施工管理の転職

女性でも未経験から施工管理はできる?経験者に聞く心構えややりがい

女性も未経験から施工管理ができる?経験者に聞く困ったこと良かったこと

この記事でわかること

女性で未経験でも施工管理はできますか?
施工管理はやりたいけれど、大変と聞くし少し不安です。
女性で施工管理をしている方の声を聞いてみたいです。

こんな疑問にお答えします。

女性が未経験で施工管理を目指そうと思っても、男性が多い職場なので諦めてしまっている人も少なくありません。

よこてん
実際に施工管理で働いている女性は数多くおり、女性が働くことは可能です!
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よこてん

この記事のライター

  • 転職3回(元職人・元ゼネコン所長)
  • 建設・不動産業界でキャリア14年目
  • 不動産ディベロッパー建築部門チーフ
  • 一級建築士・一級建築施工管理・宅建士ほか

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こんな方におすすめ

  • 女性で未経験から施工管理に挑戦したい人
  • 女性が感じる施工管理のやりがいが知りたい
  • 女性で未経験から施工管理をする場合の心構えが知りたい
  • 施工管理でキャリア形成を考えている女性の方

女性で未経験から施工管理を始めようと考えている方は、施工管理になる上でのアドバイス・応援もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

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女性でも未経験から施工管理ができるのか?

施工管理のメリット

もちろん女性も未経験から施工管理になる、続けることは可能です。

施工管理になれるなれない、できるできないに、性別は関係ありません

私の大学の同級生の女性は大手の建設会社で初の女性所長にもなっていますし、近年では女性の施工管理も増えています。

その証拠に、国交省が2021年9月10日に発表した、令和2年建設活動実態調査(国土交通省)では、ゼネコンの女性技術者は前年比40%増と女性の施工管理の人数が急進しています。

つまり、これまで男性社会で女性が入っていきにくかった施工管理にも、女性が働きやすい環境が整備され始めたということです。

女性が未経験で施工管理を始める上での心構え

女性が未経験で施工管理を始める上で知っておいた方がいい、心構えがあります。

施工管理になる前に、心構えを十分に理解した上で始めると良いでしょう。

①体力が必要

施工管理は肉体労働ではありませんが、他の一般的な事務職と比較するとどうしても体力を必要とする場面は多くあります。

現場は毎日足場の階段で上り下り、資材・道具の移動、現場の清掃などは日常茶飯事です。

②長時間労働になることがある

現場が工程通り進まない場合や、忙しい時期などは、長時間働くこともあります。

労働時間が7時〜22時・23時になることも。

場合によっては時短勤務を希望することもあると思いますが、現時点では時短社員として施工管理を続けるのは難しいでしょう。

ただ、2024年4月の労働基準法の適用が始まり、今後は施工管理の働き方は改善されていく可能性が高まっています。

実際に休日数の増加や残業時間の減少ができてきています

③未だに圧倒的に男性が多い

建設業界はまだまだ男性比率が圧倒的です。

令和2年建設活動実態調査(国土交通省)によると建設業技術者の男女比率は以下のようになっています。

  従事者数
男性 112,839 93.3
女性 8,107 6.7

そのため、男性の輪の中に入るのが苦手な女性にとっては入りづらい業界と言えるかもしれません。

④更衣室やトイレが整っていないことが多い

職場環境の整備は急速に進んではいますが、未だに更衣室やトイレといった問題は残っています。

これは都心の現場などでは狭小地でスペースも無いことから、男女別に分けてスペースを確保できないためです。

施工管理の仕事において女性で良かった事

女性の施工管理者を対象に女性で良かった事ややりがいについてのコメントを集めました。

女性だからこそ良かったと感じる点もありました。

①指名いただけるようになった。後輩から尊敬してもらえるようになった。

30代女性

男性より良い結果を出すためにずっと努力したかいがあり今では私を指名してくれる業者さんや私がやるならと仕事を受けてくれる下請けさんが出来たことです。また後輩に施工管理の女性が増え尊敬していると言ってくれたのも嬉しかったです。

②「男性より対応が丁寧で相談しやすい」と言われた

30代女性

得意先から『男性の方より対応が丁寧で相談しやすい』とおっしゃっていただけた時は嬉しく思いました。
また仕上材の色の微妙な違いや竣工前のダメ拾いなどは女性の方が気がつきやすいらしく、褒めてもらえることもあります。

③女性のお客様へ寄り添ってご提案できる

20代女性

女性ならではの感性が生かされる場面も多いです。また女性のお客様へ寄り添ってご提案できるし距離も近くなれることも多いです。
現場へ行く際に女性スタッフの同行を求めるお客様も多くなりつつあるので同性としての安心感を与えて上げれる点は良かった点だと思います

④女性が間に入ることで収まる議論もある

20代女性

業者とお客様の間に女性が入ることで今まではピリピリしていたことが丸く収まることもある。

⑤女性を理由に配慮してくれることもある

20代女性

比較的、仕事でご一緒する方に優しく接していただけたように感じます。女性だからと気を遣ってくださり、優しく教えてくださったり、残業もありましたが早目に帰れるよう配慮してくださったりしました。男性に比べて女性が少ないぶん、酷い扱いは受けなかったように思います。

女性が施工管理の仕事で困ること

施工管理という仕事をする中で、困ったことを答えていただきました。

中には女性ならではの気になるポイントもありました。

①ケガやトイレ事情

30代女性

打設担当になると一日中外にいて休憩も取りづらいので、トイレに行くタイミングがなかなか無いのがしんどいと思います。また特に躯体工事中は見に覚えのないアザがよく手足にできるので、私服だと隠しきれなくて困ることもあります。

②力や体格の差

20代女性

現場調査時や軽い作業の時に背が低く、届かないということや、体力的に力が足りないというシチュエーションがよくありました。それを困っていて男性社員の方に頼ると女を利用してこの仕事についていると言われることもあり困っていました。

③人と会う予定を立てづらい、休みでも電話が来る

30代女性

今はかなり改善されてきましたが土曜日も現場が稼働することも多く、人と会う予定を立てづらいことはあります。
また自分が休みで現場が稼働している時でも私の休みは関係なしに業務用の携帯にガンガン電話がかかってきます。(得意先から以外は絶対に出ませんが)
昔は作業員から色々言われる事もありましたが、スルーして持ちつ持たれつの気持ちで仕事をするのがいいと気がつきました。

④肌荒れ

20代女性

肌荒れを起こすことが多い環境がよくあったのでそれが嫌でした。現場にもよるかと思いますが衛生面的によくないことが多かったですが
男性社員に囲まれているとあまりその点で融通がきいたり時間が取れたりする環境ではなかったです。

⑤身なりを整えにくい

20代女性

どんなに気をつけても夏場は手の甲が日焼けするので、休日に半袖になると驚かれることもありました。普通のOLさんより外にいる時間が長い分日焼けしやすいし髪の毛も傷みやすいので、身なりに気をつかわないとあっという間に小汚くなります。

⑥ライフイベントでキャリアを継続しにくい

20代サブコン女性

デメリットはずっと続けていけるか不安になることです。理由は女性が妊娠したら、建設現場には入れませんし、時間外労働が多い職種なので、仕事と家事・育児を両立するのは難しいのではないかと思うからです。ずっと続けていくには周りの方の理解が必要だと思います。

女性施工管理が仕事を続ける理由ややりがい

施工管理の仕事内容

実際に現場で働く女性施工管理の方の意見にあるように、女性施工管理には苦労が多いです。

それでも施工管理として働く理由を伺いました。

①お客様へ価値ある提案をしたい

30代女性

はじめは営業をしていたのですが現場の事は見学や聞く程度でほとんどわかりませんでした。そんな状態でお客様のことを真面目に考えた提案ができるとは思えなくなり現場仕事に変えてほしいと上司に伝え、施工管理に移りました。

②学んだことを活かしたい

20代女性

もともと大学に入学した時は設計希望でした。
ただ勉強をしていくうちに設計にありがちなオシャレな建物への嫌悪感が芽生えてきて、ほぼ挫折に近い状態になりました。
就職活動の時期になり自分に何が出来るのか考えた時に、せっかく学んだ事を少しでも活かせるように一念発起して施工管理を選びました。

③女性ならではの強みとやりがいを感じている

20代女性

つらい仕事も多い分給料がよかったので最初はその理由だけでした。続けるうちに男性に負けたくないという意識も生まれました。また細かな部分での気付きなど、女性の強みを生かせる仕事でもあります。男性が多い環境だと、お客様に女性が必要とされる点も多く、やりがいを感じています。

④会社の方針で始めたが、現在は設計業務の役に立っている

20代女性

入社して私は設計職が希望でしたが、新人は全員、施工管理から始めるというのが会社の方針だったからです。2~3年ほど、施工管理職として建設現場で働きました。その後、設計業務などをしましたが、現場の知識は役に立ったと思います。

関連記事施工管理派遣の本当のメリットを解説!ゼネコン正社員と比較

女性施工管理のキャリアプラン

アンケートを取った結果、キャリアプランは人それぞれ。

目的を持って施工管理をされている方が多かったです。

①現場を知る営業へ

30代サブコン女性

施工管理をもう少し極めたらまた営業にもどり現場を知った上での提案ができる営業マンになることです。

②今の仕事を続ける

30代ゼネコン女性

福利厚生もきちんとしているし昔からずっと気にかけてくれる上司もいるので、今の会社で仕事を続けるつもりです。

③施工管理経験を活かせる業務に就きたい

20代リフォーム業女性

現在はほかの業種での事務をしていますが、経験を生かして現場へ出る方へのサポート業務や、お客様へのフォロー業務ができる仕事に就きたいと考えることがあります。

施工管理を目指す女性へのアドバイス

女性施工管理の方から、施工管理を目指す女性へアドバイスを頂きました。

ぜひ参考にしてください。

①理解してくれる仲間をつくること

30代サブコン女性

精神的にかなりタフでないとやれません。強い意志と目標を持ちましょう。そして大切なのが理解してくれる仲間をつくること。上司同僚先輩誰でも良いのでそうだんやアドバイス、助けてくれる人を作ることです。それは同時に自分も皆が困っている時はいつでも手を差し伸べることでもあります。人間関係と自分を大事にしてください。

②会社の規模は大きい方が良い

30代ゼネコン女性

私から言えることは建設業に限っては会社の規模は大きい方が良いと言うことです。
正直地場のゼネコンや個人経営の会社だと対応できることに限りがあると思います。
得るものも失うものも多い仕事ですが、女性が少ない分他人と比較されにくくていいと思います。

③躊躇せず自分の意見を言う事

20代サブコン女性

男性ばかりの職場で躊躇せず自分の意見を言う事。たまに愛嬌を使うなどして足し算引き算でうまくやっていくこと!

④今後女性の施工管理は増えると思います

20代サブコン女性

これから女性で施工管理をされる方はどんどん増えていくと思います。今はまだ少ないかもしれませんが、パイオニアになれると思います。安全に気を付けて頑張ってください。

未経験から女性が施工管理キャリアをスタートするのにおすすめの方法は?

アンケートを取った中では、皆さんそれぞれの意見があり、「コレ」といった方法はありませんでした。

ザックリまとめると、おすすめの優先順位は以下。

  1. 大手企業への就職を目指す
  2. 難しい場合は、派遣の施工管理から大手を目指す

30代ゼネコン女性

私がゼネコンに勤めていることもありますが、まずはゼネコンの正社員を目指すのがおすすめです。それもできるだけ規模の大きいゼネコンが良いです。理由は、福利厚生や労働環境が整っていることが多いから。転職エージェントを使うと入りやすいです。ただ、未経験から大手ゼネコンの正社員への転職は難しいこともあるので、派遣の施工管理で大手ゼネコンの現場に入るのもおすすめ方法のひとつです。

30代サブコン女性

未経験なら派遣の施工管理から始めても良いと思います。多くの会社、現場に配属されると自分の適性もわかってきます。好きな企業や、働きたいと思える現場が見つかったら、正社員採用の転職活動をするというステップが一番失敗がないと思います。

20代リフォーム業女性

大きい企業がおすすめです。私は比較的規模の小さい企業で施工管理をしましたが、会社のサポートはほぼなかったです。大手では人も多いしサポートもあるので、未経験からはじめるならなるべく大きい企業がおすすめです。

20代サブコン女性

私は正社員で入りましたが、派遣の施工管理が良いと思います。私が担当した現場でも女性の派遣監督さんがいましたが、正社員と比較して残業も少なく働きやすそうでした。

施工管理においては、未だに規模の大きい企業の方が雇用条件や労働環境が良いようです。

環境の良い職場で働くための方法として、最初に目指すのが大手企業、それが難しい場合は派遣で大手の現場に入る。という順序が無難なようです。

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女性でも未経験でも施工管理はできる!

この記事の内容を要約します。

まとめ

  • 施工管理に性別は関係ない
  • 働く前に心構えを知っておいた方が良い
  • 施工管理になる女性は急進している
  • 施工管理をやる上で大変な事もやりがいもある
  • 大変だけど頑張ってほしい気持ちはみんな一緒
  • 大手の現場に入ることがおすすめ

女性で未経験から施工管理をすることは可能です。

実際に施工管理をしている女性はどんどん増えています。

施工管理の魅力と大変さを理解して、アドバイスを胸にぜひ挑戦してみてください。

また、極端にきつい企業に入らないためにも、求人票の情報だけでなく企業の内情を良く知る転職エージェントから情報を入手するとよいでしょう。

転職エージェントの選び方に迷ったら診断ツールを活用してみてください。

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