施工管理の転職

【完全版】施工管理がブラックと言われる理由|誰も教えてくれない実態と今後

施工管理 ブラック

この記事の監修者

小寺 博之/上級執行役員

新卒で教育業界を経験後、人材業界に転身。大手転職エージェントを経て、2017年1月、株式会社ゼネラルリンクに入社し、人材紹介事業の立ち上げを行う。 人材紹介事業部の事業部長を経験した後、2021年4月に執行役員に就任。

施工管理って本当にブラックなんですか?

建設業は気になるけど実態は知りたいです。

出来ればブラックではない施工管理もあるといいなと思っています。

こんな疑問にお答えします。

この記事でわかること

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よこてん

ライター

  • 建設・不動産業界キャリア14年
  • 元職人、元施工管理所長、元財閥系デベロッパー(転職3回)
  • 一級建築士・一級建築施工・宅建士ほか

詳しいプロフィールはこちら>>

施工管理はブラックだという評判は多いですよね

ちなみに筆者が施工管理をしている時はかなりブラックでした。

ただし、施工管理にはメリットもあるし、ブラックではない環境もあります。

そこでこの記事では、私の実体験を踏まえて”施工管理のブラックさ””施工管理のリアルな実態”を全て解説していきます。

この記事1つで、施工管理に就職・転職するための参考になるので、ぜひ読んでみて下さい。

こんな方におすすめ

  • 施工管理の情報を収集している
  • 施工管理に転職・就職を検討中
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施工管理がブラックと言われる理由

施工管理がブラックと言われる理由

「施工管理はブラック」と言われるのは、主に4つ理由があります

施工管理がブラックな理由

  1. 休みが少ない
  2. 超長時間労働
  3. サービス残業
  4. 業務量が多い

ひとつずつ説明します。

休みが少ない

施工管理は休みの少ない職種です。およその年間休日数は65~90日程度

週休2日取れる現場はほとんどないです

つまり、世間が土曜も祝日も仕事です。

会社によっては社員を交代で休ませる企業もありますが、国交省調査の「建設産業政策2017+10」では、週休2日を取れている現場は全体の”1割以下"という結果が出ています。

また、国交省の「建設業における働き方改革」でも、建設業の年間出勤日数は平均(全産業)より29日も多いとしています。(建設業:251日・全産業:222日。)

つまり、建設業界全体として休みが少なく、施工管理に就くと高い確率で週休2日は取れません

施工管理の休みの実態

国土交通省「建設産業政策2017+10」

国土交通省作成‐建設業の年間出勤日数の推移

国土交通省「建設業における働き方改革」

超長時間労働

施工管理の残業は非常に多いです。

現役施工管理からアンケートを取った、JCU日建協の『2019年時短アンケートダイジェスト』では以下の結果です。

  • 月45時間以上:70%以上
  • 月80時間以上:20%以上

国交省『建設業における働き方改革』でも、建設業の年間労働時間は全産業より336時間も多いと公表しています。

これは、1日8時間の労働と考えると実に42日間も平均より多く働いている計算です。

参考ですが、私のいた会社では月200時間を越える月もありましたし、100時間を越える残業は普通でしたので、このアンケートより残業の多い企業はあります。

建設業の残業時間の分布

JCU日建協「2019年時短アンケートダイジェスト」

建設業の年間労働時間

国土交通省『建設業における働き方改革』

サービス残業

残業時間に加えて施工管理で問題なのはサービス残業です。

JCU日建協の『2019年時短アンケートダイジェスト』では、100時間以上の残業をした職員の70%以上が40時間以上のサービス残業をしていると回答しています。

また、サービス残業の原因として以下のような回答があります。

  • 会社や上司から仕事の状況を考慮しない時短の指示がある:33.1%
  • 勤務時間の申告に自主規制の圧力がある:27%
  • 仕事が終わらずサービス残業をしている:25%

つまり、会社都合でサービス残業しなくてはならない状況にある。ということが伺えます。

サービス残業の分布

JCU日建協『2019年時短アンケートダイジェスト』

建設業の残業に対する会社からの圧力ほか

JCU日建協『2019年時短アンケートダイジェスト』

業務量

施工管理は技術業務が膨大である上に、技術系以外の業務量も多いです。

  • 「社内書類の業務が多い」:40%
  • 「発注者書類の業務が多い」:40%
  • 「事務仕事以外も業務量が多い」:25%以上

JCU日建協『2019年時短アンケートダイジェスト』より

これらの業務が残業の原因となっていることから、不満を溜める若手の施工管理も多いです。

つまり、自分のキャリアにも成長にもならない仕事で残業しなくてはならない状況があるのが施工管理の実態です。

施工管理の残業理由

紹介した内容以外にも「施工管理はおかしい」と言われる理由があります。
その理由に関しては以下で紹介していますので、ご確認ください。

現役施工管理たちが語る施工管理の現状と転職の可能性

現役施工管理たちが語る施工管理の現状と転職の可能性

では現役の施工管理職は、建設業界をどのように捉えているのか。紹介していきます。
(JCU日建協の2019年時短アンケートダイジェストより)

非常にリアリティのある意見なので、読んで損はないです。

施工管理、建設産業の実態がよくわかります

週休2日はいつごろ実現すると思うか?

施工管理に聞いた|作業所の週休2日はいつごろ実現するか

回答は約50%が”実現は2030年以降”もしくは”実現しない”と回答しています。

つまり、現役の施工管理の多くは、週休2日は現実的ではないと考えているということです。

施工管理の労働時間短縮には何が必要か?

施工管理の労働時間の短縮に必要なもの

回答が58%と突出して多いのは「発注者による適正工期の設定」です。

この回答が出るということは、”多くの現場で適正な工期を確保できていない”ということの裏返しです。

建設産業の魅力はどこか?

建設産業に魅力を感じる点は最も多い意見は、”建設したものが後世に残る”が50%以上の回答でした。

しかし、建設業に魅力は”特にない”:30%超で、3人に1人は建設業に魅力は何もないと考えているようです。

逆に魅力を感じている施工管理の意見もありました。

建設産業に魅力を感じている自由意見

建設業に魅力を感じない部分はどこか?

建設産業に魅力を感じない点

やはり魅力に感じないのは”労働時間が長い”でした。

半数以上が答えています。

また、自由意見に書かれた内容が的確に実態を表していました。

  • 「世間から隔離されているように感じる」
  • 「そもそもの仕事量、工期の調整が必要」
  • 「ものづくりの過程で無理が多すぎる」
  • 「会社がフォローしてくれるわけでもない」

建設産業に魅力を感じない自由意見

転職を考えているか?

今の会社でいつまで働きたいか

回答としては、現役施工管理の5人に1人が「今すぐ転職したい・今現在転職を考えている」と回答しています。

定年まで働きたいと考える20代は40%と半数以下。

アンケートの結果を見ると、施工管理の5人に1人は転職していくという状況です。

転職を考えた理由は?

施工管理から転職を考えた理由

転職したい(会社を辞めたい)と思った理由はやはり”労働時間が長く休みも取れない”でした。

次にあるのは、”会社と業界の将来性に不安を感じる”でした。

転職に関する自由意見

他にも転職関する意見は、施工管理の現実をよく表しています。

施工管理の転職に関する自由意見1

施工管理の転職に関する自由意見2

また、実際に施工管理を辞めて良かった点と後悔した点については以下の記事で紹介しています。

ブラックな施工管理で働かないためには

ブラックな施工管理で働かないために

ブラックな施工管理で働かないためには、しっかり企業の情報を収集することが重要です。

なぜなら、企業はブラックな情報を隠していることがほとんどだからです。

求人や面接では絶対に表に出しません。

参考ホワイトな企業に転職したいなら、求人票の情報はウラを取ろう

そのため、自分でどんどん情報を収集していくことがブラックな企業に転職してしまう失敗を防ぐ方法です。

具体的な情報収集の方法は以下。

施工管理のブラック情報の収集方法

  1. 転職口コミサイトで検索
  2. 転職エージェントに聞く
  3. 企業の現場社員に直接聞く

特に第二新卒の場合、失敗すると取り返しが聞きにくいので、慎重に情報収集することをおすすめします。

しっかり企業の情報を得られるエージェントは多くないので、以下の記事も参考にしてみてください。

ホワイトな施工管理はあるのか

ホワイトな施工管理はあるのか

数は少ないですが、ホワイトな施工管理職もあります。

私がおすすめするのは、「マンション改修」の施工管理です。

マンション改修は、時間、業務量、知識、将来性のバランスが整っています。

その理由は、施工管理でもホワイトなのはこの業種!業界13年のプロが公開で解説しているので、興味があれば目を通してみてください。

施工管理でもホワイトに働きたいならこの業種

施工管理でホワイトな働き方!プライベート重視な人におすすめの業種!業界14年のプロが公開

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施工管理の仕事内容

施工管理の仕事内容

では実際の施工管理の仕事内容についてご紹介します。

全て説明すると長くなるので、ここでは抜粋をご紹介します。

業務内容

1:原価管理

  • 利益計画書作成・業者選定・金額ネゴ、etc

2:工程管理

  • 工程調整・歩掛管理、etc

3:品質管理

  • 施工計画・各種品質検査
  • 施工写真撮影、管理、etc

4:安全管理

  • 安全協議会・労働基準監督署への申請、etc

一日のスケジュール(例)

  • 5:45 起床
  • 7:00 始業・メール処理
  • 8:00~9:00 朝礼、現場巡回
  • 9:00~ 手配・計画書他
  • 10:00~12:00 業者・施主等打合せ
  • 12:00~ 確認連絡他
  • 13:00~ 昼礼、現場巡回
  • 13:30~ 段取り、手配連絡
  • 14:30~ 検査
  • 16:30~ 現場巡回
  • 18:00~22:30 請求書処理、予算計画
  • 22:30 現場作業終了、戸締り
  • 22:30~23:00 休憩・仮眠
  • 23:00~2:00 施工図修正
  • 2:00 就寝

休暇

実際の休暇は4週4休~6休がほとんどでしょう。

祝日はなし。

現場の工程によりまちまちです。

有給は土曜休みが余るので、使えることはほぼないです

よこてん
アンケートデータでは、年間5日程度は取れるようになっているようです。

施工管理の有給取得日数の推移

年収

私の年収は24,25歳では300万程度20代後半でおよそ500万~600万程度でした。

国交省のデータでもおおよそ平均値ですね。

建設業の年収額の推移

https://www.mlit.go.jp/common/001149561.pdf

ちなみに、大手はこれよりずっと多いです。

参考【元所長が解説】大手ゼネコン(施工管理)の仕事内容は?年収やハウスメーカーとの違い

ちなみに2020年までは建設業の景気がよく、業界全体として年収は高水準でした。

下の表を見るとH23年度以降、建設業の利益率は急激に伸びてますよね。(青線)

建設会社の企業規模別の営業利益率の推移

2018年度がピークでした

大手5社ゼネコンの営業利益率の推移は、

  • 8.7%(2018年期)
  • 7.7%(2019年期):-1.0%
  • 7.5%(2020年期):-0.2%

と完全にピークアウトしています。

https://n-seikei.jp/2020/06/post-67547.html より

今後は建設バブルは終わり、企業によって利益や社員の給与に差が出るようになります

つまり転職者にとっては"企業選び"が重要になってきます。

参考施工管理の将来性は?最新の動向・展望を解説|おすすめの施工管理の始め方も

施工管理のメリット

施工管理のメリット

施工管理にもメリットがあります

それは、

  • 未経験でも高年収で転職できる
  • 経験者は高年収なデベロッパーに転職できる

ことです。

私は未経験から施工管理に転職し、さらにデベロッパーへ転職して、現在は年収4倍にまで伸びました

つまり、施工管理はブラックできついことも多いですが、キャリア形成には強い職種です

施工管理で身に付く能力

このように、施工管理がキャリア形成に強い理由は、市場価値の高い以下の能力が身につくからです。

  1. プロジェクトマネジメント能力
  2. 管理スキル

それぞれの能力が「施工管理でなぜ身に付くのか」わかりやすく解説します。

施工管理で身につく能力1:プロジェクトマネジメント能力

気付いてない人も多いですが、施工管理はいわゆるプロジェクトマネジメントです

プロジェクトマネジメントとは、「期限内に独自の目的を達成させること」を言い、転職市場で評価が高い能力です。

施工管理のやっていることは、

  • あるプロジェクトの予算を使って
  • プロジェクト工程を組んで
  • 発注先を決めて
  • 納品物の仕様を決めて
  • 発注先の従業員が働く場所を用意して
  • 発注先同士の間に入って業務を調整して
  • 施工してもらったモノを検査して
  • 請求をチェックして支払って
  • 利益を残す

これはプロジェクトマネジメントそのものです。

この仕事は他の業種だと複数の管理職がマネジメントする業務です。

これを一人で実行していくので、他の職種と比較して能力は抜群に向上します。

施工管理で身につく能力2:管理スキル

施工管理でプロジェクトマネジメントをしていくために必要なのが、この管理スキルです

管理スキルとは以下のスキルを言います。

  • 目標設定スキル:適切な目標を定めるセンス
  • 目標管理スキル:進捗を管理する能力
  • タスク管理スキル:目標達成の行動をタスク化する能力
  • 時間管理スキル:タスクの優先度やスケジューリングを決定する能力

”マネジメント”に対して”管理スキル”自分の仕事を管理する能力です。

施工管理は人の仕事をマネジメントしているだけではないです。

自分でしっかり手を動かさないといけない仕事も多いです。

そのため、施工管理で得られる管理スキルは他の仕事と比べて圧倒的に高いです。

管理スキル”ビジネススキル”でも最も基本的なスキルなのですが、できていない人も多く、市場価値は高いです。

つまり、施工管理をちゃんとやっていれば、キャリア形成に有利になります。

そのため、施工管理の評判だけで諦めてしまうのは非常にもったいないです。

参考施工管理がやめとけと言われる7つの理由|6年経験者が本気のアドバイス

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施工管理はやめとけ?きつい理由6つと魅力4つ!向いていない人の特徴も解説

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施工管理に求められるもの

施工管理に求められるもの

ちなみに施工管理に求められるものは2つあります。

施工管理に求められるもの

  1. エンジニアリング(建築技術・知識)
  2. マネジメント(プロジェクト管理・推進)

施工管理は建築の知識も必要ですし、マネジメントの力も必要です。

始めは両方は無理なので、どちらか一方を伸ばすようにすると意外と現場が回るようになります

出来るか不安な人はこちらも参考にしてもらえれば、施工管理をしやすくなるので参考にどうぞ。

施工管理のブラックさは今後変われるのか

施工管理のブラックさは今後変われるのか

結論として、施工管理のブラックさは今後もしばらく変わらないと言われています。

理由は3つのハードルがあるからです。

施工管理のブラックが変わらない理由

  1. 業界景気のハードル
  2. 人員不足のハードル
  3. 建築技術のハードル

これら3つのハードルがクリアされないと、施工管理のブラックさは解消されません。

ひとつずつ説明します。

業界景気のハードル

まず、施工管理の就業環境が改善されるには、適切な工期設定が最も重要です。

よこてん
いまだに突貫現場があるから、200時間の残業などが発生するのですね。

ただ、適切な工期を確保するにはコストがかかります。

工期は長ければ長いほどコストは大きくなります。

現在の発注者の発注コストのハードルは、いまだに4週4休もしくは4週6休で設定している発注者がほとんどです。

つまり、発注相場ですでに週休2日とれない工期が一般的ということです。

これを4週8休(週休2日)にするには、発注者にはさらに潤沢な資金が必要になります。

発注者に資金が必要ということは、今より業界の景気が良くなり、売上が上がる状況が必要です

しかし今の状況はどうでしょうか?

オリンピック需要・災害復興に始まった建設特需は終わり、コロナウィルスで経済活動が低迷し、業界の景気は右肩下がり。

この状況で発注者にコストハードルを上げる決断は出来ないでしょう。

ゼネコンも特需が終わり、受注を減らしたくないので、厳しい工期コストでも仕事を請けたくなります。

つまり、適正工期(4週8休)で発注がかかることは難しいです

人員不足のハードル

工期が足りなければ人を増やせば解消されるかもしれません

しかし、建設業界は慢性的な人手不足で、今後もそれは悪化していく見込みです。

国交省の「建設産業の現状と課題」によると、29歳以下の建設業就業者はわずか11%です。

建設業就業者の高齢化の進行

施工管理の人気もなく、人を増やしての状況の改善は現実的に難しいでしょう。

建築技術のハードル

工期も人も見込めないとなれば、”少人数でも高い生産性を実現できれば改善できる”という発想もあります。

国交省も”i-Construction~建設業の生産性の向上~"を掲げて建設業の労働状況の改善に取り組んでいます。

施工管理の労働環境改善ー建築技術ー01

施工管理の労働環境改善ー建築技術ー02施工管理の労働環境改善ー建築技術ー03

よこてん
こういった建設DXは個人的には非常に期待したい産業のひとつです。

しかし国交省は2025年には2割の生産性向上を目指すとしていますが、現在どれほど普及しているでしょうか?

建築は全てが一点モノのため工業製品と異なり、生産を機械やロボットに代わってもらうのは技術的に高いハードルがあります。

またi-Constructionの取り組みは、建設産業の根本的な改革にはならないです。

直近様々なIT技術が建設業界に入ってきていますが、労働環境を改善するにはまだまだ時間がかかりそうです。

※詳しくは日本唯一の建設ITジャーナリスト、家入龍太氏の公式サイト「建設ITワールド」が非常に有益なので、興味のある方はぜひ。

施工管理のブラックな実体験

施工管理のブラックな実体験

施工管理をしているとブラックなエピソードには事欠かないです。

特にきついのはプライベートの時間がなくなることですね。

そこで私の実体験も少しご紹介します。

施工管理のブラックな実体験

  1. 休日の旅行中に現場に戻される
  2. 残業200時間突破・週5日は泊まり

休日の旅行中に現場に戻される

妻との記念旅行中、朝一で上司から電話。

現場に行くよう指示されました。

「現場状況を確認して報告しろ」とのことです。

その日はもちろん休日。現場も閉所しています。

事故でしょうか?現場トラブルでしょうか?

違います。経緯は以下です。

・・・

旅行前夜。現場に台風が接近していた。

通過するまで現場で待機。

何事もなく通過したので、通過したあとの現場確認。そして上長へ報告。

その後、会社からの待機指示の解除があった。

待機・報告は不要なものの、翌朝も上司から報告指示がくる可能性が。

先を見越して、最悪の場合は隣地現場の同僚に確認してもらうよう依頼。

一人現場なので、全ての段取りを済ませ妻と休日の旅行へ。

・・・

翌朝6:00、「現場状況を確認し、10:00までに報告のこと」上司からのメール。

予定通り同僚に確認してもらい、上司へ報告。

「お前は自分の現場を自分で見る気はないのか?自分の目で見て報告しろ。」
よこてん
「はい、申し訳ありません。これから向かいます。(いや仰る通りなんですが、現場に問題ないことは昨日も今朝も確認出来てますよね?)」

昨晩報告してるし、同僚の確認も済んでいる。

現場に問題がないことは明らかです。

が、行かねばなりません。

妻を旅行先に一人残して、現場へ戻ることになりました

ちなみに旅行先は妻が私の誕生日祝いにと予約してくれた、特別なホテルです。

よこてん
私も妻も残念な気持ちでいっぱいでしたね。

参考施工管理に多いパワハラ具体例と5つの対処法【辞めたらどうなる?】

残業200時間突破!婚姻届を出してまた現場へ

旅行事件のしばらく前にもエピソードがあります。

婚姻届を出しに帰ってきて、夜間受付に提出をして、また現場に戻る

というアクロバティックなこともありました。

当時は会社が求める業務量が尋常ではなく、一人では到底間に合わない量の仕事をこなしてました。

週5日は午前2時まで図面・計画書などの作成で泊まり。

帰れるのは日曜と平日に1日程度。

帰宅できても時間は午前1時。出社は午前6:50

妻の寝顔を見たはずが、気付けば事務所で安全日誌にペンを走らせる。

そんな毎日でも、婚姻届は記念日に出したくて無理やり帰宅。

4日ぶりに妻と会話

婚姻届けを提出して、「うふふ」と2人ではにかみつつ私は電車へ。

妻は一人自宅へ。

申し訳ない。。。

よこてん
私が逆の立場だったらおそらく泣いて帰ってます。

施工管理がブラックといわれる理由|まとめ

この記事の内容を要約します。

この記事の要約

  • 施工管理はブラックな会社が多いです
  • ただ得られるものも大きい
  • 今後も施工管理のブラックな環境は変わらないと言われている
  • 現役施工管理は業界に悲観的
  • ブラックな施工管理で働かないためには情報収集が大事

結論として、施工管理は大変な仕事です。

やるなら目的と覚悟を持って業界に入った方がいいです。

そして、すでに施工管理を経験している人は自信を持って外の業界を見てみるといいです。

施工管理を経験していれば、どんな仕事もできます

ディベロッパーに入って外の世界を見たら、ゼネコンの先輩達は世間一般的に仕事が圧倒的に出来る人達でした

迷っているなら、一度”デベロッパー”を見てみることをおすすめします。

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