施工管理の転職ノウハウ

施工管理をすぐ辞めるのは大丈夫?辞める理由と4つの判断基準

施工管理を始めてまだ日が浅いですが、もう辞めるか悩んでます。すぐ辞める人はどんな理由で辞めてるの?
コロナもあるし、ちゃんと転職先があるか不安だわ。すぐ辞めても本当に大丈夫ですか?

こんな疑問にお答えします。

 

この記事でわかること

 

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よこ

管理人

  • 建設・不動産業界キャリア13年
  • 元職人、元施工管理所長、元財閥系デベロッパー(転職3回)
  • 一級建築士・一級建築施工・宅建士ほか

詳しいプロフィールはこちら>>

施工管理ってすぐ辞めて大丈夫か心配ですよね。

 

正直、友人達のような普通の生活がしたいんですけど、キャリアアップもしたいんです。

 

分かります。

 

「理想のキャリア」と「したい生活」で葛藤するのは若手施工管理のあるあるです

 

だから気になるのがこれ。

 

「自分の状況ってすぐ辞めていいレベルなの?」

とか、

「辞めた後の転職先ってどこがあるの?」

 

という悩みです。

 

そこでこの記事では、「施工管理をすぐ辞めていいレベルの判断基準や転職先」について、私の経験も含めて”現実的”な視点で解説していきます。

 

よこてん
どうするか、記事を読みながら一緒に考えていきましょう。

 

5分程度で解決できます。ではよろしくお願いします。

 

こんな方におすすめ

  • 施工管理を辞めるか悩んでいる方
  • 施工管理がこんなにキツイとは思ってなかった方
  • 普通の社会人の生活をしたいけど、転職できるか心配な方

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施工管理をすぐ辞めるのは大丈夫?

施工管理をすぐ辞めても大丈夫?

決して辞めることを推奨するわけじゃないですが、

 

施工管理はすぐ辞めても大丈夫です。

 

その代わり、「辞めてその後どうするか」を明確に出来る場合だけです。

 

当然、何の考えも無しに辞めて大丈夫かと言うと、全然大丈夫じゃない。

 

よこてん
まぁこれを読んでる人は自分の将来をちゃんと悩んでいる人なんで、あんまり心配はないかと思ってます。

 

辞めて大丈夫な理由としては、以下の3つ。

 

施工管理をすぐ辞めて大丈夫な理由

  1. キャリア開発のタイプは山登り派だけではない
  2. キャリアアンカーに合致する仕事はいくつかある
  3. 施工管理を続けられる人は特殊

 

それぞれ解説しますね。

 

①キャリア開発のタイプは山登り派だけではない

キャリア開発のタイプは2種類あります。

 

それは、

  • 山登り派
  • 川下り派

のふたつです。

 

山登り派は、目標を決めて自分で決めたキャリアイメージを実現するタイプ

山登り派のキャリア開発イメージ

 

川下り派は、与えられた仕事のプロセスで自ら成長を獲得していくタイプ

川下り派のキャリア開発イメージ

 

どちらが良い悪いではなくて、人の性格によって向き不向きがあるのが、このキャリア開発のタイプです。

 

最近は山登り派が多く、そうでなくてはいけないように思ってしまいますが、意外とそうでもない。

 

「仕事を続けないと成長出来ないぞ!」とか言う人は、そもそものキャリア観が「山登り派」なんですよね。

 

しかし、仕事をすぐ辞めても、次の仕事でしっかり成長しようと思える人は、川下り派のキャリア開発でキャリアアップができます。

 

現に、今の大企業のトップにいる人達って、結構「川下り派」です。(経歴見ると仕事転々としてるので、よく分かりますよ)

 

だから、「川下り派」の人がわざわざ苦手な山を一生懸命登ろうとしなくたって大丈夫です

 

【参考】【保存版】キャリア形成はなぜ必要?|転職に必要な考え方と3つのポイント

 

②キャリアアンカーに合致した仕事はいくつかある

キャリアアンカーとは、キャリアを選ぶときに、自分の「希望」(Will)と「能力」(Can)と「価値観」(Should)に合致したものを選ぶ手法です。

 

キャリアアンカー|ビルキャリ

 

このキャリアアンカーに合致する仕事は何もひとつじゃないです。

 

やることは違っても、根本は一緒。という仕事はいくつかあります

 

例えば、施工管理とシステム開発のマネージャーや、研究開発職と財務分析など。

 

一見全く違うように見えても、根本が一緒の仕事は、充実度やキャリアアップの度合いが似通ってきます。

 

つまり、

施工管理の仕事は嫌いじゃない。やりがいもある。でもこんな生活じゃ。。。

 

みたいな方は、自分のキャリアアンカーに合致した他の仕事を選ぶことで、充実度やキャリアアップを損なわずに仕事を選択できます

 

キャリアアンカーの診断で面白いサイトがあったので、参考に貼っておきます。

キャリアアンカーの診断方法

シャイン氏が提唱するキャリアアンカー診断。全部で40問ありますが、無料で診断する事ができます。

参考:https://chikaku-navi.com/carrier/

 

よこてん
ちなみに私が診断してみた結果はこちら

価値観

あなたは、仕事についてまだ間もないうちに、ごく当たり前の規則や手順、作業時間、服装既定や諸々の規範に束縛されることが耐えれない、と思い始めます。
あなたが優先させるのは、どんな仕事に従事しているときでも自分のやり方、自分のペース、自分の納得する仕事の標準などです。
組織に属している場合にも、研究開発とか、営業拠点とか、 データ処理、市場調査、財務分析、コンサルティング、教育関係など、比較的自律的に仕事ができるところに落ちつこうとします。

適した仕事

あなたは、自分の専門分野の範内で明確に線を引き、時間を切って仕事をすることを好みます。
目標が明示され、それを成し遂げる手段は一任されるような仕事で力を発揮します。
したがって、あなたが低収入でも幸せを感じる仕事としては、いつどのように仕事をするかについて自分の裁量で柔軟に決められる仕事でしょう
そして、もし高収入でも規則や規制で厳格に縛られている仕事は避けた方がいいでしょう

 

③施工管理を続けられる人は特殊

実は、施工管理を続けられる人は本当に限られています。

 

それは、続けられる人の条件は以下のような人だからです。

  • まずキャリアアンカーに合致していること
  • 生活の価値観が人よりかなりズレていること
  • 極端な山登り派か極端な川下り派

これらがブレない人が施工管理を続けている人です。

 

よこてん
これのどれかひとつでも欠けると続けるのは難しい。

 

まず、施工管理の仕事はそもそもが大変なので、キャリアアンカーに合ってないと全然続けられないです

 

仕事始めてみて「合わない!」と思った方はこの場合が多い。

 

さらに、キャリアアンカーに合致してても、「ワークライフバランスを整えたい」という理由で辞めてく人も大勢います

 

そして、

「自分の理想のために絶対成長する!」という極端な山登り派の人と、

「仕事なんだからやってくしかないだろう!」という極端な川下り派の人だけが、

施工管理の仕事を続けています。

 

つまり、続けられないのが普通ってことです。

 

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キャリアは失敗からスタートする事だってある

ちなみに、キャリアのスタートで失敗したって全然大丈夫です

 

むしろ失敗していない人の方が少ない。

 

実は、私も新卒2年目で退職をして、無職になったことがあります。

 

職人を2年足らずで辞めて、1年近く転職活動をしていました。

 

施工管理になったのは「建設で食ってくしかない」という崖っぷちに立たされたからです。

 

参考新卒2年目で「転職したい」は自分の考えが甘いの?|元施工管理の転職エピソード

 

そういう失敗が今のキャリアに活かされているのは間違いありません。

 

だから失敗を恐れずに、自分の思った通りの人生を歩んで欲しいと思います

 

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施工管理はすぐ辞めても転職は不利にならない

施工管理はすぐに辞めても転職に不利にはならない

仕事をすぐ辞めると転職で不利になるんじゃないかと心配する方もいます。

 

しかし、施工管理をすぐに辞めても転職で不利にはならないから大丈夫です

 

理由は、施工管理の仕事の厳しさはどこの業界の人事でも知っているからです

 

施工管理が激務で普通ではないことを理解しているので、すぐに辞めてても、忍耐力がない・責任感がないとは思われません。

 

むしろ、優秀な人材も施工管理からこぼれてくるので、人事は若手の施工管理離職者を良く見ています。

 

転職の面接では辞めた理由を誤魔化さずに、正直に話しましょう。

 

職業選択をした自分の判断に反省の念を示した上で、次の仕事で前向きにキャリアを積みたいことを伝えれば、人事はちゃんと理解してくれます

 

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施工管理がすぐ辞める理由TOP5

施工管理がすぐ辞める理由TOP5

ここからは若手の施工管理が辞めていく理由TOP5を紹介します。

 

施工管理がすぐ辞める理由

  1. 長時間労働
  2. 休みがない
  3. パワハラが横行
  4. スキルが身に付かない
  5. 常に板ばさみで精神的に疲れた

 

施工管理が辞める理由①長時間労働

施工管理を辞める理由のトップは長時間労働です。

 

施工管理だったら、スーパーゼネコンでも地場ゼネコンでもハウスメーカーでも、みんな長時間労働です。

 

24時過ぎまで仕事なんて割と普通。

 

21時に仕事が終われば万々歳!

 

そんな感覚です。

 

「平日も仕事終わりに趣味の時間や、勉強の時間を取りたい」そんな人にはかなり厳しい環境です。

 

参考施工管理は何が大変?理由7選と5人の体験談【年収とキャリア】

 

施工管理が辞める理由②休みがない

施工管理は休みもまともに取れないことを理由に辞める人も多いです

 

配属される現場によっても違いますが、休日出勤も日常茶飯事です。

 

ハウスメーカーだと、休日にお客さんの対応をしなくてはいけない場合もあります。

 

”週休2日”と掲げている企業もありますが、そもそも週休2日は月に週2日の休みが1回でもあれば”週休2日"と言って良いルールです。

 

つまり、一ヶ月を4週間と考えたら月に5日の休みでも、”週休2日”になります。

 

よこてん
その上で休日出勤もあるので、30連勤なんて珍しくないです。

 

参考施工管理はプライベートがない!11の原因と5つの解決方法まとめ

 

施工管理が辞める理由③パワハラが横行

施工管理は未だにパワハラが多いのも問題です

 

施工管理に多いパワハラ

  1. 暴言
  2. 人格の否定
  3. 理不尽に罵られる
  4. 無視される
  5. 過大な仕事を振る
  6. 小突く・暴力
  7. 長時間の説教
  8. 酒の席での無茶振り
  9. 働き方改革を理由にした圧力

以上のことは大抵の施工管理は経験しています。

 

施工管理にいると当たり前のことなので、「パワハラ」という概念が薄れていきますね。

 

いいことではないですが、ちょっとした事には動じないメンタルの強さは身に付きます。

 

参考施工管理に多いパワハラ具体例と5つの対処法【辞めたらどうなる?】

 

施工管理が辞める理由④スキルが身に付かない

施工管理は意識的に学んでいかないと、スキルの獲得が難しい職業でもあります

 

よく、”手に職をつける”という求人の掲載もありますが、ただやるだけでは厳しいです。

 

その理由は、技術業務以外の雑用が大量にあるからです。

 

  • 現場の鍵の戸締り
  • 事務所掃除
  • 現場トイレ掃除
  • 現場詰め所掃除
  • 作業場整理
  • 伝票整理
  • 安全日誌作成
  • 現場掲示物作成
  • 掲示物の設置
  • 業者手配
  • などなど

 

これらをやりつつ、職人とコミュニケーションを取りつつ、膨大な業務をこなします。

 

あまりに業務が多くて混乱することも多く、自分のスキルアップに何が大事なのかを取捨選択ができないとスキルはなかなか身に付きません

 

川下りのキャリア開発タイプで例えるなら、激流をカヌーでただ下っているだけで、下り終わったら何も手にしていない状態になりかねません。

 

参考施工管理は激務!は本当?実態や理由ー激務でない施工管理の選び方も解説

施工管理が辞める理由⑤常に板ばさみで精神的に疲れた

施工管理を辞めてく人の3割くらいはこの「板ばさみ」が原因だったりします

 

この板ばさみの原因は、施工管理ははじめた瞬間から「中間管理職」だからです。

 

中間管理職と言うのは、上司もいて部下もいる状態です。

 

施工管理1年目でも、職人さんたちに指示・指導する立場。

 

ですが、職人さん達は20年~40年も先輩です。

 

そしてその仕事のプロです。

 

若手の施工管理は上司や会社との間に入って指示をして、職人さん達に指示通りに動いてもらわないといけないワケです

 

いきなり一切の甘えやミスは許されなくなるので、かなりハードです

 

よこてん
いい加減なことをすると、職人さん達は厳しいですよ。

 

その他にも板ばさみの例がこちら

  • 上司の指示を職人に伝えるも、職人が指示通り動かない。職人に怒られ、上司に怒られる。(上司ー職人)
  • 一方の施工業者が作業しやすいようにすると、他の業者がやりにくいと文句を言ってくる。(施工業者ー施工業者)
  • 営業に工事の追加請求を施主に要求しろと言われるも、施主は無償でやってくれと言われる。(営業ー施主)
  • 仕事はオーバーフローしているのに、会社からは残業を減らせ!と言われる。(会社ー現場)

などなど。

 

とにかく、間に入ってサンドバッグにされるのが施工管理です

 

批判されることが嫌な人・耐えられない人は辞めていきます。

 

参考【厳選】施工管理に向いてない人の15の特徴と改善法5選|失敗しないコツも

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辞めるか悩んでいる場合の4つの判断基準

施工管理を続けるか辞めるかの判断基準

では、どんなレベルだったら施工管理を辞めても普通なのか、その判断基準をご紹介します。

 

色々な基準はありますが、まずは以下の3つを基準とすると分かりやすいです。

 

施工管理を辞める判断基準

  1. 年間休日88日
  2. 平均残業80時間
  3. サービス残業35時間
  4. 年代別の平均年収

 

よこてん
正直、結構甘めの基準です。

 

この時点で、嫌だと思うならすぐ辞めてOKです

 

確実に続きません。

 

それぞれ説明します。

 

施工管理を辞める判断基準①年間休日88日

休日の日数が以下より少なかったら、辞めるか検討しても良いレベルです。

 

年間休日88日

 

これは隔週で2日の休みと、年末年始5日・夏季休暇5日を加えた数字です。

 

施工管理の場合、隔週で2日の休みがあれば恵まれた現場です

 

その上、長期休暇を年末年始とお盆の時期に取れれば尚よしです。

 

少しきつめの現場でも、1ヶ月の休みは4日以下なんてこともザラです。

 

施工管理を辞める判断基準②6ヶ月の平均残業時間80時間

残業を理由にやめるなら以下を基準にしましょう。

 

6ヶ月の平均残業時間が月80時間

 

今の施工管理は時間外と休日労働の残業時間を合わせると、残業時間は平均でも80時間は余裕で超えてきます

 

80時間の残業はおよそ1日3.5時間の残業です。(4週6休で22日出勤の場合)

 

まずはこれをやり切れるか。

 

よこてん
というか、1日3.5時間の残業だとかなり少ない部類です。

 

参考【完全版】施工管理がブラックと言われる理由|学校では教えてくれない実態と今後

 

施工管理を辞める判断基準③平均サービス残業35時間

施工管理は残念ながらサービス残業が多い職種。

 

この原因は、労働基準法と建設業の現状が不一致だからです。

 

つべこべ言ってもしょうがないので、とりあえず基準はこれくらいです。

 

サービス残業の平均が月35時間

 

これ以上ならすぐ辞めるのを検討してもいいでしょう。

 

他社の施工管理の現状を把握するには【最新版】施工管理の激務は軽減されている?8500人の本音とは?を参考に読んでみてください。

 

この基準は労働基準法によります。

 

2024年より施行される労働基準法の改正内容は以下。

  • 原則として時間外労働時間の上限は月45時間、年360時間が上限
  • 臨時的な特別の事情のとき年720時間以内(月60時間)
  • 臨時的な特別の事情のとき時間外と休日労働の合計が2~6ヶ月平均が80時間以内
  • 臨時的な特別の事情のとき月45時間を超えるのは6ヶ月が限度

これが施行されれば、月80時間の残業は6ヶ月までで、6ヶ月目以降の45時間以上の残業は会社から付けるなと言われます

 

現場は平均して80時間は残業するので、45時間を超えた35時間はサービス残業になると言うことです。

 

そもそもサービス残業は許容すべきものでもないですが、現場の現状を考えたらせざるを得ないので、35時間は毎月無給で働くことになります。

 

「サービス残業なんてしたくない!」と言う方は対策方法を紹介している参考働き方改革でサービス残業は増加|建設業の残業上限と対策法を参考にしてください。

 

建設業に未来はない?終わってる6つの理由と辞めるタイミング|元所長が解説

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建設業は終わってる?6つの理由と将来性と辞めるタイミング|元所長が解説

 

施工管理を辞める判断基準④年収

年収の基準は会社にもよりますが、以下の各サイトの平均年収を基準にするとよいです。

 

20代前半:305万円

20代後半:389万円

30代前半:426万円

30代後半:462万円

 

以下のサイトの平均年収を参考にしています。

20代の施工管理の平均年収

30代の施工管理の平均年収

 

これを下回っているようだったら、辞めるのを検討してもいいかもしれません。

 

参考20代施工管理の年収まとめ|大手と中小でこんなに差がある

 

施工管理をすぐ辞めた後の転職先の例

施工管理を辞めた後の転職先

施工管理を辞めた後の転職先は意外とたくさんあります

 

私の同僚の転職先をご紹介します。

 

ビル管理(R・Sさん)

R・Sさん

休みが予定通りしっかり取れて、プライベートも充実してるよ。

仲の良いR・Sさんは、私と同時期に施工管理になりましたが、その後すぐ不動産管理会社に転職しました。

 

休みが取れなかったのと、上司のパワハラが原因です。

 

ビル管理の仕事はシフト制で勤務が定まっているため、休みは予定通り取れるとのこと。

 

年収は下がりましたが、ストレスも少なく、長く働けば年収もキャリアも積めるので、性格上向いているそうです。

 

参考施工管理は異業種に転職できる?NG転職5選とおすすめ転職3選

 

公務員(R・Yさん)

R・Yさん

忙しいですけど、落ち着いて仕事出来るのがいいです。

R・Yさんは私の後輩です。彼は入社1年目で「大所長になりたい!」と意気込んで入社してきましたが、2年目の秋に退職していきました。

 

原因は板ばさみの精神的なストレスと上司のパワハラですね。

 

公務員は部署によりとても忙しい部署もあるようですが、休みは取れるし、腰を据えて仕事ができる環境があるそうです。

 

勉強する時間もあるし、仕事も都市計画に絡む内容でキャリアアップにつながっている意識もあると話していました。

 

参考【厳選3選】施工管理におすすめの転職先|これ以外はないと断言します!

 

社内異動(Y・Tさん)

Y・Tさん

年収は下がったけど、施工管理はすべてが嫌だったから異動して本当に良かった。

Y・Tさんは仲の良い同期です。

 

彼は転職せずに社内異動で希望を叶えたタイプです。

 

内勤の部署に入り、BIMなどの開発チームに入りました。

 

残業も極端に減り、休日の出勤もないし、今はほぼテレワークになりました。

 

家庭を大事にする人間なので、仕事一辺倒の施工管理は本当に合わなかったんだと思います。

 

転職しなくても、希望を叶える方法はあります

 

改修ゼネコン(K・Iさん)

K・Iさん

休日に出る事もあるけど、不満はないです。

彼は新卒で改修ゼネコンに入った友人です。

 

改修ゼネコンも人手不足なので、施工管理をすぐ辞めて転職するにはおすすめできる転職先です。

 

施工管理でもホワイトな企業はこの業種!建設業界11年目社員が公開でも紹介していますが、改修ゼネコンは業務量も適量で、施工管理としては非常にワークライフバランスの取れた職種です。

 

特にマンションの改修工事の場合は、作業時間も決められていて長時間残業は少ないです。

 

派遣施工管理

施工管理の仕事は嫌いじゃないけど、残業や休日が少ないのが嫌。と言う方に多いのが、「派遣の施工管理になろう」という方です。

 

今、施工管理正社員の方は、派遣はやめておきましょう

 

検討している人は一度は施工管理の派遣は本当にNG?4つの評判と真実を解説は読んでおいてください。

 

派遣は未経験の方のキャリア形成向けということが分かります

 

これを読んで、それでも派遣がいいと思えれば、派遣の施工管理でもOKです。

 

参考施工管理派遣の本当のメリットを解説!ゼネコン正社員と比較

 

施工管理を続けた場合の経験談

施工管理を続けた場合のキャリア

施工管理を続けてから転職するパターンも紹介しておきます。

 

よく施工管理の経験年数が1年程度の人が、「施工管理はすぐ辞めるべき」なんて主張していますが、浅い経験では分からない施工管理の転職事情があります

 

参考「施工管理はやめとけ」は信じていいのか|元所長の経験とキャリアの考え方

 

実は施工管理は厳しい職種だけあって、6年ほど続ければ転職で「年収と時間」を得られるチャンスがあるんです。

 

だから施工管理を続ける場合は、転職ありきで施工管理を続けるのがおすすめ

 

このキャリアの積み方は、施工管理からディベロッパーへの転職の手順|知らないとマズイ4つのステップで解説しているので、デベに興味のある人は読んでおくことをおすすめします。

 

ちなみに、私のプロフィールに記載したとおり、施工管理をしてから転職で年収は大幅に上がりました。

 

新卒からの年収の推移(建設業界から不動産業へ)

職歴と年収の推移

 

よこてん
施工管理経験者は、業界内では需要があるんですよ。

 

だから施工管理でキャリアを終えるのではなく、施工管理の経験を他社に売ることで、高年収と言われる年収1000万円を狙えます

 

すぐに辞めるか悩んでいる人は、施工管理⇒ディベロッパーという道も選択肢も考えておきましょう。

デベロッパー(発注者)への転職方法を公開
【完全ガイド】同僚15人の大手不動産デベロッパーへの転職方法を公開

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【完全ガイド】現役技術職9人に聞いた不動産デベロッパーへの転職方法|求人が見つからないときの対処法も

 

施工管理をすぐ辞めたい!限界なら逃げてもいい

すでに精神的にキツく、限界なら、「すぐ逃げていい」と筆者は思います

その理由は、限界だと感じている状態は、あなたの人生を会社に搾取されてしまっているからです。

建設業で働くメリットは、経験を積んで転職で年収アップを狙ったり、実績を作って理想とするキャリアを積み上げることにあります。

しかし、精神的に消耗したままでは、経験を自分の実力にしていく気力を持ちづらいですし、実績を残せるほど頑張れません。

つまり、限界と感じながら建設業で働くことは、あなたの人生にとってプラスの時間にすることができず、ただ会社のコマとして使われるだけになってしまいます。

ですから、すでに精神的にキツく、限界と思うほどであれば、「すぐ逃げてもいい」でしょう。

もし、自分で逃げ出す勇気が持てないなら、退職代行業者(男の退職代行がおすすめ)に依頼するのもありです。

退職代行とは、企業への退職の連絡や手続きをすべてあなたの代わりにやってくれるサービスです。無料相談もあります。

男の退職代行は26,800円の料金はかかりますが、会社の人と会うことなく退職することができますから、退職時や今の精神的ストレスを解消する対価と考えると、払う価値は十分あります。

本当にツラい方は、自分の身を守るためにも検討してみてください。

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施工管理をすぐ辞めるか|まとめ

ではこの記事のポイントをまとめします。

施工管理はすぐ辞めて大丈夫?

すぐ辞めても大丈夫

すぐ辞めても施工管理は転職で不利にならない

すぐ辞めるかの判断基準は、休日88日、残業80時間、サービス残業35時間、年収は年代により

施工管理を続けるキャリアもある

 

施工管理だって、人間らしい生活がしたいし、他業界の友人のような普通の生活がしたい

 

でもキャリアアップはしたい

 

そんな方は、ぜひ判断基準を参考にしてみてください。

 

かなり甘い設定ですが、施工管理のリアルを反映した基準です。

 

この基準で、「嫌だな」と思ったら、確実に続かないのですぐ辞めた方がいいです。

 

「出来る」と思ったら、施工管理に向いている要素を持っているはずなので、素晴らしい施工管理になり良いキャリアを積めるはずです。

 

参考施工管理に向いてない人のたった1つの特徴【失敗しないコツがある】

 

また、施工管理を経験したら、是非デベロッパーに挑戦してみてください

 

ハードルは高いですが、需要は高いので、受かる可能性は十分にあります。

 

よこてん
デベロッパーは本当にキャリアもワークライフバランスも整います。

 

本当にワイフワークバランスが大事だということは、ベストセラーの『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』でも語られていることなので、ぜひ参考にしてみてください。

本が面倒な方はこちらの記事で5分で分かります。

\ 図解で要約 /

【要約・図解】LIFE SHIFT/ライフシフトに学ぶ|ワークライフバランスがないと不幸になる

続きを見る

参考【要約・図解】LIFE SHIFT/ライフシフトに学ぶ|ワークライフバランスがないと不幸になる

 

そもそも転職エージェントって良く知らない。と言う方はこちらをどうぞ。

参考転職エージェントの選び方|彼らはウラで何を考えているのか?失敗しない8つのポイント

選び方を間違えると大きな失敗につながるので、知識として知っておいていい内容です。

 

よこてん
施工管理をすぐ辞めるかは判断基準をしっかり見て、自分と比較してみてくださいね。

 

では、今回はこの辺で。

 

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