、大工として7年間働いた経験があれば受験することができます。

宅地建物取引主任者

宅地建物取引主任者とは、不動産の売買や賃貸を行うことができる国家資格です。

宅地建物取引主任者の資格を持っていると、不動産業界への転職が有利になります。

宅地建物取引主任者の資格を取得するには、試験に合格しなければなりません。

宅地建物取引主任者試験は、毎年10月の第3日曜日に行われます。

構造設計一級建築士

構造設計一級建築士とは、一級建築士の資格を持ち、さらに構造設計の専門家としての資格を持つ人のことです。

建設業界では、この資格を持っている人は重宝されます。

構造設計の専門性が高い建物は、構造一級建築士が設計を担当します。

構造一級建築士でない一級建築士が設計した場合は、法令に適合しているかどうかのチェックも構造一級建築士が行います。

コンクリート診断士

コンクリート診断士とは、コンクリート構造物の診断・維持管理に関する知識・技能を有する者に与えられる資格です。

この資格は、公益社団法人日本コンクリート工学協会が試験を行い、認定・登録することで取得できます。

コンクリート診断士の試験は、年1回、11月下旬に実施されます。

CAD利用者技術者試験

CAD利用技術者試験は、CADを学習している人や、設計・製図業務でCADシステムを利用している人を対象にした試験です。

CADシステムは、建築、土木、機械、電気などの業界で古くから利用されています。

CADシステムの利用者には、CADオペレーター、機械設計者、自動車設計者、インテリアコーディネーターなどがいます。

オートデスク認定ユーザー

オートデスク認定ユーザーは、オートデスク製品を学ぶ学生やプロの設計士を目指すプロを対象とした、初級レベルの認定資格です。

この認定を取得すると、オートデスクから「AutoCAD User」「Revit Architecture User」「Fusion 360 User」として、各製品の基本的な知識と操作技術を習得していることを保証されます。

CAD実務キャリア検定試験

CAD実務キャリア認定制度は、CADを使用する技術者やCADの教育を受けた技術者を対象に、CADの実務能力を認定する試験です。

この試験は、CADを使用する技術者の能力や機能習得意欲を測定するだけでなく、申請書の提出から合格判定までのプロセスを評価します。

施工管理からの転職で失敗しないためのコツ

ここでは、施工管理から転職する際のポイントをまとめましたので、参考にしてください。

  • 転職支援サービスを積極的に利用する
  • 転職の意志を明確にし、その理由を整理する
  • 志望動機と転職理由を結びつける
  • 施工管理の現場で培った実績や強みをアピールする
  • 慎重な企業研究を行う

転職支援サービスを積極的に利用する

転職支援サービスでは、転職希望者に対して様々なサポートを行っています。

転職支援サービスを利用することで、施工管理の経験を活かせる仕事や業界・職種の紹介をしてもらえます。

他にも、転職に必要なスキルや資格の教育、転職の注意点や転職理由のアドバイス、面接対策や書類作成のサポートなどのメリットがあります。

退職の理由を明確にする

施工管理からの転職では、退職の理由を整理しておくことが大切です。

退職理由によっては、転職が難しくなることも考えられます。

逆に、ポジティブで明確な退職理由を説明できれば自分の魅力や強みを企業や面接官に伝える機会となることでしょう。

志望動機と転職理由を結びつける

施工管理からの転職では、転職理由と志望動機を結びつけることが大切です。

転職理由と志望動機をつなげることで、企業や面接官にやる気や熱意が伝わりやすくなります。

また、転職先にどのような期待や興味を抱いているのか、どのようなスキルや経験を活かしたいのか、どのような目標やチャレンジをしていきたいのかをアピールすることもできます。

施工管理の現場で培った実績や強みをアピールする

施工管理からの転職では、これまでの仕事で培った実績やスキル・経験をアピールすることも大切です。

実績や強みのアピールは、転職先企業や面接官に自分の価値や魅力を伝える機会となります。

また、自分が仕事に対するどのような姿勢や責任感を持っているのかも伝えることができるでしょう。

自己分析を行う

異業種に転職するには、『自己分析』と『スキルの棚卸し』が欠かせません。

自分が持っている経験やスキルを明確にすることで、自分が目指せる転職先がはっきりしてきます。

また、キャリアの棚卸しで異業種にトライする自信につながる可能性もあります。

そのため、自分の性格や能力について客観的に見つめ直す時間を取りましょう。

異業種でも通用するスキルや特徴があれば、面接での評価も高まります。

施工管理から転職する主な理由

施工管理から転職を希望する主な理由は以下の5つです。

  • 休みが取りづらい
  • 責任や負担が大きい
  • 希望する給料をもらえない
  • 評価されない
  • プライベートとの両立が難しい

ただし、全ての施工管理職がこのような状況に該当するわけではなく、業界全体としては改善の傾向にあります。

また、給与水準は企業や地域によって異なります。

全ての施工管理者が同じような問題を抱えるわけではなく、企業文化や上司によって異なることもあるでしょう。

\ 誰かに聞いてほしい悩みはありませんか/

無料でアドバイザーがお聞きします

施工管理から転職したい人必見!おすすめの業種・職種15選│まとめ

この記事では、施工管理から転職したい人におすすめの業界・職種を紹介しました。

施工管理からの転職では、自分のキャリアプランを明確にし、自分に合った業種・職種を選ぶことが大切です。

また、施工管理の経験や資格をアピールすること、転職支援サービスの利用や入念な企業研究など、転職に向けた準備や心構えも必要です。

ゼネラルリンクキャリアでは、施工管理から転職したい方に手厚いサービスを提供しています。

施工管理500人以上 / 建設不動産業界1000人以上の支援実績があり、専門特化だからこその企業の情報量を誇ります。

転職をお考えの方はぜひお気軽にゼネラルリンクキャリアまでご相談ください!

有料職業紹介(許可番号:13-ユ-316606)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社ゼネラルリンクキャリアが運営しています。

ゼネラルリンクに相談を

-施工管理の転職ノウハウ
-, , , , , ,

© 2024 施工王 Powered by AFFINGER5