転職完全ガイド

転職エージェントの内定後の失敗は要注意!流れとポイントを解説

転職エージェントから内定の連絡があった後は、どのように手続きが進みますか?

こんな疑問にお答えします。

本記事の内容

  • 内定後の流れ
  • 内定後の必要書類
  • 内定時の注意点
  • 内定時のよくある質問

「転職活動の流れは理解しているけど、内定後は手続きをどう進めるのかよくわかっていない」という人は意外と多いです。

しかし、内定後の手続きは内定先との書類確認や調整があり、転職活動の中でも特に重要な部分です。

内定後の失敗で後悔をすることもあるので、流れや注意点については事前に把握しておきましょう。

この記事を最後まで読めば、内定後もスムーズに手続きを進められるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。

こんな方におすすめ

  • 転職を検討している
  • 転職エージェントのサービス内容を理解したい

転職エージェントの内定連絡はどのように来る?

転職エージェントを通して内定が決まった後は、「メールや電話」にて通知が届きます

(目安:1週間程度)

メール・電話のどちらでも、スムーズな対応ができるよう準備をしておきましょう。

詳しくは、こちらの記事をご参照ください。

転職エージェントの内定連絡の届き方と注意点 >

転職エージェントの内定後の流れ

内定をもらったあとも、入社までには労働条件の確認や退職手続きなど、重要な手続きが多くあります

内定後の流れ、注意点をしっかりと押さえ、手続きをスムーズに進められるよう準備しましょう。

内定通知を受けたあとは、以下の流れで手続きを進めていきます。

  1. 内定通知書と労働条件通知書を確認
  2. 内定の承諾・辞退
  3. 退職手続き
  4. 雇用契約と入社手続き

※③・④は、同時進行となります。

内定通知書と労働条件通知書を確認 

内定が決まったあと、転職エージェントより送られてきた「内定通知書と労働条件通知書」の確認が最初の作業になります。

確認すべき項目・ポイントは、以下となります。

内定通知書

【確認項目:承諾期限、入社指定日】

  • いつまでに、承諾・辞退の決断が必要なのか?
  • 他社の選考結果を待っても、承諾期限に間に合うか?
  • 退職手続きの期間を考慮しても、入社指定日に間に合うか?

労働条件通知書

【確認項目:労働条件(雇用形態、給与、休日、勤務地、仕事内容)】

  •  希望条件と合っているか?

(求人票の内容から変更になっている場合、転職エージェントの担当者へ問合せましょう)

※内定通知書に、労働条件が記載されている場合もあります。

よこてん
重要な書類なので、しっかり確認しましょう。

内定の承諾・辞退

内定通知書・労働条件通知書の内容が確認できたら、内定の承諾または辞退の回答をします

どちらを選んだ場合でも、転職エージェントに回答連絡をします。

ここで重要になるのは、内定承諾の前に労働条件をしっかりと確認し、十分な検討をしてから回答をすることです。

内定を承諾した後で辞退することになれば、転職エージェント・内定を通知した企業に大変な迷惑を掛けてしまいます。

少しでも、不安や疑問に感じることがあれば、迷わず転職エージェントに相談しましょう。

退職手続き

内定の承諾を決めた段階で、在職中の場合は退職手続きを進めます

直属の上司に退職の意思を伝え、相談のうえで「退職届」を提出します。

退職することは伝えにくい内容ではありますが、転職する目的を整理し、辞める意思をしっかりと固めたうえで説明することが重要です

上司に理解・納得してもらえれば、その後の手続き(業務引継ぎ・退職日の日程調整など)をスムーズに進められる可能性が高くなります。

入社日を内定先と取り決めていない場合は、退職日を決めたらすぐに転職エージェントへ連絡し、内定先へ伝えてもらいましょう

転職先より入社日が指定されている場合は、入社日に間に合うよう手続きを進めていきます。

雇用契約と入社手続き

退職手続きと並行で進めていくのが、雇用契約と入社手続きになります

転職エージェントより、雇用契約に関する書類が送付されてきますので、内定時に届いた「内定通知書・労働条件通知書」と見比べます。

雇用契約書の内容に間違いがないか改めて確認ができたら、署名・捺印のうえで転職エージェントに書類を提出してください。

内定後の手続きで必要となる書類

内定後の手続きで必要になる書類は、大きく分けて以下2種類となります。

  • 在職中の会社を退職する時に、受取る書類
  • 転職先企業へ入社の際に、提出する書類

複数の書類が必要になり、準備に時間が掛かる物もあるため、どのような書類があるか、予めここでしっかりと把握しておくと安心できます。

在職中の会社を退職する際に受け取る書類

退職する会社より受取る書類は以下となります。

  1. 源泉徴収票
  2. 雇用保険被保険者証
  3. 年金手帳
  4. 離職票

②・③は、入社した段階で会社に預けている場合が多いです。

ご自身で管理していて見当たらない場合は、公共職業安定所(ハローワーク)または年金事務所にて再発行が必要になりますので、分かった時点で再発行の手続きを進めましょう。

入社の際に提出する書類

入社する会社には、以下3点の提出が必要です。

  1. 源泉徴収票
  2. 雇用保険被保険者証
  3. マイナンバーカード(又は個人番号がわかる住民票)の写し

また、その他にも企業によっては以下のような書類を求められることもあります。

  • 健康診断書
  • 入社契約書
  • 身元保証書
  • 住民票記載事項証明書
  • 免許や資格の証明書
  • 年金手帳
  • 離職票

必要な書類を漏れなく確認し、期限内に準備しましょう。

各書類の見本や手続き方法については、こちら↓

転職の必要書類って?タイミング別の書類一覧とチェックリスト【保存版】

転職エージェントの内定後のよくある失敗

ここでは、よくある転職エージェント経由での内定後の失敗事例を紹介します。

事例を確認し対処方法を把握することで、手続きがトラブル無く進められるよう参考にしてください。

内定の承諾までの期日が短く勢いで承諾

内定を焦って承諾してしまうのも良くある失敗です

「せっかく頂いた内定、考えは上手く整理できてないけど・・・、回答期日は迫っている・・・。」

この様な状況でも、焦って内定を承諾することだけは避けましょう。

内定承諾・辞退の項目でも説明しましたが、内定承諾のあと辞退することになれば、企業・転職エージェントに大変な迷惑をかけてしまいます。(マイナスの情報は、同業他社に拡がる可能性もあります。)

内定承諾には、責任のある決断が必要です。

「本当に自分が求めている内容と合致しているのか?」

「疑問や引っ掛かる点は無いか?」

冷静になって考えて、不安や疑問があれば、迷わず転職エージェントに相談しましょう。

労働条件通知書を確認せずに雇用契約

労働条件通知書を確認せずに雇用契約も結んでしまうのも、内定後の大きな失敗のひとつです

労働条件通知書を確認せずに雇用契約を結んでしまった場合、

「あれ⁉、思っていた内容と違う」「こんなはずじゃなかった」

などの状況になることもあります。

求人票記載の給与や休日と、実際の契約内容が異なることもあるからです

※求人票記載の金額はあくまでも見込み金額

入社してから後悔することのないよう、労働条件通知書(確定事項)は、各項目漏れなく確認しましょう。

退職の引き止めで入社日が遅れる

退職の引き止めにあい、入社日に間に合わない。退職日に支障がでる。という失敗もよくあります

在職中の会社に退職を申し出た際、様々な理由で引き止められるケースが考えられます。

あなたが辞めることで、上司は自分の評価が下がる懸念や、会社側は採用活動にかかる追加コストなど、基本的に辞めて欲しくないと考えるのが自然です。

そのため、希望通りに退職手続きを進めていくためには、「心構え」と「退職準備」が重要になります。

  • 心構え ⇒ 転職理由を明確にしておく。
  • 退職準備 ⇒ 引継ぎ準備を固めておく。(業務のリストアップ、引継ぎマニュアルなど)

円満退職するために、退職の意思を明確に示したうえで、具体的な日程や引継ぎ方法へと相談を進めていきましょう。

転職エージェント経由で内定が決まった際の注意点

転職エージェント経由で内定が決まったあとは、自分だけの判断で行動するとトラブルへ発展する原因になります。

安心して入社できるよう、注意点を確実におさえておくことが重要です。

企業と直接の連絡は避ける

転職エージェントを経由せず、企業に直接連絡するのは控えましょう

連絡の行き違いや企業への配慮が欠けた行動など、思わぬトラブルにつながる可能性が出てしまいます。

確認・質問事項などがあれば、今までの経緯をすべて把握しており、経験豊富な転職エージェントに対応してもらうことがベストです。

※企業側からのリクエストで「内定後は求職者と直接連絡を取りたい」などの申し入れがあるケースは、直接連絡をとりあっても問題ありません。

書面記載の労働条件は必ず確認する

書面に記載されている労働条件は必ず確認しましょう

労働条件が、求人募集の内容と異なることもあります。

正式な雇用契約を結んだ後に「聞いていた話と違う」と主張しても、変更が認められることは難しく、トラブルにつながります。

(書面で提示されている情報を確認していない、こちら側の責任を問われてしまいます。)

書面記載の労働条件(確定情報)は、漏れなく確認することが欠かせません。

もしも、労働条件の書面での通知が無い場合は、転職エージェントに相談しましょう。

期限を守り早めに手続きする

書類や手続きの期限は必ず守るようにしましょう

もし、間に合わない場合はすぐに転職エージェントに知らせることが重要です。

入社に必要な手続きや書類には、提出期限が設定されています。

必要な書類が手元に無い場合は、再発行などの手続きが必要になり、予想以上に時間がかかることもあるので注意が必要です

提出期限に十分な余裕がある場合でも、手続きは早めに処理していく方が安心です。

条件変更は転職エージェントに相談する

内定の「承諾前」であれば、条件を変更してもらえる可能性は残っています

労働条件通知書を確認して、「やっぱりこの条件は少し引っ掛かる・・・」など、モヤモヤした気持ちのまま入社すると後悔が残ってしまいます。

条件変更も内容によっては、企業側が受け入れてくれる可能性がある為、迷う点、解消したい点などあれば、遠慮なく転職エージェントに相談してみましょう。

(内定「承諾前」が、条件変更のラストチャンスと捉えてください。)

内定が決まった後のよくある質問

内定を獲得した多くの方が、疑問に感じる点をピックアップしました。

ここで疑問点を解消し、今後の手続きにお役立てください。

他社の選考結果が出てから回答したい場合は?

複数社の入社試験を受けた状況で、「全ての結果が出揃ってから決断したい」そんな場合は、返答期限を示したうえで、待ってほしい旨を転職エージェントに伝えます。

(返答期限を延ばしてくれるかどうかは、企業側の判断となります。)

また、返答期限を延ばすのは印象を悪くする可能性があるため、可能な限り他社の選考を早めてもらうことが望ましいです。

内定通知書が送られてこない場合は?

多くの企業では内定通知書の発行が基本なため、何らかの手違いや発行遅れの可能性が高いです。

1週間待っても届かなければ、転職エージェントに確認をとりましょう。

内定を辞退したい場合は?

理由を明確にしたうえで、転職エージェントに断りの連絡を入れます。

企業側は求職者を受け入れるために、必要書類の提出や環境整備など、ここまで準備やコストをかけています。

内定の辞退は伝えづらい気持ちもあるかと思いますが、最低限のマナーとして、早急の連絡が不可欠となります。

転職エージェントは併用するとメリットが大きい

転職活動は複数の転職エージェントを利用することで、より理想に近い仕事に出会う可能性が高まります

転職エージェント複数利用のメリット

よこてん
筆者は5社を併用して、一番良い条件の求人を紹介してくれたエージェントで転職しました。まずは2つの転職エージェントも試して比較してみると良いです

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まとめ

転職は、人生の重要なターニングポイントになります。

手続きの不手際や準備不足などが原因で失敗することになれば、非常に悔やまれます。

今回紹介しました内容を参考に、確認事項を漏れなく確認、やるべきことが決まったら早めの行動を起こすことが、ポイントになります。

覚悟を決めて踏み切った転職で、是非ともご自身の理想のキャリアを実現させてください。

この記事のライター

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よこてん

ライター

  • 転職3回(元職人・元ゼネコン所長)
  • 建設・不動産業界でキャリア14年目
  • 不動産ディベロッパー建築部門主任
  • 一級建築士・一級建築施工管理・宅建士ほか

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