施工管理について

「施工管理はやめとけ」は信じていいのか【業界11年の元所長が解説】

「施工管理はやめとけ」は信じていいのか|元20代所長が実態を解説
「施工管理はやめとけ」ってよく聞くけど、信じていいの?

施工管理の実態やホワイトな施工管理はあるのか知りたい。

こんな疑問にお答えします。

 

この記事でわかること

 

よこりょーアイコン

この記事のライター

よこりょー

  • 第二新卒で施工管理(所長も経験)
  • 元財閥系ディベロッパー技術主任
  • 現、東証一部企業にて建築職

 

施工管理の評判は良くないですよね。

 

2chなどにも”社畜”と書かれたり、つらい部分ばかりが取り上げられています。

 

しかし、この情報をどこまで信じるべきか。は疑問です。

 

決して施工管理のブラックな部分を肯定するつもりはありませんが、

 

「経験が極端に浅い人達の言い分」を鵜呑みにして大丈夫ですか?

 

私も経験は6年程度で浅いですが、本気で施工管理に取り組んで所長になってから辞めました。

 

よこりょー
少しは信頼性のある情報は書けるつもりです。

 

この記事では、私が施工管理の所長まで経験したことを踏まえて、「施工管理はやめとけ」という評判について解説していきます。

 

5分程度で読めるので、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

こんな方におすすめ

  • 施工管理への転職を考えている
  • 施工管理がきつくて苦しいって本当?
  • 施工管理でもホワイトな環境で働きたい

 

施工管理への転職希望者向け

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参考JACリクルートメントの評判を徹底解説|年収160万UPで転職成功した口コミ

 

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「施工管理はやめとけ」は信じていいのか

施工管理はやめとけは信じていいのか

結論から言うと、「信じていいけど100%信じるな」です。

 

なぜなら、間違いではないけれど、一面的にしか捉えていない内容が多いから

少し評判を取り上げます。

施工管理はやめとけと言われる要素

  1. 残業が多い
  2. スキルが身に付かない
  3. 職人さんとの人間関係など

 

これらは嘘じゃないですけど、言っている人にもよります。

 

よこりょー
同じことを10年目の施工管理と1年目の施工管理が言っても、それは意味が違いますよね。

 

つまりは、施工管理について意見を言っている人の経歴を見てみましょうと言うことです。

 

施工管理をやるか・やめるかの判断の基準

施工管理をやるかやめるかの判断の仕方

「施工管理をやるか・やめるか」その判断の仕方に困っているなら、以下の考え方で判断するのをおすすめします。

 

結論としては、

  • 「”キャリア目的”で施工管理をやるなら、OK」
  • 「”給与”と”やりがい”で施工管理をやるならなら、やめとけ」

です。

 

理由は、とにかく施工管理は「時間が無い」からです。

 

”給与・やりがい”と”時間”が天秤にかかるような状況になると、確実に不満がでます。

 

転職を前提に”施工管理でキャリアを積む”という目的なら施工管理はメリットが大きいです。

 

記事内で解説してますので、施工管理の良い面・悪い面を理解して判断していきましょう。

 

参考施工管理をすぐ辞めるのは大丈夫?辞める理由と4つの判断基準

 

「施工管理はやめとけ」を信じる前に知るべき施工管理の真実

施工管理のメリット

「施工管理はやめとけ」を信じる前に知っておいて欲しいことがあります。

 

それは、施工管理にもメリットはあるということです

 

それを理解した上で「施工管理はやめとけ」を信じるか判断した方がいいです。

 

その施工管理のメリットは、「高年収ホワイト企業に転職できる」ということです。

 

その理由は2つ。

  1. マネジメント力が付く
  2. 管理スキルが身に付く

 

詳細はこの記事に詳細を記載しています。

 

事実、大企業に来て思うのは、施工管理は一般企業で言う課長クラスのマネジメント力がないと出来ない仕事だということ。

 

施工管理をしていると仕事の力が本当に付きます

 

このおかげで、「高年収ホワイト企業に転職」できていますし、転職後も余裕をもって仕事を回せています。

 

よこりょー
私は20代の独身のうちに一定レベルまで経験できたのは本当によかったと思います。

 

ただし、施工管理に「時間」はないです

 

参考施工管理はプライベートがない!11の原因と5つの解決方法まとめ

 

だから、施工管理をやるかやらないかは、「時間の対価に対して何を得たいのか」が判断基準になります。

 

単純に給料が欲しいのなら施工管理はやめといた方がいいです

他にもっと効率よく稼げる楽な仕事はあります。

 

施工管理を少しかじって、目のカタキにしている人は、この目的のミスマッチだったのでしょう。

 

逆に技術屋として、"現場のキャリア"、”施工の知識”、”マネジメント力”などが必要なのであれば、施工管理は爆速で成長できます。

 

施工管理で成長できたため、私は大手ディベ転職後以下を達成できています。

  • 1年で主任に昇格
  • 3/1000人しか選ばれないチームに抜擢

 

今、施工管理で働いている人は、ぜひ自信を持って不動産業界の技術職を確認してください

 

技術レベルで圧勝できます。

 

参考【保存版】キャリア形成はなぜ必要?|転職に必要な考え方と3つのポイント

 

「施工管理はやめとけ」と言われる4つの理由

施工管理はやめとけと言われる理由

では要約本題に入ります。

 

なぜ「施工管理はやめとけ」と言われているのか。

 

ツイッターでの評判を例に紹介します。

 

「施工管理はやめとけ」と言われる理由

  1. 休みがない
  2. 業務量が多すぎる
  3. 超長時間労働
  4. 業界風土がブラック

 

ひとつずつ解説しますね。

 

①休みがない

施工管理はいまだに休みが少ない職種です

 

少し古いですが、国土交通省の「建設業における働き方改革」によると、建設業の年間出勤日数は2016年で251日。

 

全産業に対して29日も多く出勤をしています。

国土交通省作成‐建設業の年間出勤日数の推移

 

さらに、国交省「建設産業政策2017+10」の資料によると、建築工事では93%以上4週6休以下の状況が報告されています。

国土交通省建設産業政策2017+10の建設業の休み

4週6休は祝日関係なく、6連勤+5連勤の繰り返しです。

年間通して3連休などほぼ皆無の状況を言います。

 

よこりょー
そもそも2連休あれば旅行に行きたくなるほど、連休はないです。

 

②業務量が多すぎる

出勤日数が多い背景には、休める状況にないことも原因のひとつです。

 

とにかく仕事量が多く、人員が少ない。

 

これは建設業だけの問題ではないと思いますが、特に建設業では顕著です。

 

JCU日建協の「2019年時短アンケートダイジェスト」でも、現場は休みを取れる状況にないことがうかがえます。

日建協作成‐2019年時短アンケートダイジェスト有給取得抜粋1

日建協作成‐2019年時短アンケートダイジェスト有給取得抜粋2

 

よこりょー
改革しなくても休めるのであれば、今までもみんな休んでますよね。

 

③超長時間労働

これは本当に難しい問題なのですが、これくらい残業しなくてはならないことは良くあります。

32:33の記載は間違いではないです。朝8:33の意味です。

 

他の業界だってこれくらいありますよ。

分かりますが、問題はこの残業時間が常態化している点です

 

JCU日建協の「2019年時短アンケートダイジェスト」でも、2019年の建設現場の残業時間は2018年の全産業の約3倍です。

よこりょー
本当はもっと残業多いはずなんですけどね

日建協作成‐2019年時短アンケートダイジェスト残業時間推移抜粋

国交省「建設産業政策2017+10」においても、建設業の年間労働時間は全産業と比較して336時間多いと報告しています。

国土交通省建設産業政策2017+10残業時間

300時間は1日8時間労働と考えれば、37.5日多く働いている計算です。

 

よこりょー
「世の中休みすぎ。真面目に仕事しろよ。」って施工管理時代は思ってました。

 

参考働き方改革でサービス残業は増加|建設業の残業上限と対策法

 

④業界風土がブラック

このツイートは業界と一般の感覚の本質を突いていると思います

 

メディアでも”過労死”や”自殺”などのニュースになると建設業の労働環境が問題視されますが、普段はみな人ごとです。

 

建設業は3Kで当たり前、危険で当たり前、夜間にやって当たり前。

 

誰もがそんな業界への認識がないとは言えないはずです。

 

自分に置き換えて想像してみて欲しいですよね。

  • 真夏は35℃を越える炎天下の中、1日中外で肉体労働
  • 0℃を下回る真冬でも、詰め所のストーブで手を温めながら1日働く

ほとんどの人はこの状況では働けません。

 

「休みたくても休めない。」

そんな状況にあるのが建設業です。

 

そのため、「施工管理はやめとけ」と言われてしまうんですね。

 

参考【最新版】施工管理の激務は軽減されている?本当かどうかを解説

 

施工管理の実態と私がやめた理由【経験談】

施工管理の実態とやめた理由【経験談】

では施工管理の実態について触れていきます。

 

私の経験は、施工管理は働き方改革で変われるのか?【業界11年の元所長が解説】でも詳しく触れていますが、毎日やることは多いです。

 

私もやはり、休みはなく、超長時間労働でした。

 

特に私の場合は中堅・中小クラスのゼネコンにいたことから、小規模・少人数の現場が多かったです。

 

そのため、休みは取りたくても代わりがいない

 

最後は一人現場だったので、事務仕事・施主対応も全て自分で行い、業務量は普通ではなかったです。

 

当然サービス残業もあり、年収も”わりに合わない”と感じていました。

 

ベストセラーの『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』を読むと、より施工管理は”わりに合わない”と強く感じますよ。

参考【要約・図解】LIFE SHIFT/ライフシフトに学ぶ|ワークライフバランスがないと不幸になる

 

ちなみに年収の詳しい金額は以下の記事で公表してますので、興味のある方は参考にしてみてください。

 

ちなみに施工管理を辞めた理由は、「子育て」です。

 

とにかく私の場合も「時間がない」ことは本当に問題で、もともと転職は考えていたものの、早いタイミングで決断しました。

 

現場監督を辞めたい!と思ったら読む記事|転職先とキャリアで転職時の考え方も記載していますが、家族の時間が取れないことが施工管理の大きな問題です

 

そもそも施工管理とはどんな仕事か

施工管理はどんな仕事か

ではカンタンに、施工管理の仕事はどんなものなのかご説明していきます。

 

大変だったことは参考施工管理は何が大変?理由7選と5人の体験談【年収とキャリア】で紹介してますので参考に。

 

イメージは製品を作るのにすること全てです。

 

  • モノを作るコスト。【原価管理】
  • モノを作るスケジュール。【工程管理】
  • モノの品質。【品質管理】
  • 建物を作る際の安全。【安全管理】

いわゆる4大管理と言われます。

 

一般的なモノづくり企業では、これらは各担当部署に業務が振り分けられます。

 

しかし、施工管理はこれら全てをこなすのが仕事です。

 

マルチプレイヤーになれますね。

 

業務の内容は以下。

業務内容

1:原価管理

  • 利益計画書作成・管理・報告
  • 施工業者選定・金額ネゴ、etc

2:工程管理

  • 工程表作成
  • 歩掛管理、etc

3:品質管理

  • 施工計画
  • 各種品質検査
  • 施工写真撮影、管理、etc

4:安全管理

  • 安全協議会
  • 労働基準監督署への申請、etc

 

1日のスケジュールもこんな感じです。

業務スケジュール

  • 5:45 起床
  • 7:00 始業
  • 8:00~9:00 朝礼、現場巡回
  • 9:00~ 手配・計画書他
  • 10:00~12:00 業者・施主等打合せ
  • 12:00~ 確認連絡他
  • 13:00~ 昼礼、現場巡回
  • 13:30~ 段取り、手配連絡
  • 14:30~ 配筋検査
  • 16:30~ 現場巡回
  • 19:00~ 現場作業終了、戸締り
  • 19:00~22:30 請求書処理、予算計画
  • 22:30~23:00 休憩・仮眠
  • 23:00~2:00 施工図修正
  • 2:00 就寝

 

よこりょー
だいたいこんなスケジュールです。

 

なかなかの激務ですけど、これでも「いける!」と言う方は、ぜひ【施工管理向け】転職エージェント厳選5社|忙しくて転職する暇がない人へ!を参考に転職エージェントと相談してみてください

 

冒頭でも紹介したJACリクルートメントは、面談後の紹介求人は圧倒的に好条件で表に出ないので、一見の価値ありです。

 

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もう少し詳細な仕事の状況等はこちらも参考にして下さい。

 

施工管理にもホワイトな仕事はある

施工管理にもホワイトな業種はある

施工管理はやめとけというのが良く分かりましたが、出来たらホワイトな施工管理で働きたいです。。。

 

一応、施工管理にもホワイトな仕事はあります

 

それは"改修工事の施工管理"なのですが、その理由を知りたい方は施工管理でもホワイトな企業はこの業種!建設業界11年目社員が公開を読んでみてください。

 

「今後の建設業の展望」や、「派遣はおすすめしない」ことも紹介しています。

 

参考2021年に消える!施工管理の派遣の3つのメリット【使い捨てにされないために】

 

ただし、施工管理からの転職を考える際の注意点もあるので、こちらの記事を参考にしておくと失敗しにくくなります。

 

「施工管理はやめとけ」を信じるなら不動産業界もあり

「施工管理はやめとけ」を信じるなら不動産業界もあり

ホワイトな施工管理と言われても信用できない。年収は高い方がいいし、キャリアダウンもしたくない。

 

「施工管理はやめとけ」を信じるなら、ディベロッパーも選択肢としてはありかと思います。

 

参考施工管理からディベロッパーへの転職の具体的な手順|知らないと損

 

理由は以下の3つです。

  1. 労働環境が厳しくない
  2. 週休2日取れる
  3. 上流工程にキャリアアップ

 

ただし、入る会社を間違えると失敗するので、よく業界を研究した方がいいです

 

”未経験で不動産業界に入る方”や”施工管理からディベロッパーや不動産業界を検討したい方”は、以下の記事も参考にしてみてください。

 

施工管理はやめとけ|まとめ

施工管理はやめとけ|まとめ

この記事の内容を要約します。

この記事の要約

  • 「施工管理はやめとけ」は「信じていいけど100%は信じるな」
  • 「施工管理はやめとけ」と言われる理由は
    • 休みがない
    • 休める状況にない
    • 超長時間労働
    • 業界風土
  • 施工管理の実態は評判どおり
  • 施工管理の仕事は多い
  • 施工管理のメリットは
    • マネジメント力が付く
    • 管理スキルが身に付く
  • 施工管理でも改修はホワイト
  • 「施工管理はやめとけ」を信じるなら不動産業界もあり

 

結論としては、

  • 「技術とマネジメント力の目的で施工管理をやるならOK」
  • 「給与・やりがい目的で施工管理をやるならならやめとけ」

です。

 

理由は、とにかく時間は無いからです。

 

給与・やりがいと時間が天秤にかかるような状況になると、確実に不満がでます。

 

施工管理の良い面・悪い面を理解して判断していきましょう。

 

やれる人はどうぞこちらへ。

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最後にその他の参考記事も紹介しておきます。

 

  • この記事を書いた人

よこりょー

ビルキャリは"ゆとり"を叶える「お金」や「働き方」の経験談を発信しています。転職3回で年収は4倍に(240万⇒960万)【経歴】大卒で大工 ▶︎ 挫折し1年放浪 ▶︎ 施工管理(所長) ▶︎ 財閥デベ(技術主任) ▶︎ 某日系大手金融(技術主任) ◇私の経験が苦労している建設マンの参考になればとブログを書いています。

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