施工管理の転職ノウハウ

施工管理の楽しいところ7選|キャリアのメリット・デメリットも解説

施工管理を始めようか悩んでいる20代のための記事です

施工管理はきついしやめとけと言われることが多く、自分にできるのか不安に感じてしまう人も少なくありません。

しかし、実は施工管理にも楽しいところは多くあり、これらを楽しいと思えれば施工管理に向いているかもしれません

この記事では、施工管理の楽しいところから、施工管理でキャリアを積むメリット・デメリットまで解説します。

5分この記事読むだけで、あなたが施工管理で楽しく働けるのか判断できるようになるので、ぜひ読んでみてください。

この記事でわかること

  1. 施工管理は楽しいところが多い
  2. 施工管理でキャリアを積むメリットは大きい
  3. その代わり施工管理は大変
  4. デメリットのない施工管理もある

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施工管理の楽しいところ7選

施工管理の楽しいところは多くありますが、今回は代表的な7つを紹介します。

よこてん
施工管理経験者ならほとんどの人は共感できるはず。

①仕事の成果が目に見える

施工管理は仕事の成果が目に見えるのが楽しいと感じます

日々建物が図面から現実のものに建っていく過程を見れるのを魅力に仕事を続けている人も多いです。

最初はあまり興味がなくても、次第に楽しいと感じられるようになってきます。

②ものづくりの達成感

施工管理の仕事をしていると、「竣工」という建物の完成の瞬間を経験します。

土地に何も立っていない状態から、建物を立ち上げたものづくりの達成感をこのタイミングで感じることができます

自分がしっかり施工管理に取り組み、苦労して完成させた建物を世にお披露目するときには、きっと楽しいと感じるでしょう。

③自分の計画や手配で工事が進む

施工管理は工事の計画や手配を自分で考え、工事を進めていきます。

最初は先輩の手伝いや現場で決まっている段取りをこなすことから始まりますが、少しずつ自分の裁量も増えて楽しさを感じてきます。

他の職種では許されない、仕事を自分の裁量で進めていける自由が施工管理の楽しさの一つです

④成長を実感できる

施工管理は社会人としての成長が早い仕事です。

なぜなら、施工管理は”管理職”だから。

現場には10人~300人と職人さんが仕事をしに来ます。

その職人さん達に仕事を指示し、実施内容を確認し、また作業の相談や協議を20代前半から行います。

10人以上の仕事の管理をする管理職は他の仕事では40代くらいでしょう。

そのため、日々成長していることを実感できる施工管理を楽しいと思っている人は多くいます

⑤お施主さんからの「ありがとう」

施工管理をしていると、お施主さんから感謝を伝えられることがあります。

特に個人のお施主さんをお客さんとしている施工管理は、会話をする機会が多いです。

日々苦労して建物を建てている中で、お施主さんに「ありがとう」と言われると、頑張ろう!という気持ちにもなれます

そんなお施主さんの「ありがとう」も施工管理の楽しさの一つです。

⑥職人さんとの笑い話

職人さんとの笑い話は本当に楽しいです。

職人さん達は10時と15時に30分の休憩をします。(”いっぷく”という)

この時間に仕事の打ち合わせをすることもありますが、順調な現場は職人さんとのコミュニケーションの時間にすることもできます。

職人さんは気さくな人も多く、くだらない話をして笑いが起こることはしょっちゅうです

仕事の時間に笑いがあることは、仕事を続けるためには重要ですし、施工管理の仕事の楽しさの一つでもあります。

⑦チームとしての一体感

現場の仕事は職人さん達と一丸となって建物を建てるチームプレーです。

建設の現場では様々な問題が発生し、予定通りに進まないことは日常茶飯事です。

しかし、施工管理が指揮官となり、チームで良い建物を作ろうと進んでいる時には、本当に楽しいと感じることができます

施工管理のきついところ3選

施工管理にもきついところは多くあります。

ここでは代表的な3つを紹介します。

①休みが少ない

施工管理は休みが少ないです。

他職種の友人たちが休みの日で集まっていても、自分は仕事ということはしょっちゅうあります

これは、建設業自体が休日が少ないためで、いまだに週休2日が実現できていません。

働き方改革法などで業界として改善の兆しはあるものの、他職種と同様の休みを確保するにはまだまだ時間がかかると言われています。

②残業が多い

施工管理は残業が多いと感じる人もいます。

月100時間以上の残業がある現場も一定数あるでしょう

2024年4月には残業規制の法律が施行され、45時間以上は残業させない会社が増えると想定されていますが、2023年の現在でも残業を45時間以内におさえきるのが難しい仕事量ではあります。

③コミュニケーションのストレス

施工管理はコミュニケーションのストレスをきついと感じる人も多いです。

施工管理は休日も少なく業務時間も長いため、家族以上に職場の人と過ごすことになります

この長時間過ごす人達とのコミュニケーションに不都合がある場合はストレスを抱えやすいです。

現場は完成すると次の現場に配属されるため、1年~3年といったスパンで異動になります。

しかし、1年~3年も長時間ストレスを抱えながら仕事をするのは相当きついです。

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施工管理を仕事にするキャリアのメリット

施工管理を仕事にするメリットは非常に大きいです。

若いうちから施工管理を経験することで、その後のキャリアの伸びしろが大きくなっていきます

手に職をつけてキャリアを積んでいきたい人は、ぜひ確認してみてください。

①年収アップしやすい

施工管理は年収がアップしやすい職種です。

企業にもよりますが、年収300万円で始めた施工管理が5年で600万円にまで伸びることは多々あります。

また施工管理の経験を活かして転職をすることで、さらに年収を50万円、100万円上げていくことも可能です。

今は売り手市場なので、転職すればするだけ年収は上がります

現場監督で年収1,000万円以上を得る方法も紹介していますので、気になる人は読んでみてください。

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②若いうちからマネージャー業務ができる

施工管理は若いうちからマネージャー業務ができることも、キャリアにとって大きなメリットです。

マネージャー業務はいわゆるマネジメント能力が必要で、マネジメント能力は他業界の他職種の高年収管理職でも必要なスキルです。

20代からマネジメント能力を身につけることで、将来的にも食いっぱぐれのない人材になることができます

施工管理を仕事にするキャリアのデメリット

施工管理を仕事にする場合には、デメリットもあります。

ここでは現実的なデメリットについて解説します。

①家族や自分の時間が少なくなる

施工管理を仕事にすると、家族や自分の時間はほぼ少なくなります

仕事の日はもちろん、休みの日でも台風や大雨、地震などがあった場合は、現場確認に行ったり、現場に泊まり込みで待機をしたりします。

仕事が非常に多いため、資格勉強の時間も確保が難しいほどです。

家族を大事にしたり、仕事以外でも自分の時間を使いたい場合には、施工管理に就くのはデメリットになります。

②テレワークはほぼできない

施工管理は現場のものづくりの管理を行うため、基本的にテレワークはできません。

コロナ禍の中でもテレワークをしていた社員は2割にも満たない人数でした。

在宅ワークをしたり、柔軟に働ける環境に魅力を感じている場合には、施工管理に就くのはデメリットになります

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施工管理を楽しいと思える人の特徴5選

施工管理を楽しいと思える人にはいくつかの特徴があります。

これらの特徴に当てはまれば施工管理に向いている可能性が高いので、ぜひ確認してみましょう。

①前向きな性格

施工管理ではトラブルや失敗は日常茶飯事です。

問題が発生するたびに考え過ぎてしまったり、落ち込んだりしてしまうよりも、楽観的で前向きな性格の方が施工管理を楽しいと感じられるでしょう。

②マネジメントの仕事に興味がある

施工管理の業務は技術の仕事と思われがちですが、実はマネジメントの範疇が大きい仕事です。

技術職としての経験やスキルだけでなく、管理職として人を動かす仕事を早くから経験したい人には施工管理は楽しいと感じるはずです。

③計画したり予定を立てるのが好き

施工管理は常に計画を立て、予定通りに進んでいるかを確認し、修正していく仕事です。

普段から旅行の予定や目標達成の計画を立てるのが好きという人は、施工管理を楽しいと感じられるでしょう。

④問題をどうやって解決しようか考えるのが好き

現場発生する問題は必ずしも答えがあるわけではありません。

現場で職人さんに効かれる建築の納まりや工程の組み方も、自分で考えて決める場面も多くあります。

決まった方法だけでなく、自分で考えて問題を解決できたときが楽しいと感じれる人は施工管理でも楽しいと感じられるはずです。

⑤切り替えが早い

建設の現場は失敗したり嫌なことがあっても、くよくよしている暇はありません。

所内や職人さんとの人間関係をこじらせてしまっても、現場は進めなくては終わりません。

自分の気持ちをスッと切り替えられる人は、仕事もスムーズに回るようになり、施工管理を楽しんでいる人が多いです

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施工管理を楽しく始めるためのチェックリスト

では実際に施工管理を楽しく始めるには何をすれば良いのかを解説します。

施工管理のデメリットを避けつつ、施工管理のキャリアを積んでいきたい人はぜひ確認してみてください。

施工管理の楽しいところに魅力を感じるか

まずは施工管理の楽しいところを魅力的だと思えるかどうかを自分に問いかけましょう。

施工管理の楽しいところをあまり魅力に思えないのなら、施工管理はやめておいた方が良いでしょう

なぜなら施工管理はデメリットもあるため、楽しいところを魅力に思えなければ長続きしないからです。

まずは、自分が施工管理を楽しいと思える性格か、もう一度確認しましょう。

施工管理のきついところが許容できるか

次に施工管理のキツいところを許容できるのか、自分に問いかけましょう。

メリットの楽しい部分を魅力に感じても、「残業が多かったりテレワークできないのは絶対に嫌だ!」と考えていたら施工管理は楽しいと感じることはできなくなります

施工管理のきつい部分も良く理解しておきましょう。

デメリットがなければ施工管理ができるか

業種と企業を選べばデメリットがない施工管理もあります

改修ゼネコンや派遣の施工管理がその例です。

改修現場は作業時間の制限があることが多く、業務時間は新築と比較して短い傾向にあります。

また、派遣の場合は働き方に融通が聞くことや、残業が少ないことも多く、デメリットが少ない傾向にあります。

希望する条件の施工管理をエージェントに伝える

転職サイトで求人を見るだけでなく、転職エージェントと面談して希望を伝えましょう。

きつさやデメリットの少ない企業は多くない上に、求人票だけでは判断できません。

そのため、企業の内情を知る転職エージェントに希望を伝え、希望に合致した企業を紹介してもらうのが安全です。

未経験から良い施工管理への転職する具体的な方法は、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

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施工管理の楽しいところ|まとめ

施工管理には楽しいと感じれる要素が数多くあります。

あとはその楽しい部分を好きになれるか、施工管理のデメリットを許容できるかが、施工管理を楽しめるかどうかの分かれ道です。

施工管理には向き不向きもあるので、施工管理になるかどうかは必要とされる能力も確認してから判断してみましょう。

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この記事のライター

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よこてん

この記事のライター

  • 建設・不動産業界でキャリア14年目
  • 元ゼネコン所長
  • 現職:不動産ディベロッパー建築部門チーフ
  • 一級建築士・一級建築施工管理・宅建士ほか

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