施工管理の転職ノウハウ

施工管理に向いてない人の特徴15選と使える5つの対処法

施工管理 向いてない

この記事の監修者

小寺 博之/上級執行役員

新卒で教育業界を経験後、人材業界に転身。大手転職エージェントを経て、2017年1月、株式会社ゼネラルリンクに入社し、人材紹介事業の立ち上げを行う。 人材紹介事業部の事業部長を経験した後、2021年4月に執行役員に就任。

施工管理に向いてないかも...
もし本当に向いてないなら、どうしたらいいですか?

そんな悩みにお答えします。

この記事でわかること

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よこてん

この記事のライター

  • 建設・不動産業界でキャリア14年目
  • 転職3回(元職人・元ゼネコン所長)
  • 一級建築士・一級建築施工管理・宅建士ほか

詳しいプロフィールはこちら>>

毎日先輩や上司に怒られて、本当に向いてないんじゃないかって思ってきてます。

めっちゃ分かります。

たとえ施工管理に向いてる人でも、「自信なくすわ・・・」というのは若手施工管理のあるあるです

だから気になるのが、

「自分は施工管理に向いてないの?」

「向いてなかったら施工管理は辞めた方がいいの?」

という悩みです。

よこてん
私もすごく悩みました。

そこでこの記事では、「施工管理に向いてない人」かどうか?向いてない場合どうすればいいか?について、私の経験も含めて”現実的”な視点で解説していきます。

5分程度で解決できますので最後まで読んでみてください。

こんな方におすすめ

  • 施工管理に向いてないかもと悩んでいる方
  • 施工管理を辞めたほうがいいのか心配な方

施工管理の仕事内容とは?

施工管理とは、建設工事の施工を管理する仕事です。

施工管理は現場で工事の指示や確認をするだけでなく、施工計画や書類作成・管理も行います

代表的な施工管理の仕事は4大管理と呼ばれる以下の4つです。

工程管理

現場の進捗に合わせて人材の手配を行って工事を工程どおりに進める

安全管理

現場環境や設備を整えて作業員の安全を確保する

品質管理

材料・寸法に間違いがないか、不具合が発生しない施工になっているかの確認

原価管理

工事を予算内に収めるための経費管理、追加工事の見積もり取得ほか

品質管理をしているイメージの強い施工管理ですが、実際には事務所で計画を作成したり、人材の手配や管理も行っているため、現場事務所での仕事も多い職種です。

  • 大手求人サイトで全国トップクラスに輝いたアドバイザーが在籍
  • 年収1000万円以上になった方も
  • 年収350万円以上の大幅UP事例もあり
  • 業界特化で「分かっている」提案。企業知識が段違い
  • 休日や夜間でも専属アドバイザーが対応

【厳選】施工管理に向いてない人の特徴チェックリスト15選

施工管理に向いてないのか判断するためのチェックリストです

本当に必要な15項目を厳選しています

よこてん
「計算が苦手」とか「下ネタが苦手」とか「暑さ寒さに弱い」といったどうでもいい特徴は省いてます。

重要度別に紹介しますので、あなたに当てはまるのか確認してみてください。

目安は、

  • 重要度Sランクで2項目
  • 重要度Aランクで3項目
  • 重要度Bランクで5項目
  • S・A・Bの合計8項目

が当てはまると、残念ながら施工管理には「向いてない」です。

【Sランク】

Sランクの内容は、あなたの価値観に関わる内容をピックアップしています。

このSランクに複数当てはまると、もう施工管理としては致命的。

当てはまってしまった人は、残念ながら本当に施工管理に向いてない人なので、やめといた方が無難です

よこてん
言い切りますが、14年業界にいて、この特徴を持って続けられている人を見たことがないです。

どうでもいい細かいことより、このSランクの特徴を押さえることが大事なので、しっかり確認してください。

①自分で判断したくない

自分の責任で判断したくない人は施工管理には向いていません。

理由は、その場で判断することを1日何十回も求められるから。

よこてん
職人さんに「ここどうする?」と聞かれてすぐ答えないといけないのは日常茶飯事ですね。

大きめのことでは、協力業者との交渉で「施工計画と工程とコストはこれで」と契約の取極めを判断しないといけない。

こういった自分の責任でどんどん判断をしていくことが嫌な人は、施工管理には向いていません。

②安全に対する意識が薄い

危険なことを危険と感じる意識の薄い人は施工管理には向いてないです

なぜなら、現場の仕事は危険に満ちているからです。

現場の仕事は、誰かがケガをしたり、亡くなったりする確率はオフィス業務と比べてはるかに高いです

ちょっとした間違いが、命を落とすことにつながる環境です。

その人の命を預かる意識の薄い人は、施工管理には向いていないです。

③プライベートを充実させたい人

プライベートを充実させたい人は本当に施工管理に向いていません

なぜなら、施工管理にプライベートの時間はほぼ無いからです。

【参考】施工管理はプライベートがない!11の原因と5つの解決方法まとめ

よこてん
仕事が週6で7:00~23:00とか普通です。

自分の時間は1日1時間取れれば良いほうです。

この状況ではプライベートを充実させることは不可能なので、プライベートを重視したい人は施工管理に向いていません。

④理不尽に敏感な人

理不尽に敏感な人は本当に施工管理には向きません

なぜなら、施工管理の仕事をしていると理不尽なことは日常茶飯事だからです。

例えば、

  • 担当ではない工種の不手際で先輩にキツく怒られる
  • 近隣から急にクレームをつけられて罵られる
  • 言った言わないの議論になって、年次の低い自分が謝る

など

自分の責任ではない部分で怒られたり、仕事を処理したりしないといけないことが山ほどあります。

この理不尽を敏感に捉えてしまい、ストレスを溜めてしまう人は施工管理には本当に向いてないです。

【参考】施工管理に多いパワハラ具体例と5つの対処法【辞めたらどうなる?】

⑤自分の意見を持たない人

自分の意見を持たない人は施工管理に向いていません

理由は、職人さんの信頼を得られないからです。

たとえば、現場で「ここどう納める?」と職人さん聞かれることは多々あります。

それに対して、

所長(主任)に確認します。

が毎回だと職人さんはもう聞いてきません。

そしてその施工管理の指示も聞きません。

鉄筋の定着L2なんで、X3通り側に寄せて定着確保できればいいです。

確認はあとでしておくので進めてもらってOKです!

みたいに意見を持って指示できるとちゃんと職人さんは動いてくれます。

【Aランク】

Sランクの次に重要なのがAランクです。

心掛けや能力の部分での向いてない人の特徴をピックアップしてます。

致命的ではないですが、複数当てはまってしまうとなかなか施工管理の仕事はキツイはずです

改善できる内容でもあるので、施工管理を続けたい人は当てはまってしまったら直せるところはないか振り返ってみましょう。

⑥施工管理は「ものづくり」の仕事だと思っている

施工管理は「ものづくり」をしているのではなく、「ものづくりの計画とマネジメント」をしています

「ものづくり」は職人さんの仕事です。

ここを理解できない人は施工管理に向いていません

理由は、そもそも施工管理の仕事の主旨を間違えているので、上手く仕事を回せないからです。

例えば竣工した後、

あそこの庇の躯体と防水と金物の納まり、悩んだなぁ~

と思えればOKですが、

あそこの庇の躯体と防水と金物の納まり上手く行かなくて、色々作業したなぁ~

と、

自分がものづくりをしたことにやりがいを感じている人はNGですね。

【参考】施工管理のやりがいは「ものづくり」ではない!綺麗事で現場は回らない

⑦コミュニケーションを取りたくない

施工管理の仕事はコミュニケーションがかなり重要です

それは施工管理の仕事は技術職だけでなく、マネジメント職の側面も強いからです。

職人さんや協力業者に動いてもらわないと現場が進まない仕事なので、「いかに人を動かすか」は施工管理にとって重要な仕事

この「いかに人を動かすか」には当然コミュニケーションが必要になってきます。

苦手でも仕事と割り切ってコミュニケーションを取れる人は良いですが、完全にシャットアウトしたい人は施工管理に向いていません。

⑧関係業者に対して礼儀がない

施工管理の仕事は礼儀が大切です

よこてん
※どの仕事も当たり前ですが...

理由は、施工管理の仕事は人付き合いだからです。

職人さんや協力業者はほとんどの方が年上で人生の先輩にあたります。

その方々に動いてもらって施工管理の仕事は成り立つので、「あれやってください」「これやってください」といった、契約関係の立場で指示をしていると上手く行きません

礼儀がない人は施工管理には向きません。

⑨スケジュールを管理するのが苦手

施工管理にとってスケジュール管理は最も大事な要素のひとつです。

理由は、

  • 発注期日
  • 業者手配
  • 施工計画
  • 図面期日
  • 現場進捗
  • もの決め
  • などなど

スケジュールを管理できていないと、現場が進まないことが非常に多いからです。

とりあえず、進んでるからOKっしょ。

という人は施工管理には向いていません。

⑩マルチタスクをこなす気力のない人

マルチタスクをやる気力がない人は施工管理には向かないです

理由は、施工管理は業務量が多すぎてマルチタスクで業務をこなさないと仕事が回らないからです。

本来、仕事はシングルタスクを高速で回す方がパフォーマンスは高いのですが、施工管理はシングルタスクをできる環境にないです

すぐ職人さんや協力業者、上司、施主から電話がかかってきます。

何かをしながらでも仕事をこなすマルチタスクをやっていく気力がなければ施工管理は向いてないでしょう。

【Bランク】

性格や、好き嫌いで施工管理に向いてる・向いてないを判断できます

次のような性格だったり、好き嫌いがある人は、施工管理の仕事はなかなかストレスが溜まるはずです。

思い当たる節がある場合には、施工管理に向いてない人なので、ぜひ自分のことを振り返ってみてください。

⑪過去を引きずるタイプの人

過去にあった失敗を引きずってしまう人は残念ながら施工管理には向きません

理由は、過去を振り返る暇がないくらい今の仕事が忙しいからです。

例えば、

  • 足場の拾いミスでアンチが足りなかった
  • 古い施工図を大工さんに渡してしまい手戻りをさせてしまった

など。

明らかな自分の失敗を厳しく怒られてへこんでしまい、今の仕事が遅れてしまう。

すると、遅れたぶんだけ今の仕事でさらにミスをしやすくなります。

過去の失敗を引きずって、モチベーションが下がってしまう人は施工管理には向いていません。

⑫お人よしな人

お人よしの人は正直に言って施工管理はあまり向きません

なぜなら、仕事を押し付けられやすいからです。

例えば、

  • 「西棟の3階、資材あったら作業できないだろ。片付けといてよ」
  • 「施工の段取りと搬入はうちの範疇じゃないので、組で手配して下さいよ」

とか。

とにかく建設業は「自分達の手をいかに動かさずに出来高を上げるか」で売上が変わるので、なるべく他人に仕事を振ろうとします

お人よしの人は断りきれずに仕事を受けてしまうので、あまり施工管理には向かないです。

⑬想定外のことでパニックになりやすい

想定外のことであたふたしてパニックになりやすい人はあまり施工管理には向きません

理由は、施工管理は想定外の事態ばかりが起きる仕事だからです。

例えば、

  • 搬入予定の資材が入ってこない
  • 事前に指摘していた箇所が施工されていない
  • 業者が乗り込み間近になって現場に入れないと言い出す

など。

その都度、計画や予定の変更・再調整や交渉を行っていく必要があります。

自分の想定外の事態になったとしても、落ち着いて対処し、現場を進められないと施工管理には向いてないです。

⑭体力がない

ありきたりなことですが、体力は結構大事な要素です

結局のところ体力のない人は、施工管理は向いてないです。

理由は、なんだかんだ施工管理の仕事も体力勝負の部分があるからです。

  • 15Fまで躯体と足場の階段で往復
  • 日中は現場管理、夜間は事務所で図面作成
  • 週休1日を半年以上

など、結局は体力がないと勤まらない環境であることは確かです。

なので、体力がない人は残念ながら施工管理には向いてないです。

⑮体育会的なノリが苦手な人

SランクやAランクに比べると重要度は低めですが、向かない人の特徴としては結構影響が大きいです。

結局、体育会的なノリが苦手な人は施工管理に向かないです

最近はやわらいでいる企業もありますが、いまだに体育会のノリは顕在です。

上の世代の先輩方はそういった環境で生きてきていますから、少なからず体育会のノリはあります。

よこてん
私の同僚も体育会ノリが嫌で施工管理を辞めていきました。

多少は平気。と言う人はOKですが、本当に嫌。と言う人は施工管理には向かないです。

紹介した以外にも施工管理がおかしいと言われてしまう理由があります。
理由については以下で解説しています。

施工管理に向いてない人を改善するための具体的5つの対処法

施工管理に向いてない人に当てはまってしまった場合でも、改善するための行動は取れます

【厳選】施工管理に向いてない人の特徴チェックリスト15選の中の、Aランク・Bランクは改善の余地があります。

明日からでも始められるようなことなので、ぜひ実践してみてください。

よこてん
一応、20代で所長になった私が実践していたことなので、参考にしてみてください。

①一服の時間は職長と雑談する

各工種の職長とコミュニケーションを取ることは、意外と重要です

その理由は3つの効果を得られるからです。

職長との雑談の3つの効果

  1. 職長との関係値構築の効果
  2. 現場状況把握の効果
  3. 技術面での成長の効果

単純に職長と雑談することで、職長との関係値は高まります。

よこてん
心理学で言う「単純接触効果」(ザイアンスの法則)と言って、「接触する回数の多い人に好感を持つようになる効果」を利用しています。

また、職長は私たち施工管理の目の届かない場所まで現場を見ています。

その職長からの情報は現場運営には非常に重要。

自分の目だけでなく、10人の職長の目で現場を見てもらえば、現場把握は10倍効率が上がります

また、職長との話の中で技術的な話が出れば、わからないことはどんどん質問しましょう。

たいていの職長は色々教えてくれます。

自分の技術力向上のためにも、職長の話は貴重です。

これはベストセラーの『転職の思考法』にも書かれている”技術資産”にあたるので、意識的に行動した方がいいです。

【参考】【図解まとめ】5分で学ぶ『転職の思考法』|年収4倍にした著者が実践する手順を解説

②小さな意思決定を積み重ねる

小さなことでいいので、自分の責任で自分で意思決定することを意識しましょう

職人さんに聞かれたことに対して、「確認します」ではなく、その場で判断するようにします。

仕事ができる大手コンサルの1年目が学ぶ仕事の順序は、「判断 ⇒ 根拠集め」です。

その場で意思決定していくことが施工管理である、あなたの仕事です。

あなたの判断で仕事が進めば、それはあなたの功績です。

逆に間違っていた場合は、謝って正しい形に直してもらいましょう。

これを繰り返すことで、

  • 成功はモチベーションに
  • 間違いは自分の知識に

なっていきます。

判断したら必ずあとから判断根拠の確認をしましょう。

③自分を褒める

とにかく自分を褒めましょう

褒めることで目標達成までの行動が加速し、仕事のパフォーマンスが向上します。

よこてん
これは心理学では「エンハンシング効果」といいます。

それもただ単純に「自分はできる」とか、「よく頑張っている」とかではなく、客観的な数値目標を立てて、その達成時に褒めるようにすると効果的です

例えば、

  • 今日は職長と2回は雑談する
  • 今日は職人さんの質問に対して3つはその場で判断する

とかです。

施工管理はとにかく時間がなくて失敗が多い職種です。

失敗が重なると、自己肯定感が失われる可能性もあるので、意識的に自分を褒めるようにしていきましょう。

④職人さんに「あなたに期待している」という気持ちを伝える

人は期待をされると、その期待に応えようとするデータがあります。

職人さんも、「期待をしている」「信頼している」という期待をかけると、いい加減な行動は取らないようになります

よこてん
これは心理学では「ピグマリオン効果」といいます

例えば、

  • 職人さんの不安全行動の注意
  • 施工不良の指摘を出す

場合などは、

「○○さんだから、これをお願いしている」「信頼している」と伝えることで、能力を発揮してくれるようになります。

これは現場で指揮を取る施工管理に重要なマネジメント能力の成長につながるので、ぜひ実践してください。

⑤時には受け流す

仕事のことでも時には受け流しましょう

施工管理は常に板ばさみで極度のストレスを抱える職種です。

何でも真面目に受け止めていると心身が持たないので、適度にいい加減な方が仕事を続けやすいです

よこてん
私はわりと適当な性格だったので続きました。

理不尽なこと、いら立つこと、所長の長い説教、そんなことも時には受け流して自分をラクに保つことも、施工管理に大事な対処法です。

施工管理に向いてない人のたった1つ致命的な特徴

向かない人の15の特徴のほかにも、本当に致命的なことも1つあります。

その致命的に施工管理に向いてない人の特徴は、エンジニアリングにもマネジメントにも興味がない人です。

その理由は、施工管理という仕事は2つの能力が必要になるからです。

それが、

施工管理に必要な2つの能力

  • エンジニアリング
  • マネジメント

の2つです。

建築の技術と知識で建物を建てるというエンジニアリング要素と、

管理能力で現場をまとめ上げて建物を建てるというマネジメント要素

この2つで施工管理の仕事は成り立っています。

ここで言うエンジニアリングというのは、施工図を描く・仮設計画を立てる・工法を選定・施工許容値の測定をしたりと、自分の知識と経験と計算から建物を建てるスキルを言っています。

またここで言うマネジメントスキルというのは現場4大管理を指しますが、より具体的には、「現場は会社」「職人は会社の社員」として捉えて管理業務を遂行するスキルです。

ですから、このどちらかでも興味がある人は、そこに自分の市場価値を見出だしてキャリアアップに繋げようとしたり、やりがいや楽しさを感じたりしている場合が多いので、施工管理には向いてると思います。

しかし、そのどちらも興味がなければ施工管理に対するモチベーションはないので、向いてない人というレッテルを貼られることになります。

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施工管理に向いてない人のレッテルを貼られないようにするには

「エンジニアリング、マネジメント」どちらかにコミットして仕事をしましょう

当然、両方出来れば申し分ありません。

どちらか一方でも興味を持って仕事が出来れば、その分野のスキルは伸びてきます。

そうすることで、「こっちはダメだけどこっちはいいな。」という評価になってきますので、施工管理に向いてない人というレッテルは貼られにくくなりますね。

ちなみに、エンジニアリング・マネジメントどちらのスキルも施工管理の市場価値を高めるには効果的ですが、おすすめはマネジメントスキルです

その理由と、市場価値を高める方法についてはこちらの記事にまとめてますので参考にしてみてください。

参考【図解まとめ】5分で学ぶ『転職の思考法』|年収4倍にした著者が実践する手順を解説

施工管理に向いている3つのタイプ

施工管理に向いている人と聞くと、「リーダーシップのある人」という体育会系のイメージが強いかと思いますが、実はリーダーシップのある人以外にも施工管理に向いているタイプがあります

自分はどのタイプに当てはまるか、ぜひチェックしてみてください。

リーダーシップタイプ

人を引っぱっていくリーダータイプで、施工管理として一番イメージしやすいタイプ

施工管理は多くの業者さんや職人さんと協力、指示しながら仕事を進めていきます。

周りを巻き込んでリードしていける人は、リーダーシップタイプで施工管理に向いていると言えます。

コミュニケーションタイプ

このタイプに当てはまるのは、物腰やわらかく自然と信頼される人です

人を引っぱっていくよりも、人がついてくるようなタイプで、調和を大切に考えてコミュニケーションをとり現場を進めていく人が多くいます。

周りから相談されることが多い人や、「〇〇さんの頼みなら。」と協力してもらえる人は施工管理に向いていると言えます。

頭脳派タイプ

知識と丁寧な仕事で現場を円滑に進めていくタイプです

施工管理の仕事は指示だけではありません。間違いのない図面の作成、緻密な施工計画など、豊富な知識と経験が必要となる場面も多くあります。

正確で丁寧な仕事でトラブル知らずの現場は協力業者からも職人さんからも信頼されます。

地道にコツコツ努力を重ねられる頭脳派の人も施工管理に向いているタイプと言えるでしょう。

施工管理のやりがいと魅力

施工管理にもやりがいや魅力は数多くあります。

仕事をする上でやりがいや魅力がなければ、その仕事を続けることは難しいです。

施工管理を続けるためにも、やりがいや魅力について理解しておきましょう。

施工完了時に達成感が得られる

施工管理でやりがいを感じる瞬間で最も多いのは、施工完了時の達成感です。

何もない土地から、建設工事を管理し、施工が完了したときには他では味わえない達成感を感じることができます

自分の仕事が形に残る

施工管理は自分の仕事が形に残ることも魅力の一つです。

携わった建築物は多くの人が利用し、何十年もその場所で人の役に立ち続けます

自分の仕事が何かに貢献している姿を見ることができるのも施工管理のやりがいに繋がります。

給与が高い

施工管理の平均給与は他の産業と比較しても高く、手に職をつけることもできます。

勤める会社によっては年収1,000万円を超える施工管理もいます

20代の若手でも高い年収を得ることが可能で、早く高給を稼ぎたい人にとっては魅力的です。

おすすめ現場監督で勝ち組になるには○○が必要|年収1000万円の実例とステップを解説

将来的にもスキルの価値が高い

実は、施工管理は将来的にもAIに代替されにくい職種であると総務省が公表しています。

スキルを高めて、将来も安定して稼ぐことができる仕事は多くありません。

AIの発展が目覚ましい現代において、仕事がなくなる不安なくキャリアを積めるのは大きな魅力です。

施工管理に向いてない人はすぐに転職すべき?

施工管理に向いていない人でもすぐに転職する必要はありません。

しかし、転職先は探しておいた方が良いでしょう。

なぜなら、働きやすく、やりがいや成長を感じられる仕事は他にもあるからです

例えば、不動産デベロッパーやファシリティマネージャーなどは施工管理経験者から転職してくる人も多くおり、ホワイトにやりがいを持って働くことができます。

施工管理に向いてないと感じた場合、すぐに転職する必要はありませんが、転職先は探しておくことをおすすめします。

また、本当に転職するべきかは「辞めて良かった事・後悔した事」を読んで判断した方が良いかと思います。

「失敗が続く=施工管理に向いてない」ではない

よく勘違いをしてしまいがちですが、「失敗を続けてしまう=施工管理に向いてない」ではないんです。

失敗を続けてしまう理由は、集中出来ていないからだと思います。

施工管理は同時平行でマルチタスクを捌いていかないと到底終わりの見えない仕事です。

ですから、ひとつの業務に掛けられる時間や集中力は極わずか。

失敗してしまうのは当たり前です

例えば、

足場の拾い中に鉄筋屋に納まりをどうするか聞かれて現場へ、調べながら対応している最中に電話があり、主任から依頼された書類のダメ出しですぐ直せと言われる。

こうなると業務の優先順位をつけてひとつずつやっつけていくしかないです

よこてん
私も過去に何度も失敗を繰り返し、主任や所長からよく怒られていました。

ですが失敗を繰り返すうちに自然と体や頭が仕事を覚えていきましたので、向いてないんだと悲観することはないですし、すぐ転職を考える必要はないです。

失敗し続けないためには

失敗し続けないためには以下の事を意識しましょう。

  • 仕事の出来は65%で投げる
  • スケジュールに余裕を持つ

です。

失敗が続く最大の要因は、仕事を抱えることです

仕事を抱えないように、すぐに手放す

これが失敗をしない一番の方法だと思います。

仕事の出来はおよそ65%程度で一旦手放してOKです。

当然、仕事の出来は100%ではないので各関係者から指摘が出てきます。

指摘が出てきたら、それをすぐ直して80%くらいにすればいいのです。

80%の出来なら何とか仕事は回ります

それに65%から80%にするのは、さほど労力はかかりません。

こうして仕事のスケジュールを前倒しすことで、時間的にも精神的にも余裕が出来ます。

余裕ができれば失敗も減ってきます。

【参考】「3年目なのに仕事できない...」分かるわぁ。転職したい?続けたい?

施工管理が向いてない人の特徴に当てはまってしまった場合の対処

まずは、 エンジニアリング、マネジメントのどちらでもいいので、スキルを得るのは将来への投資だと考えてみましょう。

よこてん
現場の経験は転職市場でも価値が高いです。

突き詰めていけば近い将来、建設業界の大きな波である建設TECH関連のビジネスで勝負出来るようになるかも知れません。

マネジメントスキルについては、こちらの記事でも紹介していますが、マネジメントスキルは汎用性も高く、効率も良いスキルの1つだと思います。

とくに20代30代という若いうちに身に付けておくことで、キャリアを有利に積み上げることが出来るはずです。

このマネジメントを若いうちから経験出来るのは、施工管理の有利な点の1つですから、なるべく自分から取り組んで見ましょう。

【参考】【保存版】キャリア形成はなぜ必要?|転職に必要な考え方と3つのポイント

キャリア形成はなぜ必要?転職に必要な考え方

【保存版】キャリア形成はなぜ必要?|転職に必要な考え方と3つのポイント

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施工管理に向いてない人は異業種への転職もある

エンジニアリングもマネジメントも興味は無くはないけど、とにかくキツすぎて続けられない!
やっぱりどちらにも興味が持てない。。
よこてん
ということであれば、やはり転職を検討していいと思います

何故なら、後ろ向きな姿勢で仕事をするのは、時間と労力の無駄だからです。

自分の経験を棚卸しして、次のステップはどうするか。

次を考えて行動する方が、嫌な仕事をするよりよっぽど人生にはプラスです。

施工管理は市場価値が高いので、わりと転職はしやすいです

参考記事はこちら

施工管理は異業種に転職できる?

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よこてん
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まとめ

施工管理 向いてない

いかがでしょうか?

失敗するからすぐに施工管理に向いてないんだと考える必要はありません。

ただ、施工管理の要素のどちらにも興味が持てない場合、興味はあるけどとにかく辞めたい、という場合は少し将来を考えて良いかもしれませんね。

参考第二新卒に強いおすすめ転職エージェント13選|徹底比較と失敗しない選び方

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